伝説は、終わらない。

21111001

2021/11/16付の週間シングルランキングが発表され、マクロスFが12年ぶりに週間1位を獲得した。

【シングル】前代未聞の大復活!マクロスF12年ぶりの頂点!



これが、『マクロスF』という頂点に立った作品の真髄だ。シングルランキングでは、シェリル・ノーム&ランカ・リーの「時の迷宮」が3.1万枚を売り上げ週間1位を獲得した。『マクロスF』のシングルが週間1位を獲得するのは、2009年の「pink monsoon」以来、なんと12年ぶりの大快挙となった。

後輩の『マクロスΔ』から誕生したワルキューレの活躍に、先輩たちも黙っていなかった。今回の売り上げは、10月に月間1位のヒットとなったワルキューレに触発されたのは言うまでもないだろう。奇しくも、今回の主題歌は『マクロスΔ』映画と併映されている短編であり、『マクロスΔ』を見に行ったファンは全員見ている。『マクロス』シリーズファンが、本気を出した結果なのだろう。

2位以下にトリプルスコア!圧倒的な配信の力がきらめく!

マクロスのデイリー推移予測・前作比較

ワルキュ 1.0万枚 2.0万枚 2.2万枚 2.6万枚 2.8万枚 3.0万枚 3.2万枚
シェリル 1.5万枚 2.1万枚 2.2万枚 2.3万枚 2.4万枚 2.4万枚 3.1万枚

序盤こそ全く敵なしの圧倒的な推移を見せていたが、CDでは3日目以降全く粘れずCD初動は2万枚弱と、初日の売上からは信じられない推移となっていた。だが、そこで終わらないのが『マクロスF』という作品だ。週間で加算されたデジタル成分はなんと0.7万枚に相当するとてつもない物であり、粘れなかったCDの不調を一瞬でかき消し、初動3万に届いたのである。

もともとマクロスは配信が強い作品だ。CDではなく配信を選択したファンがこれだけもいたことがわかる。CDだけでも2位以下にダブルスコアを付ける圧勝とはいえ、推移的には決して褒められたものではない。それでも、配信でそれをすべてカバーでき結果的にトリプルスコアという文句なしの圧勝となった。それこそが、『マクロスF』が12年たっても週間1位を掴めた理由なのだ。

【アルバム】これがバンドリの底力!掴んだ2作ぶり週間1位!

21111011

アルバムランキングでは、『ガールズバンドパーティ! カバーコレクション Vol.6』が1.1万枚を売り上げ、2作ぶりの週間1位に返り咲いた。前作『Vol.5』は絶望的な週に放り込まれ、デイリー1位すら取れなかった。そこから半年、見事に頂点の座を取り戻したのである。

ここ1年は『プロセカ』の台頭で、ボカロカバーが強みだったガルパは一気に売り上げを落とし、それが最近のCDにも厳しい形で表れてしまっている。勢いが止まらない『プロセカ』に対抗する答えは、アニソンカバーを増やすこと。ボカロでは本家本元に勝てない、ならアニソンで勝負しよう。今回の収録曲はボカロ曲の割合が大幅に減り、差別化を図ったことで週間1位へつながったのだ。

【DLシングル】LiSA王座奪還!最高の形で合算1位に道を繋ぐ!

21111701

デジタルアルバムランキングでは、LiSAの「明け星」が1.6万DLを売り上げ、2週ぶりの週間1位に返り咲いた。それどころか、オリコンも制し「紅蓮華」以来のオリコン週間1位返り咲きも果たした。超強力なライバルに太刀打ちできず、アニメ1位すら取られてしまった先週のリベンジを見事に成し遂げたのだ。

その想いは数字にも表れていた。先週は1.3万DLであり、なんと4週目にして売り上げが回復したのである。CD発売も近づく中で、ここにきて売り上げを戻すのは常人では難しい。大逆転年間1位へ向け、来週は絶対に来週合算1位を今度こそ掴む。そんな決意を見せた1位となった。

【今週のラブライブ!】合同シングルが今年CD最高売り上げに!

21110301

今年最高初動となったAqours・虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会・Liella!の「LIVE with a smile!」。2週目も0.7万枚と高い売り上げを維持し、累計でも今年度ラブライブCD年間1位に浮上した。

チケット応募は今週で終了。よって、来週以降はチケット目当ての購入はゼロとなり一気にペースが落ちることは確実だ。累計5万枚まであと800枚だが、年間ランキングでは残り4週とあまり時間は残されていない。既にキャラ名義年間1位獲得は絶望的だが、最後まで意地を見せれるだろうか。

来週の注目新譜はLiSA!

21111701

2021/11/23付のシングルランキングで首位を狙うのは、LiSAの「明け星/白銀」だ。ついにやってきた今年最大の注目週。配信ではオリコン週間1位を連発しながら、合算では週間1位を取れなかった。CD発売という最大の援軍で、今度こそ合算1位は確実だろう。問題は枚数。「炎」の異次元の初動には届く可能性はないが、今の実力でどこまで出せるか。明日のデイリーを見逃すことはできない。

関連記事