惜別の売り上げ!

2021/11/30付の週間シングルランキングが発表され、ナナニジが5作連続で週間1位を獲得した。
目次
【シングル】最強の秋元イズム!ナナニジが週間制覇!
これが、10年間にわたってオリコン年間1位を獲得し続けた秋元康のノウハウがなせる業だ。シングルランキングでは、22/7の「覚醒」が6.0万枚を売り上げ週間1位を獲得した。これでナナニジの週間1位は5作連続。今年リリースされたCDは全て初動5万越えとけた違いの売り上げを見せつけた。
初のキャラ名義年間1位を手中に収めたナナニジ。しかしながら、これまで活躍を支えてきたメンバーがこのシングルを最後に去っていくことになる。既にメンバーオーディションが決まっているため、まだまだ活動は続いていくが、現体制ではこれがラストシングル。その惜別の想いが、今回の売り上げにつながったのだ。
メンバー卒業で売り上げ減も、キャラ名義で勝てるものはなし!
22/7のデイリー推移予測・前作比較
| ||||||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
僕 | 6.4万枚 | 6.9万枚 | 7.1万枚 | 7.2万枚 | 7.2万枚 | 7.3万枚 | 7.3万枚 | 7.4万枚 |
覚醒 | 4.8万枚 | 5.1万枚 | 5.6万枚 | 5.7万枚 | 5.8万枚 | 5.9万枚 | 5.9万枚 | 6.0万枚 |
ただ、短期間で半分近いメンバーが去るという異常事態は決して無視できることではなく、売り上げは前作から1万以上のダウンとなってしまった。秋元康がプロデュースするアイドルの売り上げは、メンバーが多ければ多いほど売り上げが伸びるシステムとなっており、単純に頭数が減るのはかなりの痛手となってしまった形だ。
売上こそ下がったものの、それでもキャラ名義としてナナニジに勝てるものは存在しない。シングルアルバム同時にキャラ名義年間1位獲得は決定的であり、その地位はまさに最強だ。今はメンバーが減っていても、いずれは新たなメンバーを加える予定のナナニジは、いつしか10万越えを連発する圧倒的な売上となっていくのかもしれない。
【アルバム】大混戦ゲーム対決を制したのは月姫!

アルバムランキングでは、『月姫 -A piece of blue glass moon- Original Soundtrack』が0.8万枚を売り上げ、2作連続の週間1位を獲得した。大ヒットとなったReoNa主題歌アルバムに続き、サントラも驚異的な大ヒット。『TYPE-MOON』の二大看板コンテンツの双璧の圧倒的な人気は、いまだに健在なのだ。
今週は上位にランクインする楽曲のほとんどがゲームに関連したCDとなっており、ゲーム対決となった今週。特に『アイドルマスター ミリオンライブ!』とは激しい首位争いを演じた。要所要所で首位を確保できた月姫が勝利の要因となったのだろう。。
【DLシングル】LiSA2年連続レコ大へ!2週連続ワンツー!

デジタルアルバムランキングでは、LiSAの「白銀」が1.7万DL、「明け星」が1.5万DLを売り上げ、2週連続で週間1・2位を独占した。今週ついに『無限列車編』が最終回を迎え、LiSAとしては最後の『鬼滅の刃』で主題歌が流れた週。見事に有終の美を飾った。
テレビアニメ主題歌としての役目は追えたが、まだまだLiSAにはこの曲関連の仕事がたくさん残っている。FNS歌謡祭、紅白歌合戦、そしてレコード大賞と12月もLiSAは引っ張りだこだ。昨年の「炎」に続いて、2年連続のレコード大賞獲得となるか。大みそかまでノンストップの激動の12月が、明日からスタートする。
【今週のラブライブ!】今年最後のCDが最高の結果を残す!

ラブライブのデイリー推移予測・前作比較
| ||||||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
smile | 発売前 | 2.2万枚 | 2.9万枚 | 3.1万枚 | 3.5万枚 | 3.9万枚 | 4.2万枚 | 4.2万枚 |
not | 1.3万枚 | 1.9万枚 | 2.4万枚 | 2.9万枚 | 3.1万枚 | 3.4万枚 | 3.5万枚 | 3.7万枚 |
シリーズ始まって以来最も激しい激動のリリースラッシュとなった今年のラブライブ。その最後を飾るCDとなったのが、Aqours/虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会/Liella!の「not ALONE not HITORI/ミラクル STAY TUNE!/Shooting Voice!!」だった。ナナニジに敗れたものの、週間2位としては今年最高となる3.7万枚を売り上げ、その人気を証明した。
これで、一足先にラブライブは今年全てのCDリリースを終了。次のCDリリースは年明け一発目の元旦にリリースされる黒澤ダイヤのアルバムであり、1か月間ひとまずの隙間期間に入る。だが、その間にもアニメBD等のリリースは残されており、決してリリースがおそろかになるわけではないのだ。
まもなく発表される年間ランキングでは、シリーズ3作品合計でかなりの売上となることが確実視されている。年間シリーズトータルセールスで果たしてどれだけの売り上げを残せただろうか。
来週の注目新譜はKing Gnu!

2021/12/06付のシングルランキングで首位を狙うのは、King Gnuの「BOY」だ。既に配信では4万DLを売り上げている久々のアニタイが、シングル初の週間1位を狙う。先行配信ではLiSAに阻まれデイリー1位すら届かず悔しい思いをしただけに、CDで借りを返せるかに注目だ。