唯一無冠の上半期CD、ついに制す!

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2022年度の上半期アニソンCDシングルランキングが発表され、Aimerが初の上半期1位の座に輝いた。配信・合算ランキングではもはや敵なしの『鬼滅の刃』が、初めてCD上半期ランキングを制覇した。

Aimer、自身初の上半期CD制覇!



2022年度の上半期アニソンCDシングルランキングが発表され、Aimerの「残響散歌/朝が来る」が9.8万枚を売り上げ、初の上半期1位の座をつかんだ。あとわずかで10万枚に届くかというところまで売り上げを伸ばし、文句なしのアニソンの頂点となったのだ。

これまでのAimerのCDシングル上半期ランキングでの最高順位は2019年度の「I beg you/花びらたちのマーチ/Sailing」で記録した4位。これまで一度もTOP3入りしたことがなかったAimerが、『鬼滅の刃』という最強のタイアップを引っ提げ初の頂点に立った。

『鬼滅』が唯一取れなかった上半期CD1位の称号を手中に!

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その圧倒的人気で、これまでありとあらゆる上半期・年間ランキングの1位を獲得し続けてきた『鬼滅の刃』。だが、その鬼滅が、唯一CD上半期ランキングだけは1位になったことがなかったのだ。これは、『鬼滅の刃』のヒットの主戦場は配信であり、CDでは上半期1位を掴む売り上げに達していなかったのである。

また、2019年度、2020年度では『鬼滅の刃』のヒットはほぼ下半期がピークとなっており、上半期の段階ではまだヒットの途上段階であった。事実、年間ではCDシングルランキングでも年間1位を獲得しており、他のライバルとの兼ね合いやタイミングが合わなかっただけなのだろう。

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しかし、今年はそのピークが上半期ランキングの範囲にきた。アニメ2期『遊郭編』が冬の放送になったからだ。Aimerは初の鬼滅タイアップではあるが、過去にFateタイアップで配信・合算の上半期1位を経験した実力者だ。そのため、上半期からしっかりと売り切ることができ、初の上半期制覇につながったのだ。

史上初の上半期チャート完全制覇が確実に!

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初めて上半期CDシングルランキングを制したことで、史上初の快挙が現実のものとなりそうだ。この後発表される上半期デジタルシングルランキングでは、アニソンはおろかLiSAですがわずか数千差で逃した史上初のオリコン上半期1位獲得がすでに当確と言われている。当然、合算でも上半期1位は確実だろう。

過去にCD・配信の両方で上半期1位になったのは星野源がいるが、当時はまだ合算ランキングが存在せず2冠に留まっていた。史上初の上半期3冠を、Aimerが頂冠する日は、もう間もなくだ。

【キャラ名義部門】これぞAqours!3年ぶりの上半期1位奪還!

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コロナにより苦汁を飲まされて続けてきたAqoursが、ついに栄光の頂点へと返り咲いた。キャラ名義部門では、Aqoursの「なんどだって約束!」が6.6万枚を売り上げ、3年ぶりの上半期1位を獲得した。

デビューから6年たっても、ラブライブシリーズをけん引するAqours。上半期1位獲得は、2018年度・2019年度に次ぐ3回目の獲得となった。これでラブライブとしては、偉大なる先輩であるμ’sが記録した2014年度・2016年度・2020年度の3回と並ぶタイ記録となった。

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昨年のAqoursは、それまで経験したことがない大不振に襲われた。コロナショックによりラブライブシリーズではAqoursだけが運悪くライブ中止に追い込まれる事態が連続し、ファンの士気は大きくダウン。その結果、5周年を記念するテーマソングとしてリリースされた「smile smile ship Start!」はまさかの2万枚程度の売り上げに終わり、上半期期間にリリースがなかった2020年度を除けば、自己ワーストの16位に沈んでしまったのだ。

下半期はもそのダメージは回復せず、後輩の虹ヶ咲・Liella!が軽々と年間TOP50入りをする中、初の年間TOP50落ちを経験。ラブライブシリーズが総集結したシリーズテーマ曲が、なんとか年間TOP50に飛び込むという、それまでの結果を見ると信じられないような屈辱的1年であった。ラブライブはLiella!や虹ヶ咲といった次世代へと世代交代したと、考えがよぎるファンも少なくなかった。

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しかし、コロナショックによりファンとキャストが夢見た『再び東京ドームに立つ』という想いが、その諦めにも似た腑抜けた考えを一瞬にして吹き飛ばした。一度コロナに潰された東京ドームライブが再び現実のものとなり、その結果がこの売り上げとして現れたのだ。

もちろん、チケット当選を目当てとした複数購入が大多数を占めるのは間違いないだろう。だが、同じようにライブチケットがついていた虹ヶ咲・Liella!、そしてカウントダウンライブですら最高でも4~5万枚程度に収まっており、6万まで伸びた今回のライブに賭ける想いは別格である。聖地『東京ドーム』が、Aqoursを再び表舞台へも引き戻したのだ。

【声優部門】ついに万超えゼロも・・・内田雄馬が初の頂点に!

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昨年も、愛美だけの万越えに留まり深刻な売り上げ低下に見舞われていた声優界。その悪循環は今年も歯止めがかかることはなく、ついに万越えした声優はゼロに。声優上半期1位ですら、4ケタという目も当てられない惨状となってしまった。

そんな壊滅状態の声優ランキングを制したのは、内田雄馬だった。内田雄馬の「Good mood」が0.9万枚を売り上げ、初の声優上半期1位を獲得。2018年のデビューから早4年、安定した人気を保ち続けた事が、初の快挙につながった。

2022年度アニソン上半期CDシングルTOP10一覧!

タイトル アーティスト 上半期売上
1 残響散歌/朝が来る Aimer 9.8万枚
2 一途/逆夢 King Gnu 8.5万枚
3 なんどだって約束! Aqours 6.6万枚
4 Special Force AXXX1S 3.9万枚
5 夢が僕らの太陽さ 虹ヶ咲学園スクール
アイドル同好会
3.7万枚
6 限りなく灰色へ/アイディスマイル 25時、ナイトコードで。 3.6万枚
7 Colorful Dreams! Colorful Smiles! 虹ヶ咲学園スクール
アイドル同好会
3.6万枚
8 マジLOVEスターリッシュツアーズ ST☆RISH 3.4万枚
9 だって今日まで恋煩い BMK 3.4万枚
10 Aisle,be with you
/ムーンライトディスコ/Noir Neige
Ring.A.Bell
/月都スペクタクル
/La Mort
2.2万枚


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