Aqours紅白


今年もあと3ヶ月…いよいよあの時期がやってきます。

第70回 NHK紅歌合戦 アニメ枠予想

紅白の出場者は、様々な要素で決まります。
ここでは、以下の基準で予想していきたいと思います。
表記概要説明NHK公式の基準
Sp売り上げCD・配信・BD/DVDなどがどれだけ売れたか今年の活躍
Lpライブ活動大規模なライブを開催し成功させたか今年の活躍
Mpメディア出演テレビ番組などでどれだけ出演・特集されたか世論の支持
TpトレンドSNSなどで話題になったか・カラオケなどの人気世論の支持
NpNHK貢献NHKの番組に出演・主題歌提供などをしたか番組の企画・演出


今回は、私の予想の中でも特に出場の可能性を感じている5組を紹介する。



【メーカー特典あり】 『ラブライブ! サンシャイン!!』 Aqours 4th Single「未体験HORIZON」(BD付) (CYaRon!描き下ろし! ミニスタンディー!!全3種のうちランダム1種付)
 Aqours (2018年企画枠で出場)
Tolal 8.9  A+ 
Sp 9.0  S  「僕らの走ってきた道は」オリコン1位獲得
Lp 9.5  S  ◆メットライフドーム公演成功
Mp 8.0  A  ◆TBS『CDTV年越しSP』『音楽の日』出演
Tp 9.5  S  トレンド上位独占
Np 8.5 A+ ◆NHK『Aqours東京ドームへの道』大反響


女性声優・女性キャラ名義では文句なしのトップクラス
NHKスタッフもお気に入りで最も紅白に近いグループか

『ラブライブ!サンシャイン!!』から誕生したグループとしてアニソン界では既にトップクラスの人気に。昨年の第69回紅白歌合戦で「ジャパンカルチャー」特集で出演を果たしており、その後放送されたNHKのドキュメンタリー『Aqours 東京ドームへの道』が大反響を呼んだ。NHKが今年放送スタートしたアニソン番組「アニソン!プレミアム」でも特別扱いとなっている。

紅白直後のシングル「僕らの走ってきた道は…」で初のオリコン週間1位を獲得。3rd・4thライブのBDもBD部門でオリコン週間1位を獲得した。今年リリースされたCD4枚は全て、オリコンランキングデイリー1位を獲得。売り上げに関してはまさにトップクラスであり、極めて安定しているといえるだろう。

2年連続出場&正規枠昇格のハードル、ライブ活動の減少がネックか

しかしながら、高らかに確定というにはまだ早い点も。昨年は東京ドームという一つの到達点に達したことが紅白の遠因になったのは間違いないだろう。しかし、今年の大規模ライブはメットライフドームのライブのみであり、ライブ動員はドーム公演×4だった前年から減ってしまっている。

さらに、アニメ枠で複数年の連続出場を果たしているのは過去に大橋のぞみ(ポニョ)、キングクリームソーダ(妖怪ウォッチ)、水樹奈々しかいない。さらに大橋、キンクリは企画枠であり、正式な意味で連続となったのは水樹だけである。

さらに昨年のAqoursは企画枠であり正規枠での出場ではない。昨年の活躍でも正規枠でないため、ハードルは高いのではないだろうか。



とはいえ、昨年の紅白の評判は非常に高かった。沼津全体で祝福ムードになったし、その後のオリコン1位獲得や、5月のラブライブ!フェス発表の異例の記者会見など、世間が見る目は去年とは大きく変わっている。NHKは積極的にAqoursの活動を追っており、現状では一番、出場の可能性が高いのはないかと予想している。




紅蓮華(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)
 LiSA (初出場)
Tolal 8.0  A 
Sp 9.5  S  「紅蓮華」オリコン1位獲得・20万DL突破
Lp 7.5  B  ◆横浜アリーナ公演成功
Mp 8.0  A  ◆TBS『CDTV年越しSP』『音楽の日』出演
Tp 8.5 A+ ◆トレンド上位独占
Np 6.5  C  ◆NHK『アニソン!プレミアム』出演


配信では無敵の強さを誇る女性ソロ歌手絶対女王
長年続いた女性ソロ枠が空き今年大チャンスか

4月にリリースされた『鬼滅の刃』主題歌「紅蓮華」が大ヒット。平成最後の1位、令和最初の1位を達成した唯一の作品となった。その後もロングヒットとなり、自身初の20万DL越えと、今年の女性ソロとしてはナンバーワンの配信売上となっている。

昨年の第69回紅白歌合戦まで女性ソロ枠として不動の地位にいた西野カナが今年活動休止。その枠が空くこととなり、同じソニー所属であるLiSAがその後釜になる可能性は決して低くないはずだ。

昨年はオリコン1位ヒット・NHK出演でも出場できずハードルは高いか

しかし、実は昨年も初出場筆頭候補だったにもかかわらず、出場できなかったことがネック。

昨年も『ソード・アート・オンライン』主題歌「ADAMAS」がヒットし、NHK『シブヤノオト』『うたコン』に出演していた。売り上げ、NHK貢献共に出場間違いなしの水準だった。Aqoursを予想リストに入れてすらなかったシブい予想屋も、LiSAだけは出場濃厚予想していたほどだ。しかし、結局は落選に終わっている。

とはいえ、ヒットから1年遅れでの初出場例は過去にも多数ある。その法則にしたがえば、今年こそは紅白出場を果たすのではないだろか。






tenki
 RADWIMPS (2016年出場)
Tolal 8.8  A+ 
Sp 9.5  S  「天気の子」4週連続オリコン1・2位獲得
Lp 8.0  A  ◆アリーナツアー成功
Mp 9.0  S  ◆テレ朝『ミュージックステーション』出演
Tp 9.5  S  ◆トレンド上位独占
Np 8.0  A  ◆NHK『今日は一日RADWIMPS三昧』放送


もはや説明不要の新・国民的アニメ"新海作品"
『君の名は。』ブームで終わらず今年も大ヒット

7月にリリースされた『天気の子』関連作品が大ヒット。配信ランキングでは前作「前前前世」と肩を並べる4週連続オリコン週間1・2位独占を達成した。売り上げこそ『君の名は。』には及ばないが、あまりにも十分すぎるといっていいだろう。

前回の第66回紅白歌合戦でも、『君の名は。』の特大ヒットをきっかけに初の紅白出演を果たした。その前例もあるため、NHKサイドも打診しやすく、RADサイドも快く出辱を快諾してくれるはずだ。

バンド枠強豪ぞろいにより枠争いに懸念

とはいえ、RADも順調というわけではない。今年はOfficial髭男dism、King Gnu、スピッツなど男性バンドの紅白初出場候補が目白押し。RADもNHKの貢献はしっかりしているが、元からテレビ出演がかなり少ない。紅白常連のSEKAI NO OWARIの落選すら噂されるほど、バンド枠争いはかなり激しいものとなりそうだ。




The Champion
 ヒプノシスマイク (初出場)
Tolal 6.0  C 
Sp 9.5  S  1stアルバムが18万枚の大ヒット
Lp 9.0  S  ◆大阪ライブ成功、来年ドームライブ決定
Mp 3.0  E  ◆TBS『CDTV』で令和イチオシに認定
Tp 8.5 A+ ◆トレンド上位独占
Np 0.0  E  ◆9月時点では出演予定なし


新時代・令和を象徴する「ラップバトルブーム」
信じられない新記録連発するトップクラスの作品に

2018年に女性ファンを中心に大ブームを起こした『ヒプノシスマイク』。4月にリリースされた1stアルバムは、初動だけで18万枚を売り上げるという声優・キャラ名義としては異次元の売り上げを記録。昨年はオリコン1位も獲得しており、売り上げ面ではAqours、LiSAをもしのぐほどの人気といえるだろう。

来年にはラップとしては異例のメットライフドームでのライブが決定。現実のラップ界とのコラボ曲が作られるなど、その影響力はかなりのものだ。

NHKへの貢献が皆無なのがあまりにも痛い

とはいえ、ただ売れているだけで出場が決まるほど紅白は甘くない。NHKへの貢献が全くないのだ。過去に貢献なしで紅白出場を果たしたのは進撃の巨人で大ヒットを記録したLinked Horizonのみ。その進撃も紅白出場後にNHKアニメとして定着するなど、やはりNHKへの貢献は必須事項といえるだろう。

そのため、現時点では出場可能性は低いといわざるを得ない。とはいえ、本選考までの間にNHKの番組への出演が決まれば状況は一変する。売り上げは文句なしなだけに、あとはこの問題さえクリアすれば出場は近いかもしれない。




「BanG Dream! FILM LIVE」劇中歌コレクション
 Roselia (初出場)
Tolal 6.7  C 
Sp 7.0  B  ◆「FIRE BIRD」などがヒット
Lp 6.5  C  ◆武道館・富士急ライブ成功
Mp 5.0  D  ◆Eテレ『沼にハマってきいてみた』出演
Tp 8.0  A  ◆トレンド上位独占
Np 7.0  B  ◆Eテレ『沼にハマってきいてみた』出演


新バンドブームのトップに立つ存在
メンバー交代を乗り越えトップクラスの人気に

『バンドリ!』に登場するガールズバンドの中でもダントツの人気を誇るRoselia。今年リリースされたシングル3枚はすべて合算シングルランキングで5万枚を超えるヒット。ライブ動員こそトップクラスには及ばないが、ライブを次々成功させ着々とファンを増やしている。

2月にはEテレ『沼にハマってきいてみた』にも出演し、NHKへの貢献も最低限のラインはクリアしている。

とはいえ出場にはもう一押し足りないか

売れているとはいえ、やはりトップクラスのAqoursやLiSAと比べると一歩後ろにいるという印象。ファンも学生ファンが大多数であり、まだまだ大衆に人気が出ているとは言えない。現状では出場可能性はまだ低いが、このまま付き進めはいずれはチャンスも来るだろう。


USQ_3279_fixw_730_hq





















以上が私イチオシの5組である。とはいえ、まだまだ候補はたくさんいる。
はたして、誰が出場するのだろうか。出場争いはまだまだ始まったばかり。次回の更新をお楽しみに。