期待と不安、『4thシングル』ついに明日フラゲ日――
いよいよ明日、2019年最大の注目作である、Aqoursの4thシングル「未体験HORIZON」のフラゲ日を迎える。Aqoursにとっては久々の「チケットなし」「特殊リリース条件なし」のシングルであり、その売り上げは未知数だ。はたして、どれぐらいの売り上げを出すのだろうか・・・。
目次
「Aqours」にとっては久々のナンバリングシングル
Aqoursは、これまで20枚のシングルをリリースし、うちアニメランキング週間1位獲得18回、オリコン週間トップ5入り20回と、他の追従を許さない圧倒的すぎる実力を誇っている。
しかし、ここ最近リリースされたシングルは全てチケット応募券付CDか、Aqours CLUB入会シリアル付CDなど、特殊条件のものばかり。特にチケット応募券付CDはチケット目当ての複数購入により大きく枚数が増加し、本来の実力とは大きくかけ離れた数字だ。今年の1月にオリコン1位を獲得した「僕らの走ってきた道は…/Next SPARKLING!!」も、このチケットによる売り上げアップが大きく貢献したからこそ取れたのだ。
このような売上施策は、CDが売れない現代の日本音楽界において当たり前の企業努力であり、商法を批判することはお門違いだ。Aqoursの場合、売り上げ施策のないCDは、2018年の「WATER BLUE NEW WORLD/WONDERFUL STORIES」以来、実に1年半ぶりとなる。
とはいえ、前回のナンバリング「HAPPY PARTY TRAIN」は、過去2作のナンバリングシングルには付属していたイベントチケット応募券をなくしながら、当時の最高初動である5.5万枚という驚異の売り上げをたたき出した。現代のアニソン界において、施策なしでこれだけの売り上げを出すのは極めて稀であり、Aqoursの持つ実力の高さを物語っている。
これまでのAqours初動売上
タイトル | 売り上げ施策 | 初動売上 | |
---|---|---|---|
1st | 君のこころは輝いてるかい? | 発売記念ライブ応募券 | 4.7万枚 |
2nd | 恋になりたいAQUARIUM | 限定イベント応募券 | 4.7万枚 |
アニメ | 青空Jumping Heart | - | 4.8万枚 |
アニメ | 決めたよHand in Hand /ダイスキだったらダイジョウブ! |
- | 3.5万枚 |
アニメ | ユメ語るよりユメ歌おう | - | 4.0万枚 |
アニメ | 夢で夜空を照らしたい /未熟DREAMER |
- | 3.7万枚 |
アニメ | 想いよひとつになれ /MIRAI TICKET |
- | 3.6万枚 |
ゲーム | ジングルベルがとまらない | 限定イベント応募券 | 4.4万枚 |
3rd | HAPPY PARTY TRAIN | - | 5.5万枚 |
FC | Landing action Yeah!! | FC入会シリアル | 3.1万枚 |
その他 | SUMMER VACATION | - | 2.6万枚 |
アニメ | 未来の僕らは知ってるよ | スタンプ会 | 6.5万枚 |
アニメ | 勇気はどこに?君の胸に! | - | 3.7万枚 |
アニメ | MY舞☆TONIGHT /MIRACLE WAVE |
- | 3.5万枚 |
アニメ | WATER BLUE NEW WORLD /WONDERFUL STORIES |
- | 3.3万枚 |
FC | ホップ・ステップ・ワーイ! | FC入会シリアル | 2.7万枚 |
その他 | Thank you, FRIENDS!! | 4thライブチケット | 9.9万枚 |
映画 | 僕らの走ってきた道は… /Next SPARKLING!! |
5thライブチケット | 7.4万枚 |
映画 | 逃走迷走メビウスループ /Hop? Stop? Nonstop! |
8.0万枚 | |
FC | Jump up HIGH!! | FC入会シリアル | 2.5万枚 |
ぶっちゃけ、4thシングルの売り上げは?
CDが売れないご時世、CD売上はダウンか
先ほども述べたように、CDは年々売れなくなってきており、現在、売り上げ施策なしのCDの売り上げは極めて低くなっている。さらに、Aqoursの場合、前作のナンバリングシングルは、大盛り上がりとなった1stライブの直後という事情も。ファンの熱意は大きく差がついており、前作のような勢いの再現は厳しそうだ。
もちろん、Aqoursファンとして前回を超えるほどの勢いで売れてほしいのが本音である。しかし、現実的に考えると、前作5.5万枚と同等・もしくは上回る可能性は、限りなくゼロと言っていいだろう。
逆転のカギは「配信売り上げ」と「スクスタ」
しかし、救いの目はある。当時はなかった配信ランキングの存在だ。2017年当時は配信ランキングは存在せず、配信売上は闇に葬られていた。前作「HAPPY PARTY TRAIN」は、上記のようにiTunesでも上位につけ、配信でもかなりの売り上げを記録していた。そのため、この売り上げが加算される現在のランキングなら、減少分をカバーできる可能性があるのだ。もちろん、加算比率40%により減らされるデメリットはあるが、集計ルールにより収録3曲全ての配信売り上げが集約されることを考えると、決してバカにできる量ではない。
さらに、発売日の翌日には「スクスタ」もリリースされる。スクスタをプレイした新規ファンが、配信を買う流れができれば、チャート動向は一気に好転する可能性もある。
まとめ:当サイトの予想する売上
以上のことを踏まえ、当サイトはいずれのような推移を予想した。もちろん、状況によっては大きく変動も考えられる。はたして、どのような結末が待っているのだろうか。Aqoursのデイリー推移予測・前作比較
HPT | 未体験 |
HAPPY PARTY TRAIN
未体験HORIZON
|
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---|---|---|---|
1 | 2.4万枚 | 1.8万枚 |
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2 | 3.5万枚 | 3.3万枚 |
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3 | 4.2万枚 | 4.1万枚 |
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4 | 4.5万枚 | 4.5万枚 |
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5 | 5.0万枚 | 4.9万枚 |
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6 | 5.2万枚 | 5.2万枚 |
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週 | 5.5万枚 | 5.4万枚 |
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