令和のキャラソンを担う二大王者、Aqoursとヒプマイ明日フラゲ日――

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いよいよ明日、令和のキャラソン界を引っ張る二大王者、Aqoursの「KOKORO Magic “A to Z”」、ヒプノシスマイクの新ディビジョン・どついたれ本舗の「あゝオオサカdreamin'night」のフラゲ日を迎える。どちらも現在のアニソン界にはもはや欠かせない存在。はたして、どれぐらいの売り上げを出すのだろうか・・・。

「Aqours」にとっては久々のゲームシングル


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最新シングルでも4万枚を超えたばかりのAqoursだが、早くもゲームシングルがリリースされることになった。Aqoursにとってのゲームタイアップは、2016年11月の「ジングルベルがとまらない」以来、3年ぶりとなる。

鬼門のゲータイで結果を出せるかが課題!


しかし、売り上げに関しては不安要素が多い。なぜなら、『ゲームシングルは売れない』法則が存在するためだ。

アニメタイアップシングルは、多くの人の目に触れるため非常に大きなタイアップ効果をもたらすことができるが、ゲームタイアップになるとゲームを買ってプレイしなければ聞く機会はない。単純に曲に触れるケースが大きく限られることになるためゲータイはアニタイと比べると基本的に低いのが現状である。

msss

その鬼門ゲータイは、偉大なる先輩であるμ'sも苦しめられた。アニメ2期で完全に大ブレイクし、初動4~5万レベルの売り上げを連発していたμ'sだったが、その流れで発売されたゲームタイアップシングル「Shangri-La Shower」は、まさかの初動2.8万枚と低迷。あれだけ大ヒットしていたμ'sでさえ、アニメタイアップから半減してしまうのがゲームタイアップなのだ。

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とはいえ、今回のタイアップとなる『スクスタ』は、ファンからの評判は悪くなく、ゲーム自体も無料でプレイできるため多くのファンの目に触れている。ゲータイであっても、無料でプレイできるスマホアプリのゲームは、注目度が非常に高ければアニタイ以上の効果を発揮するケースもある。そのため、単純に前作から半減して初動2万!と単純なわけではないのだ。

これまでのAqoursのゲームタイアップ初動売上

タイトル売り上げ施策初動売上
ゲーム ジングルベルがとまらない 限定イベント応募券 4.4万枚

2019年発売作品オールデイリー1位なるか?!


anisama

そして、Aqoursの今回のシングルにはもう一つ、大きな記録の達成がかかっている。2019年にリリースされた全作品でオリコンデイリー1位を獲得できるかの大記録にリーチをかけているのだ。

Aqours・2019年発売のオリコンデイリー順位

楽曲日付順位
SG 僕らの走ってきた道は…
/Next SPARKLING!!
2019/01/23付 1位
SG 逃走迷走メビウスループ
/Hop? Stop? Nonstop!
2019/02/02付 1位
SG Believe again
/Brightest Melody
/Over The Next Rainbow
2019/02/18付 1位
BD Aqours 3rd LoveLive! Tour
~WONDERFUL STORIES~
2019/03/07付 1位
BD Aqours 4th LoveLive!
~Sailing to the Sunshine~
2019/05/30付 1位
SG Jump up HIGH!! 2019/06/29付 1位
SG 未体験HORIZON 2019/09/29付 1位

なんと、ここまでリリースされたCD5作品、BD2作品の全てがオリコンデイリー1位を記録。そのうち、「僕らの走ってきた道は…」『Aqours 3rd LoveLive!』『Aqours 4th LoveLive!』の3作品は、オリコン週間ランキングでも1位を獲得する快挙となっている。残る2019年のAqoursリリースは今回のシングルが最後であり、つまり今回もデイリー1位を獲得すれば、キャラ名義はおろか、アニソン史上初の大快挙達成となる。



今回、一般アーティストでライバルとなる可能性の高い新譜は、=LOVEの「ズルいよ ズルいね」である。一般的にアイドルは初日に売り上げが集中し、2日目以降は大きく落とす傾向にある。2日目以降も粘れるAqoursなら、しっかり粘っていればデイリー1位も難しくはないはずだ。



さらにこの週の日曜日には、デイリー争いで最も注意すべき、日向坂46の全国握手会が予定されていることが最大の懸念材料となっている。当日はもちろんのこと、イベント前日にかけてCD購入がじわじわと増えていく全国握手会は、開催される週のデイリー推移に大きな影響を及ぼすことで知られている。そのため、デイリー1位獲得のためには、その効果が出る前までにオリコンデイリー1位を獲得しておく必要がある。

はたして、オールパーフェクトの達成はあるのだろうか。こちらも注目が集まる。

「ヒプマイ」新CDシリーズも大ヒットか?


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そしてアルバムには、今年最大の超注目作がリリースされる。現在大ブームを巻き起こしている、『ヒプノシスマイク』の新ディビジョンがついにデビューとなるのだ。

異次元ヒットの前作『15万枚』のプレッシャー


いくらはやっているとはいえ、ヒプノシスマイクの新作がここまで注目されるのにはもちろん理由がある。ヒプノシスマイクの前作、『Enter the Hypnosis Microphone』は、初動15万枚というとんでもない結果を残したからだ。

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『Enter the Hypnosis Microphone』は、ヒプノシスマイクの1stフルアルバムとして、これまでにリリースされた曲を収録したアルバムとなっている。3形態でリリースされ、初回AにはライブBD、初回BにはドラマCDが付属。さらに先日大阪で開催された4thライブのチケットが付属したことで、驚異的な売り上げをたたき出したのだ。

もちろん、全ディビジョンが揃うフルアルバムと、ディビジョン単独のアルバムでは大きく条件は異なるのだが、その前の摩天狼単独アルバムでも初動7万枚と驚異の売り上げを記録しており、ヒプノシスマイクのアルバムはこれまでの常識では考えられない強さを持っているのだ。

ドームライブへ向けて最高の結果を残せるか?


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そして、今回のどついたれ本舗のアルバムには、来月にデビューする名古屋ディビジョン・Bad Ass Templeとの連動得点として、5thライブのライブチケット応募券が付属する。5thライブはヒプノシスマイク初のドームライブとなるため、ライブ目当ての購入が殺到するのは間違いないだろう。

会場が大きく広くなったことを考えると、前回のような激しいチケット争奪戦にはならない可能性はあるが、やはり初のドームライブということで、熱意次第では結果は大きく変わってくるとみられる。初動10万枚も見えるすさまじい推移を見せつければ、Aqoursをはるかに凌駕する来週の話題の目玉となるのは必至だ。

【まとめ】当サイトの予想する売上

以上のことを踏まえ、当サイトはいずれのような推移を予想した。もちろん、状況によっては大きく変動も考えられる。はたして、どのような結末が待っているのだろうか。

Aqoursのデイリー推移予測・前作比較

未体験 1.8万枚 3.1万枚 3.6万枚 3.9万枚 4.2万枚 4.5万枚 4.6万枚
A to Z 1.2万枚 2.0万枚 2.3万枚 2.5万枚 2.7万枚 2.9万枚 3.0万枚

ヒプノシスマイクのデイリー推移予測・前作比較

1st 8.0万枚 10万枚 12万枚 13万枚 14万枚 15万枚 15.1万枚
大阪 4.0万枚 6.2万枚 7.2万枚 7.9万枚 8.6万枚 9.2万枚 9.5万枚


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