令和時代、それは、ヒプノシスマイク時代!

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2019/11/05付のアニソンアルバムランキングが発表され、どついたれ本舗が週間1位を獲得した。

また、シングルランキングでは、Aqoursが4作連続で週間1位を獲得した。

【アルバム】絶対王者ヒプマイ!衝撃の初動9.8万枚



アルバムランキングでは、どついたれ本舗の『あゝオオサカdreamin'night』がなんと9.8万枚を売り上げ週間1位を獲得。ヒプノシスマイクとして6作連続週間1位を達成するととも、男性キャラ名義アルバムの歴代最高初動をたたき出した。

もはや敵なし!新時代の王者ここに誕生!

ヒプノシスマイクのデイリー推移予測・前作比較

1st 8.0万枚 10万枚 12万枚 13万枚 14万枚 15万枚 15.1万枚
大阪 3.9万枚 6.1万枚 7.2万枚 7.8万枚 8.4万枚 8.8万枚 9.8万枚

最後の最後にとんでもない展開が待っていた。週間に加算されるデジタルシングルランキングは、前作を倍以上上回る衝撃の0.9万枚。他の並みいる一般アーティストをも蹴散らし、なんとオリコンデジタルアルバム週間1位を獲得した。

この加算により、予測初動の9万枚をはるかに超え、なんと後一歩で10万枚到達もあり得た、という水準となった。CDに売り上げが集中しやすいチケット応募券付CDですらこのとんでもない配信成績となっており、『ヒプノシスマイク』の人気は、もはやだれも疑わないものとなっている。

【デジタルシングル】配信でもヒプマイが2冠達成!

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快挙はそれだけにとどまらなかった。デジタルシングルランキングでも、どついたれ本舗が1.7万DLで週間1位を獲得したのだ。ヒプノシスマイクの配信1位は数多くあるのだが、CDと同時配信の曲が首位を獲得するのは初であり、見事に2冠達成となった。

さらに、メンバーソロの白膠木簓の「Tragic Transistor」も0.6万DLでランクインと、今週はまさに『ヒプノシスマイクウィーク』となった。単曲ですらここまで売れる、ヒプノシスマイクの勢いは全く留まることを知らない。

【シングル】Aqours、週間1位もワースト初動回避できず

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Aqoursのデイリー推移予測・前作比較

未体験 1.8万枚 3.1万枚 3.6万枚 3.9万枚 4.2万枚 4.5万枚 4.6万枚
A to Z 1.0万枚 1.7万枚 1.9万枚 2.1万枚 2.3万枚 2.4万枚 2.5万枚

シングルランキングでは、Aqoursの「KOKORO Magic “A to Z”」が2.5万枚で週間1位を獲得。4作連続週間1位と人気は絶大だが、その数字は女性キャラ名義のトップをひた走るAqoursとしては信じられないほど厳しい数字となってしまった。

鬼門ゲータイでまさかの半減・・・ワースト初動更新


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これは現実なのか、と疑いたくなるようなこの結果。「ゲームタイアップは売れない」という定説を、これでもかと思い知らされることとなった。初日がたったの1万枚と目を疑う数字となり、チャートファンに衝撃が走った。中盤はなんとか粘りを見せたものの、最後は力尽きて失速。「Jump up HIGH!!」の初動2.5万枚にあと1000届かず、Aqoursとしてのワースト初動更新となってしまった。

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逆に配信の加わった合算では1000ダウンで抑えたと言えるかもしれない。CDだけの売り上げでは、なんとユニットシングルより低く、『ラブライブ!サンシャイン!!』のシングルとしては最も低いという信じられない結果。
先月「未体験HORIZON」で4万枚と圧倒的な強さを見せたAqoursの姿は、今回はどこにもなかった。

『大敗』原因は、大量出費・モチベーション低下が原因か




なぜ絶対的な強さを誇っていたAqoursがこうなってしまったのか。先週もLiSAが信じられない大暴落でチャートファンに衝撃を与えたが、あちらは『ライトファンにウケが悪い暗いバラード』で、ライトファンの購買意欲を掻き立てられなかったのが理由と結論づけられた。一方で今回は、何が原因なのだろうか。

1.直前の大量出費

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理由の一つは先週、すさまじい記録をたたき出したμ'sのBD-BOXが作用している可能性が高い。このBD-BOXには、来年1月に開催される『ラブライブ!フェス』のチケット最終先行応募券が付属する。これで落選すれば、現地でライブを見れる可能性は絶望的となる。当然それは、Aqoursファンでも例外ではないのだ。

過去2回の先行でチケットを勝ち取れなかったAqoursファンは、当然このBD-BOXしか選択肢がない。しかしBD-BOXを買うとなると、最低でも25000円も必要だ。ファンの財力も無限ではない。今回のAqoursシングルはシングルにもかかわらず3000円とかなりの高額であり、結果として、BD-BOXを買ったがゆえにCDを買えなくなってしまったのではないだろうか。

2.モチベーション低下

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実は、声優ユニットとしてのAqoursは、現在事実上の活動休止状態となっている。9月の『ミュージックフェア』出演を最後に、10月からはそれぞれが個人活動に力を入れている状態となっているのだ。

もちろん、Aqoursとしての活動がゼロとなったわけではないのだが、それでも数人が集まれるかどうかという程度。特にリーダーの伊波杏樹は、長期のミュージカル出演によりリアルタイムで出演できたのは10月度のニコ生だけ。さらに、Aqoursとしてのライブはまだ決まっておらず、1月のフェスでは披露できる曲数が限られるため、ファンも新曲をいつ披露してくれるのかわからない状態だ。そのことが、知らず知らずのうちにモチベーション低下につながり、購買意欲が下がってしまう原因となってしまったのではないか。

yosossss

結果として、今回の不調は、様々な悪条件が重なってしまったが故の悲劇だったといえる。ファンの求めるAqours像が、知らず知らずのうちにぶれ始めてしまったのだ。

【今週のラブライブ!】Aqoursはまだ立ち上がれる!

決意の千歌

今回の結果を受け、一部の心無い人から「Aqoursは終わった」「人気が下がった」という声が散見された。いきなり売り上げが半減したのだからそういった意見が出るのは当然だろう。だが、だからといってAqoursの人気がこの1ヶ月で落ちてしまったわけではないのだ。

悲劇の裏で、旧作がひそかに頑張りを見せていた!


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本当に人気が落ちたのなら、考えられない事態がランキングの隅で起こっていた。ついこの間までランキング圏外だった、前々作の「Jump up HIGH!!」が再び顔を見せ始めたのだ。Aqoursの人気がなくなったのなら、い当然旧譜が復活などしないはずだ。それでも復活するということは、Aqoursの人気が落ちていないことの、何よりの証明となるのだ。

確かに、2年前と比べると粘れなくなったり、売り上げが落ちてきているのもまた事実ではある。だが、それでも頑張っている旧作の存在から、Aqoursが終わったわけではないことははっきりわかるのだ。ファンのモチベーションを一気に上げる宴、そう、今月中に紅白への出場が決まるかどうか・・・。もしその夢が叶えば、それは絶大な起爆剤となるかもしれない。

来週の注目新譜はうたプリ来栖翔!

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2019/11/12付のアルバムランキングで1位を狙うのは来栖翔の『Sweet Kiss』。昨年起こったアニメイトの悲劇の影がちらつくが、他にライバルは見当たらないため週間1位は確実だろう。はたして、どれだけの売り上げを出すのか、明日のデイリーは注目だ。

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