空前絶後の大ヒット!LiSAがついに頂点に!

19070301

2019年度の年間アニソンシングルランキングが発表され、LiSAがデビュー9年目にして初の年間1位の座に輝いた。アニソン歌手による年間1位は、史上初の快挙となった。

今年を代表するヒット曲!LiSA、初の年間制覇!



2019年度の年間アニソンシングルランキングが発表され、LiSAの「紅蓮華」が21.8万枚を売り上げ、初の年間1位の座をつかみ取った。アニソン年間ランキング史上初となる、アニソン歌手による年間制覇という大快挙を達成した。

デビュー9年目にしてついに掴んだ頂点!

garudemo

全ての始まりは2010年放送のアニメ『Angel Beats!』だった。作品に登場するガールズバンド「Girls Dead Monster」のボーカルをLiSAが務めたのだ。Girls Dead Monsterは大人気となり、そのボーカルであるLiSAは一躍知名度を上げた。2011年にデビューシングル「oath sign」がいきなり年間12位にランクインするという鮮烈デビューを果たして以降、常にアニソン歌手の頂点に立ち続けていた。配信ではたびだび25万DLを越える大ヒットを連発しながら、なかなかタイトルに恵まれなかったLiSA。しかしついに今年、「紅蓮華」の大ヒットが全てを変えた。苦節9年、ついに念願の初タイトル獲得となった。

『鬼滅の刃』社会現象に、空前絶後の大ヒットを生む!

kimetu

LiSAを年間1位の座に導いたのが、アニメ『鬼滅の刃』だ。今年の4月に放送が始まると、最初こそは注目作の一つにとどまっていたが、放送が進むたびに徐々に人気に火が付いて行った。大きな転換点となったのが『神回』と称される第19話。これをきっかけに人気は大爆発し、『鬼滅の刃』は一気に多くのファンに広まっていったのだ。

itteq

そしてその社会現象クラスの人気は、現在進行形で急速に拡大し続けている。アニメ専門店、ゲームセンターでは『鬼滅の刃』のグッズが飛ぶように売れ、漫画は11年連続で王者に君臨していた『ONE PIECE』を王座から引きずり下ろす大快挙を達成した。この社会現象は先週から何度もテレビで取り上げられ、それが更なる人気の加速を呼び起こしたのだ。

LiSA紅白

その圧倒的な人気が、主題歌である「紅蓮華」の大ヒットにダイレクトに繋がっている。事実、大ブレイクのきっかけとなった第19話以降、「紅蓮華」の売り上げがすさまじく伸びている。配信に至っては、アニメ放送終了後の方が、アニメ放送中に売れた売り上げ分より売れようとしているのがその証拠といえるだろう。

CDだけの時代は過去に、配信が最も重要に!

LiSAの合算チャート内訳


今年から集計方法が変更された合算ランキングは、CDの売上だけでなく、配信、さらにバンドルと呼ばれるデジタルの売り上げ要素が加わっている。「紅蓮華」のCD売上は5.4万枚と、年間1位に及ぶものではない。しかし、デジタル分の売り上げはなんと15万枚オーバー。その手軽さからライト層と呼ばれる人たちはCDを買わず、配信で済ませるのが今の主流だ。いかに多くの人の目に留まったことが、如実にランキングに表れているのだ。

この傾向はLiSAだけでない。年間TOP10の10作のうち、CD>配信になっているのはAqoursの3作だけなのだ。残り7作は全て配信で10万DLを越える大ヒットがランクインの理由となっている。もはや時代は、完全に配信時代となったといえるだろう。

【キャラ名義部門】Aqoursが合算でも初のキャラ名義1位!

meiso

キャラ名義部門では、Aqoursの「逃走迷走メビウスループ/Hop? Stop? Nonstop!」が11.9万枚を売り上げ、初のキャラ名義年間1位となった。さらに、「僕らの走ってきた道は…/Next SPARKLING!!」が11.8万枚で年間2位、Saint Snowと合同でリリースした「Believe again/Brightest Melody/Over The Next Rainbow」が10.9万枚で年間3位にランクイン。キャラ名義年間TOP3独占を果たした。

年間TOP10では、唯一CDの方が売れているタイプでのTOP10入りとなった。配信がメインとなる時代でも、アイドルアニメはまだまだCDが主力のようだ。

【声優部門】王座奪還!水樹奈々、2年ぶりの声優年間1位!

nana

声優部門では、水樹奈々の「METANOIA」が5.8万枚を売り上げて年間1位を獲得。昨年、上坂すみれに奪われていた王座を1年で奪還。声優絶対女王としての威厳をいかんなく発揮した。

注目すべきなのはCDからの伸びだ。CDの3.7万枚からデジタル分で2万近い伸びを見せる結果となった。CDに偏りいまいち配信への適応が遅れているのが声優の弱点ではあるが、絶対女王はやはり別格だ。

2019年度アニソン年間CDシングルTOP10一覧!

タイトル アーティスト 年間売上
1 紅蓮華 LiSA 21.8万枚
2 I beg you
/花びらたちのマーチ/Sailing
Aimer 16.6万枚
3 愛にできることはまだあるかい RADWIMPS 14.8万枚
4 海の幽霊 米津玄師 13.8万枚
5 ハルノヒ あいみょん 12.2万枚
6 逃走迷走メビウスループ
/Hop? Stop? Nonstop!
Aqours 11.9万枚
7 僕らの走ってきた道は…
/Next SPARKLING!!
Aqours 11.7万枚
8 グランドエスケープ RADWIMPS 11.6万枚
9 Believe again
/Brightest Melody
/Over The Next Rainbow
Saint Aqours Snow 10.9万枚
10 お願いマッスル
/マッチョアネーム?
紗倉ひびき、街雄鳴造 9.5万枚


関連記事