コロナに消えたドームへの手向け!

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2020/04/21付の週間シングルランキングが発表され、うたの☆プリンスさまっ♪が2作ぶりに週間1位を獲得した。

また、アルバムランキングでは、柿原徹也×岡本信彦が初の週間1位を獲得した。

【シングル】うたプリ、コロナ禍で大苦戦も1位をつかむ!



シングルランキングでは、うたの☆プリンスさまっ♪の「WHITE GRAVITY/BLACK DEJAVU」が1.8万枚を売り上げ、2作ぶりの週間1位を獲得した。前回は首位を期待されながらまさかの2位という悔しい結果に終わっていたが、見事にリベンジを果たす結果となった。

アニメイト閉鎖で大失速も、序盤のリードで面目を保つ!

うたプリのデイリー推移予測・前作比較

WONDER 0.8万枚 1.3万枚 1.7万枚 1.8万枚 2.1万枚 2.2万枚 2.2万枚
WHITE 0.9万枚 1.3万枚 1.6万枚 1.7万枚 1.8万枚 1.8万枚 1.8万枚

主要なアニメイトの無期限閉店――その影響は、予想以上に厳しいものだった。閉店の影響が出た週末のデイリーは、これまでのうたプリでは信じられないほどの大失速。売り上げをほとんど伸ばせず、当初の予想からかなり低くなってしまった。グラフでもその異常事態は一目でわかる結果となった。

今回の「WHITE GRAVITY」「BLACK DEJAVU」は配信がショートサイズしかリリースされておらず、今回の売り上げとは別集計となったため、デジタル要素の売り上げが全くなかった。ここまでの悪条件に見舞われたにもかかわらず、序盤のリードによって生み出された1.8万という数字は何とか面目を保ったといえるだろう。

【アルバム】岡本、スキャンダル乗り越え再出発の1位!

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アルバムランキングでは、柿原徹也×岡本信彦の『trust and play』が0.6万枚を売り上げ、この名義では初の週間1位を獲得した。岡本信彦にとっては2015年の『Questory』以来4年半ぶり、柿原徹也にとっては2016年の「進ませろ!」以来4年ぶりの首位獲得。柿原徹也はアルバムでは1位経験がなく、今回が初のアルバム制覇となった。


今年3月、週刊誌で報じられた岡本信彦のスキャンダル。ファンに画して結婚していたこと、結婚した身で女性関係のトラブルを起こしてしまった事実は、一時アーティスト活動にも影響が出る可能性すらあった。しかし、ファンはそんな彼を見捨ててはいなかった。そんなファンたちの想いでつかみ取った週間1位は、まさに再出発の1位。過去の過ちを乗り越え、岡本信彦は新たな道を歩みだす。

【デジタルシングル】もう止まらないLiSA!またまた10連覇か?

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もうこの光景が当たり前になった。デジタルシングルランキングでは、LiSAの「紅蓮華」が1.5万DLを売り上げ、3週連続で週間1位を獲得した。Aimerに連続1位を止められ手もなお勢いは衰えず、またしても超長期政権に突入しつつある。

コロナ禍により壊滅状態となった春アニメ。その影響で、LiSAに対抗できるようなライバルが現れる気配は全くない。このまま連続1位が続けば、前回の16連覇を超える可能性すらあるのだ。はたしてどこまで1位を守り続けてしまうのだろうか。

【今週のラブライブ!】虹ヶ咲ユニット全員復活も・・・

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リリースから2ヶ月が経過し、先週3枚すべてが圏外に消えていた虹ヶ咲のユニットシングルだが、今週揃って週間ランキングに復活を果たした。差はほんのわずかではあるが、わずかにQU4RTZがリードし、DiverDiva 、A・ZU・NAの順に続いている。曲の高評価も相まって、ここ数週はQU4RTZがトップに立つ展開が増えてきているのだ。

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しかし、この復活は決して喜ばしいことだけではない。問題はその枚数。なんとわずか50枚台でランクインしてしまったのだ。これはオリコン史上最も低いランクイン枚数であり、コロナショックによるランキングレベルの崩壊がなければ、まずランクインすることはないレベルである。 

ここ数週間、オリコンランキングのレベル低下は目も当てられないレベルであり、いかにコロナショックが経済に大打撃を与えているかを物語る結果となっている。CDの発売延期が相次ぐ中、毎週のように低い枚数でのランクインが記録され続けている。コロナショックを乗り越えない限り、このような不名誉な記録は次々と更新されてしまうことになりそうだ。

来週の注目新譜はシンデレラガールズ!

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2020/04/28付のシングルランキングで1位を狙うのは、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の新ソロCD「Claw My Heart/あらかねの器/OTAHEN アンセム」だ。ソロCDシリーズの1位は2017年が最後であり、達成すれば3年ぶりの快挙となる。コロナショックの影響によりアニメ専門店が閉鎖される最悪の状況の中、どれだけの成績を出せるだろうか。

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