LiSA以外にアニメの枠は、あるのか?

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いよいよ紅白出場者の発表まで約1ヶ月を切った。すでにLiSAの連続出場は確実視されているが、それ以外のアニメに光は当たるのか。第2弾となる今回は、初出場候補の出場予想を中心に発表する。

【10/23付】第71回NHK紅白歌合戦、初出場者予想!

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第1弾・全体予想はこちら

第2弾では、最も注目される初出場・および返り咲きの予想を行った。それでは、結果を見ていきたい。

歌手名出場の
可能性
直近の
出場
今年のアニタイ
/備考
瑛人 9.4 S - 内定報道あり
YOASOBI 9.1 S - -
東京事変 9.0 S - 名探偵コナン
GReeeeN 8.9 A+ - NHKタイアップ
SixTONES 8.5 A+ - 富豪刑事、半妖の夜叉姫
Snow Man 8.5 A+ - ブラッククローバー
JUJU 8.2 A - -
あいみょん 8.0 A 第69回 -
紅白出場濃厚ライン
NiziU 7.9 B - -
EXILE 7.8 B 第69回 -
DISH// 7.7 B - -
BTS 7.6 B - -
AI 7.4 B 第68回 -
BiSH 7.3 B - -
杜このみ 7.1 B - -
三代目J Soul Brothers 7.0 B 第69回 -
ビリー・アイリッシュ 6.9 C - -
水樹奈々 6.5 C 第64回 戦姫絶唱シンフォギア
ヒプノシスマイク 6.4 C - ヒプノシスマイク
市川由紀乃 6.3 C 第68回 -
milet 6.2 C - -
高橋真梨子 6.1 C 第68回 -
鈴木雅之 6.0 C 第43回 かぐや様は告らせたい
Uru 5.9 D - 半妖の夜叉姫
上白石萌音 5.8 D - -
Aimer 5.6 D - Fate/stay night
Roselia 5.5 D - Bang dream!
ReoNa 5.4 D - ソードアート・オンライン
Aqours 5.0 D 第69回 ラブライブ!サンシャイン!!


本当に今年はLiSAだけなのか?アニメ枠の命運は

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今年の紅白アニメはLiSAだけ――紅白予想屋のほとんどはそう断言している。たしかに、『鬼滅の刃』の勢いはもはや規格外だ。先日はLiSAがオリコン歴史初の7冠を達成、メディアにも引っ張りだこと、もはや当落の話など眼中になく、11時台への移動・フル歌唱など、去年冷遇されていた待遇がどこまで改善するかどうか領域になっているからだ。

だが、そのあおりを受けて、他のアニメは極めて厳しい状況に立たされている。どんなにアピールしても、『鬼滅の刃』で一蹴されてしまうからだ。たしかにアニメ枠代表は『鬼滅の刃』で誰も文句は言わないだろう。だが、やはり2016年のような1枠だけというのは、去年やおととしと比べると寂しすぎる。この状況を打破できる、起爆剤は果たして現れたのだろうか。

『水樹奈々』SONGS出演で選出される可能性が!

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そんな最悪の状況を回避できる唯一の光が、水樹奈々だ。今年40歳で人生のゴールインを果たした彼女は、なんと先日『SONGS』に出演したのだ。『SONGS』は紅白とも関係が深いスタッフが制作している為、この番組に出演することは紅白への出るにはある意味最短の近道となっているのだ。事実、2年連続出場が確実視されているLiSAも、来月『SONGS』への出演が決まっている。

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売り上げ面ではすでにピークから大幅に減衰し、今年開催するはずだったライブも中止となったが、結婚という大きなトピックスで世間をにぎわせた。さらに今年は歌手デビュー20周年とメモリアルイヤー。このような大きな節目を迎えた歌手を選出するのは紅白では恒例行事だ。水樹奈々は過去6回紅白に出場しており、もう一度出場すれば自らの名前にちなんだ『奈々回目の出場』となる。

もちろん、これだけで出れるほど甘い話ではなくまだまだ可能性はかなり低いが、もしこのタイミングで出れれば、これ以上のものはないだろう。

水樹奈々・紅白出場可能性の評価内訳の変化

総合評価6.5 C 出場の可能性は低い
CD売上6.0 C 声優トップでも全体では見劣り
DL売上6.0 C 安定してはいるが上位は遠い
ST人気5.0 D 今年ようやく解禁
カラオケ5.0 D ランキング上位には入らず
メディア7.0 B 声優ではダントツの露出
知名度8.5 A+ 結婚が話題に
貢献度7.0 B 『SONGS』出演
出場実績8.0 A 『第59回』~『第64回』6年連続出場

『ヒプノシスマイク』アニメ話題もメディア出演ゼロが重くのしかかる

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一方で『ヒプノシスマイク』だが、アニメ放送開始て大いに盛り上がってはいるものの、紅白につながる決定的な決め手はない。そもそもアニメですら、いまだに主題歌CD情報を解禁しないという考えられない事態となっているからだ。いくらアニメをやっても音楽方向で何の動きもなければ、紅白に選ばれる可能性はないのだ。

そして、アニメ放送中というタイミングでも、一切地上波テレビでのメディア出演はない。ラップという音楽番組とは相性が良くないというものもあるが、露出は徹底的にAbemaの単独特番に絞っている。それがヒプマイのやり方なのだろうが、やはりそれでは紅白との縁が結ばれることはないだろう。

ヒプノシスマイク・紅白出場可能性の変化

総合評価6.7 C 出場の可能性は低い
CD売上8.5 A+ 圧倒的売上もリリース停滞中
DL売上7.0 B 配信でも安定した成績
ST人気7.0 B キャラ名義では断トツの再生数
カラオケ8.0 A カラオケでも上位に入る人気
メディア2.0 E 相変わらずヒプマイ民放出演はゼロ
知名度6.5 C アニメ放送でやや知名度が上昇
貢献度3.0 E 直近のNHKへの出演は皆無
出場実績*.* - 出場経験なし

一般アーティストのアニタイも希望は薄め

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ごらんのように、前回の第1弾予想の時のような絶望的状況からはわずかに光は見えてきた、やはり厳しい現実であることに変わりはない。となるともはや一般アーティストにかけることになるのだが、今年初出場が確実なジャニーズのSixTONES、Snow Manは両方ともアニソンを歌っている。だが、歌うとなるとオリコン年間1位独走中のデビューシングルが選ばれる可能性が高く、アニソンにお呼びがかかる可能性はかなり薄い。

そしてもう一つは、椎名林檎率いる東京事変の映画コナン主題歌だが、こちらも映画の公開延期で披露する意義が薄い現状。はたして、今年の紅白で、アニソンは何曲流れるのだろうか。LiSAだけという最悪の結末だけは、何としても避けたい。

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