テレビ界の闇。

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昨晩放送されたCDTVが物議を醸している。7冠を達成したオリコンのみならず、ビルボードでも圧巻の1位独占を果たし、CDTVでも1位は確実のはずだったが、発表されたランキングはまさかの2位。ありえない結果にネットは炎上した。

あまりにも不可解な結果、LiSAまさかのCDTV2位



ランキングが発表された瞬間、誰もが目を疑った。オリコン、ビルボードでは全てのランキングで圧倒的な成績で週間1位となったLiSAの「炎」。CDTVでも1位になることは間違いないはずだった。

だが、実際に発表された1位にいたのはSnow Manだった。ジャニーズとしては久しぶりの2週連続1位に、Snow Manファンが歓喜する一方で、オリコンやビルボードのランキング結果を知る人たちからは、「なぜ?」の声が広がった。

CDTVはビルボード基準と名言……ひっくり返る要素はなし

SNOWMAN

今週のビルボードランキングを見れば、いかに異常な結果であるかは明白だ。Snow Manの「KISSIN' MY LIPS/Stories」は、確かに先週のランキングでは圧倒的な成績で1位になった。これはオリコンもビルボードも同じでありなんの問題もない。だが、今週となれば話は別だ。オリコンもビルボードも、Snow Manが1位になっているランキングはどこにもないのである。


CDTVは、2017年からビルボードを基準にしたランキングに切り替えた。ただし、あくまでも番組独自のランキングと唄っているため、ビルボードと違う結果になることはある。一例として、ストリーミングが強くビルボードでは1位だった作品が、CDで強い新譜と入れ替わることが多い。

だが、それを考慮しても今回の結果は異常の一言だ。唯一入れ替わる要素となりうるCD売り上げでも、Snow ManはLiSAに勝てていないのである。それだけではなく、高いウエイトをもつトレンド要素もLiSAの圧勝なのだ。

ランキング内容を考えれば絶対にありえない逆転劇。ランキング操作と批判されるのは、至極当然の結果である。

過去にもMステで不可解なランキングが


このような疑惑のランキングは、過去にも何度もあった。2017年までランキングを発表していた『ミュージックステーション』でも、不可解な1位が度々あったのだ。そしてその不可解の1位は、なんと今回のSnow Manと同じ、ジャニーズ、およびエイベックスのアーティストがオリコンで負けた時だったのだ。


極端な例では、なんとシングルランキングの発表を中止し、普段は発表しないアルバムランキングに切り替えた前代未聞の暴挙もあったのだ。これはアニソンが1位となり、ジャニーズが大差で負けていた週だった。

このようなこともあり、『番組独自のランキングは、ジャニーズが1位でなければならず、都合が悪い結果の時はランキングをねじ曲げ操作する』という風潮が、ネットで広がってしまったのだ。

まさかの水樹残留、ランキング集計ミスの可能性も

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一方で、LiSAが2位になったのは操作ではなく、単純な集計ミスではないかと指摘する声もある。本来ならランク外に落ちるはずの水樹奈々が、20位以内に残ったのである。ビルボードではすでに50位圏外になっており、ビルボード基準のCDTVでは、ランクインするはずはないのだ。

BACEM

また、配信で上位につけたback numberの新曲「エメラルド」がなんとTOP100にすらランクインしていない。「エメラルド」はTBSのドラマ主題歌であり、除外するメリットはないはずだ。

これが集計ミスによるものであれば、1位が入れ替わったことも集計ミスということになる。だが、操作ではないとはいえ、発表されてしまった以上不満は残ってしまうのだ。

Twitterでは疑念の声多数









このように、発表直後からネットでは不満の声があふれた。ランキングの信用に関わるありえない結果に疑惑が出るのは当然である。

予測では、来週のランキングもオリコンとビルボードではLiSAが1位になる可能性が高い。果たしてCDTVはどうなるのか。その結果次第で、今回の疑惑が確信に変わらないことを祈るばかりだ。

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