奇跡が、起こるのか。

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2021/03/15付のアルバムデイリーランキングが発表され、宇多田ヒカルの『One Last Kiss』が0.7万枚を売り上げ、初のオリコンデイリー1位に浮上。ヒプマイのパーフェクト勝利を阻止した。

完封負け阻止!宇多田日曜に一矢報いる!


宇多田ヒカルのアルバムデイリー推移予測・前作比較

初恋 7.9万枚 13万枚 15万枚 16万枚 18万枚 20万枚 24.2万枚
One 3.0万枚 4.0万枚 4.6万枚 5.0万枚 5.5万枚 6.2万枚 8.6万枚

これが女王の意地だ。このままヒプマイに完封負けという最悪のシナリオもよぎる中、最終日の日曜デイリーで0.7万枚と真の力を見せつけ、ついにオリコンデイリー1位に浮上。なんと前日の1.5倍もの大幅アップとなり、ヒプマイのパーフェクトを阻止。CDアルバム週間での2位は確定しているが、なんとか一矢報いる形となった。

この急上昇は、昨日も説明した通りコンビニ加算による大幅上昇だ。一般アーティストはコンビニなど通常のアニソンが売れないところでも売れるため、その1週分の売り上げが1日で加算されるため、すさまじい急上昇となる。通常は一般店と比べてコンビニの割合が増える2週目以降は目立つのだが、初週からここまで出るのは宇多田の人気を物語っているのだ。

アルバム2位としては歴代最高の初動6万枚!

i7
この急上昇により、なんと初動は6万枚を突破した。これだけの売上にも関わらず、週間2位となるのはまさに前代未聞。これまでのアルバム2位の最高初動売上はIDOLiSH7の『i7』が記録した初動4.7万枚。今回はそれを1万以上更新し、アルバム2位の歴代最高初動となったのだ。

初動6万でも週間1位を取れない――いかに今週が究極の決戦であったかを物語る結果といえるだろう。デビュー以来初の首位逸という屈辱は受けたが、その代わりに今後更新されることはまずないだろう究極の記録に名を刻んだのだ。

宇多田CDでは2位も――合算では1位の可能性!?

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一方、Bad Ass Temple・麻天狼の『Bad Ass Temple VS 麻天狼』もパーフェクトを逃したとはいえ、0.4万枚を売り上げ初動だけで8万枚を突破。今年最高初動でCDアルバムの週間1位を決めた。あとは合算でどれだけ加算があるかを待つ状態になっている。

だが、宇多田の頑張りにより、明日発表の週間ランキングでは信じられない事態が起ころうとしている。なんと合算アルバムランキングでは、ヒプマイではなく宇多田ヒカルがオリコン週間1位になる可能性が出てきたのだ。

ヒプノシスマイク VS 宇多田ヒカル 合算週間1位争い

ヒプマイ 4.3万枚 5.8万枚 6.6万枚 7.1万枚 7.8万枚 8.2万枚 8.52万枚
宇多田 3.0万枚 4.0万枚 4.6万枚 5.0万枚 5.5万枚 6.2万枚 8.57万枚

CDでは2万枚の差がついているヒプマイが合算で負ける――にわかに信じられない『逆転』の可能性。明日の週間ランキングで加算されるデジタル成分『デジタルアルバム』。その売り上げはなんと、2万DLを超えている予測となっているのだ。

デジタルアルバムは40%に修正されるシングルと異なり、配信1DLはCD1枚と完全に等価。つまり2万DLを超えていれば、CDの2万差は埋まってしまうのだ。ビルボードの速報ではなんと2日間だけで1.4万DLを超えているといる衝撃的な発表がなされ、残り4日間の売り上げ次第では2万DLを大幅に超えてしまうのだ。

もしこの予測が現実となれば、宇多田ヒカルは奇跡の大逆転1位を飾ることとなる。すべて明日。ヒプマイが合算でも勝利を収めるのか、それとも宇多田の大逆転か――勝利の女神がほほ笑むのははたして・・・。

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