初めてのアニタイ!

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2021/04/29付のデジタルシングルデイリーランキングが発表され、[Alexandros]の「閃光」が0.5万DLを売り上げ、初の1位スタートを決めた。

アレサン、初のアニタイで首位ゲット!



アニソンを歌ってそうで歌っていなかったアーティストが、鮮烈のアニソンデビューを飾った。[Alexandros]にとって初めてのアニタイとなる「閃光」が、来週発売のCDに先駆け先行リリース。圧倒的人気を誇る『ガンダム』の力も大きく味方し、いきなり0.5万DLで1位デビューを飾った。

これまで、[Alexandros]はゲームソングは何度か担当しており、『テイルズオブ』などアニメ色の強いアニメも手掛けていたことからアニソンはもう歌っているというイメージが強かった。だが、実はこれまでアニソンを歌ったことはなく、今回が初なのである。

来週発売のCD版でいきなり初1位を取れるか?!

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この好スタートでいきなり週間1位、と言いたいところだが、今週もYOASOBIが強く、明日以降も粘らなければ1位を取ることはできない。もちろんYOASOBIだけでなく、現在暫定1位でリードを伸ばしているReoNaも抜かなければならないのだ。しかし、映画公開はまだ1か月先でありアニメの恩恵は受けられない。そのため、週末の粘りはどうしてもYOASOBIには届かなそうだ。

そのため、今週のデジタルシングルでの1位ではなく、来週発売のCD版で週間1位を取るのが現実的だ。来週発売されるCDは[Alexandros]しかいないため、いつも通りの売り上げが出れば余裕で1位なのだ。もちろん、合算では強力なライバルが多いが、CDで大きな売り上げを出せれば初1位は狙えるだろう。

宇多田またしてもレコード出荷でオリコンデイリー1位返り咲き!

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一方、アルバムランキングでは、宇多田ヒカルの『One Last Kiss』が0.3万枚を売り上げ、なんとオリコンデイリー1位に返り咲いた。昨日は14位から一気に13ランクアップという、にわかに信じられないすさまじいごぼう抜きとなった。

この旧譜上の理由はもちろんレコード再出荷だ。レコード出荷は4回に分けて行われており、今回はその最後の1回にあたる。今回のチャンスを逃せばもうレコードは再生産されないだけに、あまり大きなアップとはならなかった第3回出荷より高く出た。これが、邦楽の女王の圧倒的な人気がなせる業なのだ。

楠木大暴落も――週間1位には支障なし

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一方、昨日首位スタートを決めた楠木ともりの『Forced Shutdown』は、まさかの12位に転落。売上も初日の10分の1に満たないという大暴落となってしまった。今回のCDはきわめて強力な売上施策が施されており、売り上げのほとんどが初日に集中。一般アイドルに匹敵するほどの初日に偏るパターンとなったようだ。

とはいえ、初日だけで0.7万枚と圧倒的なリードを持っているため、この暴落でも週間1位は揺るがないとみられている。今後再浮上があれば首位は盤石となる。ここから粘りを見せられるか。

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