ガンダムは強し!
2021/05/04付の週間シングルランキングが発表され、[Alexandros]が初の週間1位を獲得した。
目次
【シングル】[Alexandros]、ガンダムパワーで三つ巴の決戦制す!
これが、40年もの間ロボットアニメのトップに立ち続けてきたガンダムの力だ。シングルランキングでは、[Alexandros]の「閃光」が1.3万DLを売り上げ、週間1位で初のアニタイを飾った。今週は配信側に圧倒的に傾いたランキングだったこともあり、なんと合算でもいきなり週間1位を獲得した。
今年、デジタルシングルランキングで週間1位を獲得したのはほとんどが女性。男性アーティストの首位獲得は先週まででEveだけだ。さらにEveは去年の作品が首位になったものであり、今年リリースの男性アーティストの作品が1位になるのは今年初となった。
YOASOBI VS ReoNa VS アレサン!三つ巴の接戦を制す!
デジタルシングル週間1位争い
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・週 | |
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アレサン | 発売前 | 0.5万DL | 0.7万DL | 1.0万DL | 1.2万DL | 1.28万DL | |
ReoNa | 0.4万DL | 0.6万DL | 0.7万DL | 0.9万DL | 1.0万DL | 1.0万DL | 1.12万DL |
YOASOBI | 0.2万DL | 0.4万DL | 0.5万DL | 0.7万DL | 0.8万DL | 0.9万DL | 1.05万DL |
今週のデジタルシングルランキングは、当初YOASOBIとReoNaによる直接対決になるとみられていた。ReoNaは月曜発売で集計日数の不利をなくしたため、粘るYOASOBIを振り切って勝利を挙げている。しかしながら、週間を制したのは2日遅れでリリースされた[Alexandros]だった。
配信ランキングは粘る旧譜が極めて有利なランキングだ。他の2日と違い集計日数が少ないハンデは重く、アレサンの逆転1位は難しいかとみられていた。しかし、2日目であっさり逆転し、そのまま首位を明け渡さず完封して見せたのだ。これがガンダムの力による粘り。新譜でも驚異的な粘りがあれば、旧譜に打ち勝てるのだ。
来週はCD発売!ガンダム13年ぶり2週連続1位なるか?!
本来の予測では、[Alexandros]はCDがリリースされる来週に初の週間1位になる見込みだった。だが、先行配信が予想以上に売れたことにより、なんと1週前に週間1位を取ってしまった。そして来週は本番であるCD発売。ガンプラを付けるなどフィジカル側にもぬかりはなく、ヒットは間違いない状況だ。
なお、来週はOfficial髭男dismがライバルとして控えているが、金曜リリースの配信限定シングルであることから合算ランキングでは[Alexandros]が圧倒的に有利とみられている。仮に来週も[Alexandros]が週間1位となれば、ガンダムシリーズとしては2008年のUVERworldの「儚くも永久のカナシ」以来、なんと13年ぶりの2週連続1位となる。来週以降の粘りにも注目が集まる。
【アルバム】これが絶対女王!宇多田が超僅差で逃げ切り1位返り咲き!
邦楽の絶対女王は最強だ。先週は3位に後退した宇多田ヒカルだったが、今週も引き続きレコード盤の再出荷がなされ、再びCD・配信・合算の全てを制し、2週ぶりにアルバム完全制覇に返り咲いた。累計は既に18万枚。もう誰も追いつけない完全独走態勢となっている。
一方で、全てで圧倒した2週間前と比べると薄氷の勝利となった。CD・配信・合算全てのランキングで2位との差は3ケタに満たないギリギリの勝利だったからだ。レコード盤の出荷により一時は余裕のトップに立ったものの、逆襲を受け再び逆転。最終日の日曜デイリーでついた差がそのまま週間を決めることになった。しかし、この接戦を制することができるからこそ絶対女王といえるだろう。
【CDシングル】シンデレラガールズ、4作ぶりのCD1位も・・・
CDシングルランキングでは、BAD BEASTSの「EVIL LIVE」が0.4万枚を売り上げ、週間1位を獲得した。『アイドルマスターシンデレラガールズ』の週間1位は、new generationsの「Great Journey」以来、4作ぶりとなった。
しかし、その枚数は『アイドルマスターシンデレラガールズ』の最低初動を大幅に更新してしまう非常に厳しいものとなってしまった。週間1位となったのは他にライバルがいなかっただけの「運」でしかなく、レベルの高い週であればTOP10入りすら難しい水準では褒められない。事実、合算ランキングでは配信TOP3に配信売り上げだけで抜かれ4位となってしまっている。
現在、『アイドルマスターシンデレラガールズ』は信じられないペースで勢いを失っている。最後に合算週間1位を獲得した2月には初動だけで1万枚の売上を確保できていたが、たった数ヶ月でその半分にも満たなくなってしまったのだ。この急激な売り上げ低下の理由を突き止めなければ、このままでは『アイドルマスターシンデレラガールズ』そのものが存亡の危機に立たされてしまいかねない。
【今週のラブライブ!】3rdライブへ準備万端!虹ヶ咲アニメCD全て復活!
いよいよ今週末に迫った『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の3rdライブ。それに咲影今週、なんとアニメ関連シングル6枚すべてが圏外から復活したのだ。今回の3rdライブはアニメ再現ライブとなることが発表されており、アニメ関連シングルが初披露されることは確実だ。ライブへの予習もかねて、多くのCDが買われたのだ。
もちろんそれだけでこんな復活劇は起こるはずはない。ラブライブ運営も予習需要があると見込んでなのか、今週から旧譜フェアを展開していたのだ。ちょうど予習しようとしていた新規ファンにとってはまさにタイミングばっちりであり、お互いにウィンウィンな形での復活となったのは言うまでもないだろう。
来週の注目新譜はOfficial髭男dism!
2021/05/11付のデジタルシングルランキングで首位を狙うのは、Official髭男dismの「Cry Baby」だ。ヒゲダンにとって今年2回目となるアニタイは、『東京リベンジャーズ』の主題歌。CDと合算では[Alexandros]の勝利が確実視されているが、仮にヒゲダンが配信だけで初動3万DLを超えるような猛烈な勢いとなれば、こちらもまだわからないのだ。
配信では圧倒的な強さを誇るOfficial髭男dismではあるが、ロングヒット型でありじわじわと売れるパターンであることから、なんとデジタルシングルで週間1位の経験はいまだにない。今回初の週間1位となれるかが注目だ。