たとえどんな逆境でも!

2021/07/06付の週間シングルランキングが発表され、Aqoursが週間1位を獲得した。
目次
【シングル】Aqours大記録を27に伸ばし6年目の船出を飾る!
コロナで破壊された1年間を取り戻す第一歩を踏み出す決意の船出となった。シングルランキングでは、Aqoursの「DREAMY COLOR」が1.5万枚を売り上げ、2作連続の週間1位を獲得した。さらに、オリコンでも前作に続き2作連続の週間4位にランクインし、自身が持つ歴代最高の連続オリコン週間TOP5記録を、27に伸ばすことに成功した。
デイリーでは得意の水曜・土曜デイリーの2つでしかランクインできず、中盤は5位以下に沈む苦しい展開だったが、それでも最低限の売り上げで食らいつきまた一つ大きな記録を残した。値段が値段だけに初日に大きく偏ったとはいえ、他のライバルに全く手を出させない圧倒的な強さを見せつけた。
初動は自己ワーストも、あきらめない粘りの推移は見えた!
Aqoursのデイリー推移予測・前作比較
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火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
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smile | 0.8万枚 | 1.1万枚 | 1.2万枚 | 1.3万枚 | 1.5万枚 | 1.6万枚 | 1.8万枚 |
DREAM | 0.9万枚 | 1.2万枚 | 1.3万枚 | 1.3万枚 | 1.5万枚 | 1.5万枚 | 1.5万枚 |
だが、売上としては厳しい結果となった。今回は、毎年恒例となっている『Aqours CLUB CD』。コロナショックにより満足にライブができなかったことが大きく響き、初動は昨年から大幅に下がってしまった。『CLUB CD』は配信がないためCDがそのまま合算の初動となる。そのため、これまではデジタル加算で数字を伸ばしていた合算ランキングでは自己ワーストの初動となってしまった。
1年間満足にライブができず、それがAqours CLUBにも大きな影を落とした。昨年のサービス期間で抽選できたライブはひとつもなく、その後日談となる限定コンテンツも満足に用意できなかった。コロナショックにより仕方ないとはいえ、高額な年会費はバカにならない。満足できずに今年は会員継続を見送ったファン、Aqoursから去ってしまったファン――コロナで失ったものは決して無視できるものではない。

売上だけを見て悲観してばかりで終わってはいけない。初の実写PVが大きな話題となったのは事実であり、Aqoursはまだ終わってはいないのだ。そもそも、2万円にも迫ろうとする超高額シングルながら、前作「smile smile ship Start!」、前々作「WINTER VACATION」とほとんど同じである。値段に関係なく、1.5万人のファンはまだついてきてくれているのだ。
デイリーでも、超高額シングルとは思えないような粘りを見せた。本来であれば、このようなシングルは初日だけであとは大きく落ちてしまう。だが、土曜デイリーには3位に戻っており、しっかりと後からでも買う人がいることを証明したのだ。
もちろん、1.5万人ではドームツアーは埋められないかもしれない。だが、そんな逆境にも立ち向かった粘りを見せたこの力さえあれば、敵わない夢ではないのだ。
【アルバム】これぞバンドリのエース!Roselia3作連続1位!

Roseliaのデイリー推移予測・前作比較
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火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
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Wahl | 2.1万枚 | 3.0万枚 | 3.3万枚 | 3.6万枚 | 3.8万枚 | 4.0万枚 | 4.3万枚 |
Proud | 0.8万枚 | 1.1万枚 | 1.3万枚 | 1.4万枚 | 1.5万枚 | 1.6万枚 | 1.9万枚 |
アルバムランキングでは、Roseliaの『Proud of oneself』が1.9万枚を売り上げ、3作連続で週間1位を獲得した。売上こそ大きく落としてしまったが、前作に引き続きオリコンデイリー全日TOP3入りとパーフェクトを達成し、無傷の3連勝となった。

CDはあまり本調子ではなかったが、デジタルシングルランキングでは圧巻の強さを見せた。前作に匹敵する0.3万DLでなんとオリコン週間1位を獲得したのである。これでロゼリアのデジタルアルバム1位は1stアルバム『Anfang』に続いて2作目となった。
このデジタル成分の加算により、CD初動1.6万から一気に1.9万まで伸びる。売上の5分の1が配信によるものと考えると決してバカに出来ない量といえるだろう。配信で強いこと、それがロゼリアがバンドリのエースたる所以なのだ。
【DLシングル】ヒゲダン、音楽特番効果で10万DL突破!

デジタルシングルランキングでは、Official髭男dismの「Cry Baby」が1.1万DLを売り上げ、2週連続で週間1位を獲得した。売り上げはなんと先週の1.5倍。先週をはるかに上回る勢いで、一気に累計10万DLを達成した。
先週の有観客ライブでのアルバム発表の勢いそのままに、今週は日本テレビの音楽特番『MUSIC DAY』に出演。この曲を披露したことで大幅な売り上げアップにつながったのだ。一時期1位から当座買っていたが再びその勢いを見せ始めたヒゲダン。また長期政権となっていきそうだ。
【今週のラブライブ!】A・ZU・NA、初めて1stシングル越えた!

初の週間1位の勢いは2週目以降も全く衰えなかった。3週目を迎えたA・ZU・NAの「Maze Town」は、今週も0.2万枚とハイペースで売れ、前作「Dream Land! Dream World!」の累計をあっさり超えた。これは虹ヶ咲にとって、初めての快挙である。
DiverDivaは1stシングルの累計まで4000もの差があり前作越えが厳しい状況、だがA・ZU・NAはその壁をわずか3週で越えていった。前作もユニット売上トップであり、虹ヶ咲のユニット人気ナンバーワンの座は不動のものとなったようだ。次は前作果たせなかった累計2万突破がすぐそこに迫っており、A・ZU・NAの躍進はまだまだ続きそうだ。
来週の注目新譜はVivid BAD SQUAD!

2021/07/06付のシングルランキングで首位を狙うのは、Vivid BAD SQUADの「Ready Steady/Forward」だ。前作初の週間1位をつかんだ『プロジェクトセカイ』。そのエースと目される人気ナンバーワンユニットが、2作連続の首位獲得を目指す。果たしてその人気はいかほどか、デイリーに注目したい。
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