その勢い、青天井!

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2021/07/27付の週間シングルランキングが発表され、ワンダーランズ×ショウタイムが週間1位を獲得した。

【シングル】次世代決戦で圧勝!プロセカが3作連続首位!



強豪をものともせずなぎ倒し、完全に首位の常連となった。シングルランキングでは、ワンダーランズ×ショウタイムの「セカイはまだ始まってすらいない/potatoになっていく」が2.3万枚を売り上げ、週間1位を獲得した。これでプロセカはなんと3作連続で首位を獲得となった。

前2作はライバル不在の中での首位だったが、今回は首位の経験もあるLiella!、水瀬と対決。それらにダブルスコアを付けるという、とてつもない圧勝を決めた。もはや、週間1位を取って当たり前の大物にまでのし上がったのである。

終盤に失速も、序盤の貯金で最高初動決める!

プロセカのデイリー推移予測・前作比較

Vivid 0.8万枚 1.3万枚 1.5万枚 1.7万枚 1.8万枚 1.9万枚 2.3万枚
ワンダ 0.8万枚 1.4万枚 1.7万枚 1.8万枚 1.9万枚 2.0万枚 2.4万枚

今回担当した『ワンダーランズ×ショウタイム』は、前作の『Vivid BAD SQUAD』と並ぶ二大ツートップの人気ユニットだ。そのため推移は決めて近いものとなり、推移は一進一退の攻防線となった。終盤に大きな失速はあったものの、序盤に大きな貯金を作っており、それが最後まで効いて初動は前作を超えることに成功した。

序盤こそCDだけで2万枚に迫るか、という勢いだったが最終的には同じ数字に収まったため、これが現在のプロセカのファン層ということにある。一連のリリースは再来週の『25時、ナイトコードで。』のデビューをもっていったん終了するが、まだまだ新曲は多数控えている。まだ見ぬ2ndシングルへの期待も高まるばかりだ。

【アルバム】レヴュスタが初のワンツーフィニッシュ!

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長らく続いた不遇の時代を乗り越え、ついに9人の舞台少女たちが最高の輝きをはなった。アルバムランキングでは、スタァライト九九組の『わがままハイウェイ』が1.0万枚を売り上げ、初の週間1位を獲得。さらに『wi(l)d-screen baroque』も2位にランクインし、初の週間1・2位独占を達成したのだ。

『わがままハイウェイ』『wi(l)d-screen baroque』は、先月から公開されている劇場版『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の劇中歌。映画は非常に好調を博し、先月主題歌である「私たちはもう舞台の上」がヒット。そのヒットの流れのまま、週間を制したのだ。

【DLシングル】細田覚醒!『竜そば』史上初TOP3独占!

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先週は奇跡のオリコン1位だったが、今週は間違いなく王者の1位となった。デジタルシングルランキングでは、millennium parade×Belleの「U」が3.2万DLを売り上げ、2週連続でオリコン週間1位を獲得した。今週はライバル不在の圧勝。複数週のオリコン連続1位も狙える、圧倒的な勢いとなった。

それだけではない。Belleが担当する劇中歌の『歌よ』が1.7万DLを売り上げ先週に引き続き2位にランクインし、さらに新曲『心のそばに』も1.1万DLで3位にランクイン。『竜とそばかすの姫』が、週間TOP3独占を果たしたのだ。

週間TOP3独占は『鬼滅の刃』以来!

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前作の失敗で終わりかけていた細田守が、渾身のヒット作で起死回生の一撃を放ったといえるだろう。同一作品の週間TOP3独占は、昨年社会現象を巻き起こした『鬼滅の刃』以来7ヶ月ぶりとなった。『鬼滅の刃』以来にも、TOP3を独占した作品は『天気の子』と、錚々たるメンツが並んでいる。細田作品が再び国民的アニメに返り咲いたのだ。

来週にはさらにもう1枚新たな劇中歌がリリースされるため、週間TOP4独占もあり得る状況だ。史上初の快挙はまだまだ続く。『竜そば』がこの夏の主役であることは、もはや誰もが認める結果だ。

【今週のラブライブ!】Liella!完敗も、未来の歓喜へバトンを繋ぐ!

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圧倒的人気を誇るプロセカの前に、Liella!の「START!! True dreams」は完敗を喫した。終盤にデイリー1位を奪うなど維持は見せたが、デビュー作に続く週間1位とはならず。売り上げも伸び悩み初動1.4万枚と前作から半分まで下がってしまった。

放送日程の関係から第2話の放送直後の発売となってしまった今回。アニメを見るファンにとっては聴く機会は1回しかなく、配信で見返すときにはすでにフラゲ日を迎えていた。いつもなら2~3話じっくり聞かせてからのリリースとなるため、リリースが早すぎたのが初動が出なかった最大の理由だろう。

アニメCDの1位は最短9月、次回以降につなげられるか

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前作の半分とはいえ、1.4万枚の売り上げは週間1位を十分に取れる可能性がある。それだけに、めぐり合わせの悪さに泣かされることになった。次回のEDもプロセカとぶつかるため週間1位の可能性はなく、さらにその次の劇中歌シングル第1弾は前作6万のうたプリと鉢合わせ。最短の週間1位は、9月発売の劇中歌シングル第2弾となる。

一方で、劇中歌シングルには1stライブツアーのチケットが付属するため、売上面での心配は無用だろう。ただ、9月最終週は昨年ナナニジがリリースした週。結局週間1位を取れるかどうかは、ライバルと鉢合わせしないことが最も重要なのだ。悲願の1位までの道は遠いが、歓喜の瞬間まで我慢の時だ。

来週の注目新譜はGuilty Kiss!

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2021/08/03付のアルバムランキングで首位を狙うのは、Guilty Kissの『Shooting Star Warrior』だ。強力なライバルに阻まれたAZALEAと異なり、首位を脅かすライバルはいない。そのため、週間1位というよりは、人気ナンバーワンユニットとして最高の初動を出せるかが争点となってくるだろう。

さらに、日曜日には高海千歌のアルバム『THE STORY OF FEATHER』もリリースされる。条件的には過去最悪の条件ではあるが、ライバル次第では十分ワンツーフィニッシュも狙えるのだ。最後までデイリーに注目したい。

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