LiSAへの感謝、そして、卒業。
今年のアニソンシーンを占う、最強のアニソンの行方がついに明らかとなった。なんと、この秋から放送が始まる『鬼滅の刃』第2期は、『遊郭編』だけでなく、完全新作としてリメイクされる『無限列車編』も放送されることが決定。前半の『無限列車編』主題歌はLiSAに決定した。
目次
まさかの『無限列車編』リメイク!主題歌にLiSAが続投
鬼滅の刃公式@kimetsu_offテレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編 10月10日(日)より、遊郭編 12月5日(日)より放送決定。
2021/09/25 23:40:00
主題歌アーティスト、無限列車編:LiSA、遊郭編:Aimer。
上弦の陸・堕姫役CV 沢城みゆき。
新情報・新映像満載の最新PV… https://t.co/kA3ySB9Zvq
先ほど、映画『鬼滅の刃 無限列車編』が地上波初放送され、その最後で衝撃的な発表がなされた。当初『鬼滅の刃』2期は映画の続きである『遊郭編』のみになるとみられていたが、なんとその放送に先駆け、『無限列車編』をテレビアニメとしてリメイクすることが発表されたのだ。映画の内容をテレビアニメにリメイクし連続放送に組み込むのは、『ドラゴンボール超』でも見られたフジテレビが得意とするパターンだ。
そしてテレビアニメ版『無限列車編』の主題歌に、LiSAの新曲「明け星」が起用されることも併せて発表された。さらに、FictionJunctionのゲストボーカル扱いだったEDも正式にLiSAの新曲「白銀」が担当することとなった。これにより、OP、EDともにLiSAという1期の流れを残しつつ、両方ともLiSA名義でリリースされるのだ。
主題歌は11月17日発売!3年連続紅白は確実へ!
鬼滅の刃公式@kimetsu_off【テレビアニメ「鬼滅の刃」無限列車編】
2021/09/25 23:52:24
主題歌アーティスト:LiSAに決定。オープニングテーマ「明け星」、エンディングテーマ「白銀」。
最新PV内で、「明け星」の楽曲を初公開していますので、是非ご覧下さい。
11月17日(水)発売… https://t.co/HuURyroai7
そして、その主題歌を収録したシングル「明け星/白銀」が、11月17日に発売されることが決定。『鬼滅の刃』2期の放送が冬からと報じられ、紅白に間に合わない懸念もあったがギリギリ滑り込んだ。これにより、LiSAは今年は「明け星」で3年連続の紅白出場を果たす可能性が極めて高くなったといえるだろう。
ただ、発売は昨年の「炎」より1ヶ月遅く、いえ映画で一度やった『無限列車編』をもう一度やり直すリメイクであるため、昨年の映画ほどの効果は得られない可能性が高い。現在年間暫定1位を独走するYAOSOBIをたった1ヶ月で逆転できるかは微妙なところ。第1話の完全新作が、どれだけ盛り上がるかにかかっているだろう。
『遊郭編』からは脱LiSA、主題歌はAimerに交代
鬼滅の刃公式@kimetsu_off【テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編】
2021/09/25 23:48:00
主題歌アーティスト:Aimerに決定。オープニングテーマ「残響散歌」、エンディングテーマ「朝が来る」。
最新PV内で、「残響散歌」の楽曲を初公開していますので、是非ご覧下さい。
2022年1月1… https://t.co/sFU7a9QtPt
結果的にLiSA続投が決まったとはいえ、それは『無限列車編』までとなった。本番である『遊郭編』はLiSAが主題歌から降りるという噂は的中し、新主題歌はAimerが引き継ぐことが決定した。Aimerは過去に『Fate』シリーズで梶浦由記提供楽曲を歌っており、そういった意味では違和感のない交代となるが、やはりこの数年で定着してしまった『鬼滅=LiSA』という固定観念を崩すというリスクを負うことになる。
ただ、『鬼滅の刃』を最後までアニメ化する前提なら、LiSAだけに任せきりとするのは現実的ではない。ソニーの長期アニメは複数のアーティストを起用していくのが常であり、一人のアーティストが最後まで歌い切ることはないからだ。だからこそ、LiSAにとってレコード大賞という最高の舞台を作り出した、『無限列車編』まではLiSAを使うという決断に至ったのかもしれない。
早くもAimerが2022年の年間1位最有力候補へ
Aimerによる新主題歌シングル「残響散歌/朝が来る」の発売日も早くも発表され、来年の1月12日の発売が決定した。いうまでもなく、Aimerにとっては最大のヒット作「I beg you/花びらたちのマーチ/Sailing」を超える大ヒットが予想される。早くも2022年度の年間1位の最有力候補に躍り出た形だ。
もちろん、LiSAではなくなるという決定が世間にどのような反響をもたらすかは未知数。それでも、『鬼滅の刃』の主題歌である以上、大ヒットは間違いないだろう。来年も『鬼滅』の年になるか、早くも来年度へ向けた戦いは始まった。