4作ぶりの頂点!
2021/09/30付のシングルデイリーランキングが発表され、Liella!の「常夏☆サンシャイン/Wish Song」が0.5万枚を売り上げ、初のデイリー1位に浮上した。
Liella!完全復活!苦悩の末についに頂点へ返り咲き!
首位から遠ざかっていたLiella!が、ついに悲願の首位返り咲きを決めた。初日はラルクに敗れたが、2日目の水曜デイリーは予想通り逆転。0.5万枚を売り上げオリコンデイリーTOP3に浮上した。初日も1万枚売れていることが速報でも明らかとなり、アニメシングル初の週間1位が早くも決定的となった。
週間1位で華々しくデビューを飾りながらも、2枚目以降は大物ライバルとぶつかってしまうケースが相次ぎ、まさかの3作連続で首位から遠ざかる苦難に襲われたLiella!。前作「未来予報ハレルヤ!/Tiny Stars」で2週目にようやくCD週間1位を取り戻したが、合算ではReoNaに敗れいまだに首位はなかった。首位運に恵まれなかったLiella!が、ようやくその人気を証明したのだ。
配信でも2作連続デイリーTOP4独占!
チケット応募券により大幅に伸びているCDだけではないことを証明するのが配信だ。「常夏☆サンシャイン」「Wish Song」がそれぞれ0.2万DLを売り上げ、配信でもオリコンデイリーTOP3入りを果たしたのである。さらにカップリング2曲も3、4位と続き、2作連続でデイリーTOP4をLiella!で独占した。
週間1位最有力とされた次作がLiSAと鉢合わせし、首位のチャンスがあるのは今回だけとなったアニメシングル。前作3.6万の超大物ラルクを相手にしても全くひるまず、見事にチャンスを勝ち取った。配信もしっかりと売れる人気がその栄冠をもたらしたのだ。
ラルクまさか――逆転され27年ぶり首位逸決定
一方、初日1.2万枚と貫禄のスタートを決めたL'Arc~en~Cielは、2日目はまさかのオリコンデイリー9位に大暴落してしまった。2位はおそかRASにも抜かれてしまったため、初日の6分の1も出ていない厳しすぎる2日目となってしまった。これにより、Liella!に一瞬で逆転され、8作連続で続いていた週間1位の可能性は消滅した。
圧倒的人気を誇るラルクがアニメチャートで首位を逃したのは、デビュー作「Blurry Eyes」以来27年ぶり。当時はまだ駆け出しであり、ちょうど社会現象となっていた「愛しさと切なさと心強さと」のブームにぶつかってしまう不運もあった。だが、その後は圧倒的人気で2位以下を寄せ付けない強さを見せていただけに、27年という時間の重みが重くのしかかることになった。
これも時間の流れなのかもしれない。UVERworldの連続1位ストップ、先週のAqoursの連続オリコンTOP5のストップ、そして今週もAKB48の連続ミリオンストップなど、これまでCDチャートで存在感を見せてきた大物たちの連続記録が次々とストップしている。CDが売れないことが決定的になった今。音楽チャートは世代交代という変革の時が迫られているのだ。