鬼滅一強のアニメ界に並び立つアニメは現れるのか?

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いよいよ紅白出場者の発表まで約1ヶ月を切った。アニメからのヒットが多数出た今年、いったいどのアニメが初出場の栄光を掴むのか。第2弾となる今回は、初出場候補の出場予想を中心に発表する。

【10/27付】第72回NHK紅白歌合戦、出場者予想!

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第2弾では、最も注目される初出場・および返り咲きの予想を行った。それでは、結果を見ていきたい。

歌手名出場の
可能性
直近の
出場
今年のアニタイ
Snow Man 9.4 S 第71回
出場辞退
ブラッククローバー
山崎育三郎 8.5 A 第71回
企画枠
-
藤井風 8.4 A - -
優里 8.3 A - -
Ado 8.2 A - -
AI 8.1 A 第68回 -
緑黄色社会 8.0 A - -
紅白出場濃厚ライン
BUMP OF CHICKEN 7.9 B 第65回 -
桑田佳祐 7.7 B 第69回 -
上白石萌音 7.5 B - -
Awesome City Club 7.4 B - -
ウマ娘 7.2 B - ウマ娘
Aimer 7.1 B - 鬼滅の刃
ジャニーズWEST 7.0 B - -
Novelbright 7.0 B - -
紅白出場可能性ライン
宇多田ヒカル 6.9 C 第67回 エヴァンゲリオン
BTS 6.8 C - -
菅田将暉 6.7 C 第70回 -
島津亜矢 6.5 C 第70回 -
aiko 6.4 C 第70回 -
Belle 6.2 C - -
ずっと真夜中でいいのに。 6.1 C - -
Liella! 6.0 C - ラブライブ!


「LiSAだけ」去年のリベンジなのか?アニメ枠の命運は

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去年の紅白アニメ枠はLiSAだけだった。それほど、去年の『鬼滅の刃』の勢いは想像を絶するものであり、他のアニメは並大抵のアピール程度では一蹴されてしまった。それほどほかのアニメにはノーチャンスだった去年は、一般アーティストも含め、結局他に歌ったのは氷川きよしのみというあまりにもさみしいものだった。

それから1年。『鬼滅の刃』は相変わらず圧倒的な社会現象ではあるもの、去年のような絶対的王者のイメージは薄れている。2021年はかつてないほど、アニメのヒットが相次いだからだ。これにより、今年はLiSA以外にもアニメ枠が復活することが有力視されている。

『ウマ娘』音楽番組出演相次ぐ!社会現象認定で出場に現実味!

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先日放送された『シブヤノオト』は、これまでとは信じられないほど破格の対偶となった。『社会現象』であることが明確に報じられ、歌唱パートだけでなく様々なコーナーに絡むなど、NHKが大晦日に向けて強く意識し始めていることをひしひしと感じさせられるような放送内容となった。『シブヤノオト』で高待遇だった歌手はその多くが紅白にもつながっている。かつてのAqoursもその流れだった。

売り上げ面、話題面では文句なしの『ウマ娘』だが、音楽シーンの経験の浅さが弱点として指摘されていた。だが、10月に入って『FNS歌謡祭』『シブヤノオト』と相次いで音楽番組に出演。その反響は7月のテレビ初出演の時とは明らかに違っており、紅白出場にはまだまだ遠いという評価だった1か月前とは取り巻く状況が変わってきていることは間違いないだろう。

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さらに今回の『シブヤノオト』で披露されたのは、代表曲である「うまぴょい伝説」ではなく、ゲーム主題歌の「GIRLS' LEGEND U」だった点にも注目だ。話題性ありきなら『FNS歌謡祭』のように「うまぴょい伝説」を選んでいたが、ぶっとんだ電波曲で一般層とは相性が悪い「うまぴょい伝説」を選ばなかったというのは、どの曲なら大きな話題になるかを探っている節があるのだ。

今回の番組を通じて、一気にアニメ枠初出場候補の筆頭にまで上り詰めたウマ娘。これまで、紅白に出演したオタクアニメのキャラ名義はいまだにラブライブしかいないが、それ以外で初の出演は現実となるか。発表までの1ヶ月で、決定的なもう一押しが欲しいところだ。

ウマ娘・紅白出場可能性の評価内訳の変化

総合評価7.2 B 出場の可能性あり
CD売上6.0 C アルバムがヒット
DL売上8.0 A 「うまぴょい伝説」ロングヒット
ST人気5.0 E 需要は少なめ
カラオケ7.0 B 「うまぴょい伝説」が人気
メディア8.0 A 『FNS歌謡祭』等音楽番組出演相次ぐ
知名度7.5 B 『ウマ娘』ゲーム大ヒット
貢献度6.0 C 『シブヤノオト』反響
出場実績*.* - 出場経験なし

『Liella!』あまりにも重い大晦日の予定――解決策はあるのか?

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カウントダウンライブさえなければ――そう嘆いても一度決まってしまったことはどうしようもない。NHKアニメとしていきなりの紅白出場もあったかもしれないLiella!だが、どんなにNHK関連の貢献があっても、肝心の出演予定が合わないのであれば意味がないのだ。

先日の『シブヤノオト』では、勢いに乗っている『ウマ娘』との待遇の差がこれでもかと痛感させられた。Liella!も出演にこぎつけたとはいえ、出番以外はほとんど映らず、完全に埋没してしまった印象となった。NHKアニメだからといって特別に優遇してくれることはなく、紅白はやはりウマ娘の方が可能性が高いのが現実だ。

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もちろんLiella!もコンスタントに音楽番組への出演ができているだけ、全く可能性がないというわけではない。予定被りも、カウントダウンライブの開演時間が昨年のAqoursと同じ22時以降であれば、19時台と早めの出番で出演し、すぐにカウントダウンライブへはしごすることは可能となる。

ただ、今年デビューしたばかりのLiella!に、いきなりそこまでするかというと疑問符がつく。おそらく今後アニメ2期もNHKで放送されることが十分想定されるため、初出場は来年以降に託すというのが最も確実な落としどころだろう。今年はホームのライブで、来る将来に向けた練習期間に充てるのが賢明なのだ。

Liella!・紅白出場可能性の評価内訳の変化

総合評価6.0 C 出場は極めて難しい
CD売上6.0 C 「始まりは君の空」3万枚ヒット
DL売上4.5 E 「Tiny Star」デイリー1位
ST人気2.0 E 需要皆無
カラオケ2.0 E ランキング上位には入らず
メディア6.5 C アニメ系番組に積極的に出演
知名度5.5 D Aqoursに比べると極めて限定的
貢献度8.5 A+ 『シブヤノオト』出演
『ラブライブ!スーパースター』放送
出場実績5.5 D μ's・Aqoursが紅白出場経験

一般歌手も今年はアニソン選択が増えるか?!

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一方、一般アーティストが歌うアニソンでは、Official髭男dismの「Cry Baby」、YOASOBIの「怪物」など、昨年とは打って変わってかなりの候補が揃っている。初出場候補になっている一般アーティストもアニタイがあり、今年は複数のアニソンが紅白で歌われそうだ。

運命の発表まであと1ヶ月。はたして選ばれるアニソンは何になるのか。奇跡の出場を掴むために、この1ヶ月やれることをやっていきたい。

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