ラブライブ、最強！
2022/06/14付の週間シングルランキングが発表され、A・ZU・NAが初の週間1位を獲得した。
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【シングル】虹ヶ咲ユニット全勝！A・ZU・NAが逆転連覇！
真っ向勝負がほとんどいなくなった現代でも、ラブライブの自力の強さは健在だった。シングルランキングでは、A・ZU・NAの「Infinity!Our wings!!」が1.1万枚を売り上げ、2作連続の週間1位を獲得した。
これで、2期の劇中歌を担当したQU4RTZ、DiverDiva、A・ZU・NAと派生ユニット3組が全て1位を獲得する結果となった。さらに、1期の劇中歌も全てCDランキングで1位となっているため、ここまで全ての劇中歌が1位を経験したことになる。再来週に発売される次の劇中歌は残念ながらヒゲダンとぶつかり1位の可能性はなく、連続1位はここまでとなるが、それでも圧倒的な強さを示すには十分すぎる結果だろう。
まさかの初日2位スタートも、じわじわ粘って首位堅守！
1位経験がなかった他の2組と異なり唯一前作も1位を取っていただけに、特にライバルが見当たらない週間1位は何の問題もないと思われていた。だが、初日はまさかの2位。東山奈央が前作の1.5倍もの売り上げを出したことで、なんと初日1位に躍り出たのだ。思わぬライバル登場に、売り上げが不安されるスタートとなった。
ただ、それで動じないのがラブライブの強さ。東山は2日目で早々に下位に沈み、2日目以降はA・ZU・NAの独壇場となった。一般アーティストに阻まれなかなかオリコンデイリーTOP3入りできなかったが、土曜デイリーでようやくランクインを果たし勝負を決めた。売り上げは曲人気の差でDiverDivaにトップを譲ったものの、人気の高さを証明することはできたようだ。
【アルバム】史上初の大快挙！月曜発売鞠莉が大逆転1位！
逆転を決めたのはシングルだけではない。アルバムランキングでは、小原鞠莉の『THE STORY OF FEATHER』が0.3万枚を売り上げ、2作連続の週間1位を獲得した。
驚くべきなのは発売日。6月13日は来週の月曜日であり、本来であれば今週は関係ない週なのだが、フラゲにより今週分にずれ込み、そのフラゲ分だけで週間1位になってしまったのだ。もはや、1位争いなど諦めるような最悪の条件である月曜発売のCDが週間1位となるのは、史上初の快挙となった。
本来の発売週は首位絶望、奇跡のフラゲでV2にする！
この首位獲得が、いかに奇跡的1位であるかは来週のラインナップを見れば明らかだ。カレンダー通りにフラゲがなく来週のみの集計となった場合、ヒプノシスマイクやアオペラという超強豪と鉢合わせすることになる。前作初動15万の『怪物』が相手では、言うまでもなく勝ち目などない。
そのため週間1位になるには、今週にはみ出したフラゲ分だけで首位になるしかなかったのだ。鞠莉はその針に糸を通すような奇跡をやってのけたのである。これで、鞠莉は黒澤ダイヤに続いて、第1弾に続く2作連続1位となった。大苦戦を強いられ1位自体が激減した2年目シリーズだが、そのラストへ向け、最高のバトンを渡せたようだ。
【DLシングル】ヒゲダン時代にピリオド！Adoが「新世界」建造！
夏アニメが始まるまで続くかと思われていたヒゲダンの長期政権は、予想だにしない歌姫の登場によりピリオドが打たれた。デジタルシングルランキングは、Adoの「新時代」が1.7万DLを売り上げ、初の週間1位を獲得した。Adoにとっては初のアニタイ。その記念すべき一作目で、いきなりオリコンも制した。
映画の公開はまだ2ヶ月も先だが、主題歌発表と同時に即配信という前代未聞のゲリラリリースが、数ヶ月にわたって首位が入れ替わらない膠着したチャートを「新世界」へと導いた。新曲は全部で7つあり、1曲づつ毎週公開・配信される可能性もある。もしそうなれば、ヒゲダンに変わり、Adoが新たな長期政権を掴むことも考えられるのだ。
【今週のラブライブ!】虹ヶ咲の絆！旧作もすべて急上昇！
ラブライブラッシュに沸いた今週は、旧作にも相乗効果をもたらした。QU4RTZ、DiverDivaの劇中歌シングルがA・ZU・NAとセット買いされたことで、いずれも売り上げが急上昇。QU4RTZに至っては、なんと売り上げが倍増した。
このセット買いをもたらしたのは3枚同時購入特典の存在だろう。一部の店舗では、3枚すべて買うことで連動特典を貰うことができ、それを目的とした購入が相次いだのだ。予約であれば一度に買う必要はないのだが、後から欲しくなった人はA・ZU・NAが出てから買うというファンも多かったのだろう。
来週の注目新譜はヒプノシスマイク！
2022/06/21付のアルバムランキングで首位を狙うのは、ヒプノシスマイクの『CROSS A LINE』だ。2019年、初日8万枚、初動15万枚という衝撃的すぎる記録を残したフルアルバム。その第2弾が下半期一発目でいきなり登場するのだ。いうまでもなく、今年の年間1位の候補の一つになるだろう。果たして、前作が成し遂げた記録を更新することになるのだろうか。明日のデイリーランキングは、歴史的な日となる。
