アニメの火は、絶やさない・・・!

tanziro

いよいよ今年も紅白シーズンに突入した。果たして今年の紅白はどうなるのか。第1弾となる今回は、全体の出場予想を中心に発表する。

【09/07付】第73回NHK紅白歌合戦、出場者予想!

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アニメ枠の紹介の前に、まずは他の出演者も含む全出演者の予想を行った。それでは、結果を見ていきたい。

歌手名出場の
可能性
直近の
出場
今年のアニタイ
星野源 10.0 SS 第72回 SPY×FAMIRY
石川さゆり 10.0 SS 第72回 -
氷川きよし 10.0 SS 第72回 -
松田聖子 10.0 SS 第72回
出場辞退
-
Perfume 10.0 SS 第72回 -
坂本冬美 10.0 SS 第72回 -
郷ひろみ 10.0 SS 第72回 -
福山雅治 10.0 SS 第72回 -
天童よしみ 10.0 SS 第72回 -
水森かおり 10.0 SS 第72回 -
東京事変 10.0 SS 第72回 おじゃる丸
乃木坂46 9.8 SS 第72回 -
Snow Man 9.7 SS 第72回 -
SixTONES 9.6 SS 第72回
MISIA 9.4 S 第72回 -
ゆず 9.3 S 第72回 -
日向坂46 9.2 S 第72回 -
milet 9.1 S 第72回 王様ランキング
山内惠介 9.0 S 第72回 -
三山ひろし 8.9 A+ 第72回 -
YOASOBI 8.8 A+ 第72回 機動戦士ガンダム
Aimer 8.7 A+ - 鬼滅の刃
King&Prince 8.7 A+ 第72回 -
純烈 8.6 A+ 第72回 -
Tani Yuuki 8.5 A+ - -
BiSH 8.4 A 第72回 -
SEKAI NO OWARI 8.4 A 第69回 -
鈴木雅之 8.3 A 第72回 かぐや様は告らせたい
あいみょん 8.3 A 第72回 -
中森明菜 8.3 A 第65回 -
Official髭男dism 8.2 A 第71回 SPY×FAMIRY
櫻坂46 8.1 A 第72回 -
NiziU 8.1 A 第72回 -
関ジャニ∞ 8.0 A 第72回 -
GENERATIONS 8.0 A 第72回 -
Da-iCE 8.0 A - -
大黒摩季 8.0 A - 名探偵コナン
松任谷由実 8.0 A 第69回 -
なにわ男子 8.0 A - -
紅白出場濃厚ライン
Ado 7.9 B - ONE PIECE
優里 7.9 B - -
平井大 7.9 B 第72回 -
back number 7.8 B - -
緑黄色社会 7.8 B - クレヨンしんちゃん
King Gnu 7.8 B 第70回 呪術廻戦
DISH// 7.7 B 第72回 -
マカロニえんぴつ 7.7 B - -
NEWS 7.6 B - -
LiSA 7.5 B 第72回 -
AI 7.5 B 第72回 -
宮本浩次 7.4 B 第72回 -
桑田佳祐 7.4 B 第69回 -
Saucy Dog 7.3 B - -
藤井風 7.2 B 第72回 -
Superfly 7.2 B 第71回 アオアシ
BUMP OF CHICKEN 7.1 B 第72回 名探偵コナン
BE:FIRST 7.0 B - BORUTO
JO1 7.0 B - 群青のファンファーレ
紅白出場可能性ライン
すとぷり 6.9 C - -
ジャニーズWEST 6.8 C - -
[Alexandros] 6.8 C - アオアシ
ずっと真夜中でいいのに。 6.7 C - -
山崎育三郎 6.9 C 第71回 -
Awesome City Club 6.9 C 第72回 -
松平健 6.9 C 第72回 -
菅田将暉 6.9 C 第70回 -
Novelbright 6.8 C - -
上白石萌音 6.7 C 第72回 -
aiko 6.3 C 第70回 -
Vaundy 6.2 C - -
宇多田ヒカル 6.2 C 第67回 -
Liella! 6.1 C - ラブライブ!
薬師丸ひろ子 6.0 C 第72回 -
BTS 5.9 D - -
変態紳士クラブ 5.7 D - -
Creepy Nuts 5.6 D - よふかしのうた
Little Glee Monster 5.5 D 第71回 ヴァニタスの手記
KAT-TUN 5.1 D 第72回 -


今年のアニメ枠、どのような顔ぶれに?

『鬼滅』LiSA卒業は確実、Aimerはバトンを継げるか?

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現時点で最もアニメ枠に近いとされるのが、『鬼滅の刃』の主題歌を譚とするAimerだ。これまでLiSAが3年連続で出場している鬼滅の刃。その主題歌の座はAimerに継承されたが、Aimerもすさまじい大ヒットとなった。今年のオリコン配信シングルランキングで年間1位を独走しているため、出場最有力と言っていいだろう。

だが、それは、これまで紅白に出ていたLiSAの卒業を意味する。いまだに世間での鬼滅のイメージはLiSAのイメージが強いため、年間1位の大ヒットとはいえハードルは決して低くはない。さらに心配なことに、今年は一般アーティストのアニソンヒットが相次ぎ、ヒットから1年たった現在ではすっかりAimerの影は薄くなってしまっているのだ。

そのことを裏付けるように、Aimerはこの夏の音楽特番に全く呼ばれていない。去年までのLiSAのように、テレビに引っ張りだこになっていないのだ。ただこれは、Aimerがあまりテレビに出ない傾向があるため、紅白の是非には関係ないのではないだろうか。彼女が紅白の舞台に立てないことは、まず考えられないだろう。

Aimer・紅白出場可能性の評価

総合評価8.7 A+ 出場濃厚
CD売上9.0 S 「残響散歌」10万越えヒット
DL売上9.5 SS 「残響散歌」年間暫定1位
ST人気9.5 SS 「残響散歌」2億回再生
カラオケ8.5 A+ 「残響散歌」上半期TOP10入り
メディア6.0 C 夏の音楽特番に呼ばれず
知名度6.5 C 他のアニソンヒットに押されぎみ
貢献度*.* E -
出場実績8.5 A+ 『鬼滅の刃』3年連続出場中

『Ado』課題山積みも、2年越しの初出場なるか

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一方、Aimerと並びもう一人の最有力候補となっているのがAdoだ。この夏、ウタとして主題歌を担当した『ONE PIECE FILM RED』が大ヒット。主題歌「新世界」は、早くも「うっせえわ」に続く第2の代表曲にまでのし上がっている。年間ランキングではAimerの後塵を拝しているが、集計期間を考えれば、その勢いはAimer以上なのだ。

これだけのヒットになっているだけに、今年の紅白に選ばれてもおかしくはないのだが、昨年の「うっせえわ」の大ヒットでも落選してしまった去年の結果が深く影を落としている。本来であれば、去年初出場していなければならない歌手。いくら2回目のヒットとは言え、「うっせえわ」を無視して出場するのはさすがにおかしい。

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さらに、名義上はAdo名義ではあるが今回の曲は全て『ONE PIECE』のキャラである「ウタ」のキャラクター名義の作品。この夏出演したFNS歌謡祭も、Adoではなくウタとして出ているのだ。昨年は『竜そば』のBelleが同じような立場の中村佳穂が紅白に出たため問題ないように見えるが、AdoはGReeeeNのように姿を見せて活動してはいない。これまでのキャラ名義のように、演じた中の人が代理で歌う方式は使えないのだ。

そのため、もしAdoが出場するのであれば、FNS歌謡祭と同様にキャラクターCGを使った企画出場となる可能性が高い。また、昨年の「うっせえわ」を無視することができないことからも、Adoとウタは昨年のLiSAのように、別々の枠で出るということも考えられる。問題は山積みだが、彼女は今年の紅白に、出なければならない存在の一人だろう。

Ado・紅白出場可能性の評価

総合評価7.9 B 出場可能性あり
CD売上9.0 S 『ウタの歌』20万越えヒット
DL売上9.0 S 「新世界」5週連続オリコン1位
ST人気9.5 SS 「新世界」最速1億回再生
カラオケ9.0 S 担当楽曲が上位独占
メディア7.0 B 『FNS歌謡祭』出演
知名度8.0 A 『ONE PIECE』大ヒット
貢献度7.0 B 『SONGS』出演
出場実績1.0 E 昨年「うっせえわ」のヒットで落選

『Liella!』今年はカウントダウンなし、特別枠で出演も?!

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昨年は、カウントダウンライブの開催が決まったことにより自動的に紅白の可能性はゼロとなっていたLiella!。だが、2023年の新年に合同イベントの開催が発表されたことで、自動的に今年はカウントダウンライブの開催予定はないことが明らかとなった。

可能性を完全に消す大晦日の予定がなくなったことで、今年はLiella!にも出場の可能性が生まれることになったが、いうまでもなくその人気は正規枠の出場水準に達してはいない。つまり、仮に出場するとしても、去年のアニソン企画のように、コーナーでの企画出演一択だ。

Aqours紅白

今年も『J-MELO』などNHKの音楽番組への出演は続いており、さらに現在NHKアニメとして放送されていることからNHKとのパイプはしっかりできている。前述のとおり、Adoを出場させるためにはアニメ企画コーナーを設ける必要があり、もしそれが実現すれば、たとえAdoの前座だとしても、Liella!は適任ではないだろうか。

もちろん、だからと言ってそう簡単に出れるわけがない。ここ最近の紅白は、一般アーティストに重点を置いており、そもそもμ’sやAqoursが紅白に出れたこと自体が異例中の異例なのだ。可能性はもはや、宝くじに当たるぐらいの低さ。奇跡以外の何物でもないことを、忘れないでおきたい。

Liella!・紅白出場可能性の評価内訳の変化

総合評価6.1 C 出場は極めて難しい
CD売上6.0 C 「WE WILL!!」2万枚ヒット
DL売上2.0 E 全く売れず
ST人気2.0 E 需要皆無
カラオケ2.0 E ランキング上位には入らず
メディア6.5 C 『サマソニ』等対外フェスに積極参加
知名度5.5 D Aqoursに比べるとまだ遥かに劣る
貢献度8.5 A+ 『J-MELO』出演
『ラブライブ三昧』放送
『ラブライブ!スーパースター』2放送
出場実績5.5 D μ's・Aqoursが紅白出場経験

その他、出場の可能性があるグループは?

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一方、一般アーティストが歌うアニソンは昨年をはるかに超える豊作ぶりだ。今年もアニソンでヒットを出したOfficial髭男dismは、昨年はライブを優先したため辞退。今年は返り咲きが望まれている。ほかにも、King Gnu、YOASOBIと大物が続々アニタイを担当し、候補選びに枚挙はないのだ。

しかし、近年は一般アーティストがアニソンを歌うシーンが極端に少なくなっている。特にヒット曲が多いYOASOBIのように、出場はしてもアニソンを選択しないケースが増えているのだ。その意味でも、アニメ枠の意地は、企画枠が生命線となっていくかもしれない。

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