まさかの、結末。
2022/09/02付のシングルデイリーランキングが発表され、『ヒプノシスマイク』が、1・2位独占スタートを決めた。
ヒプマイ1・2位独占スタートも・・・
本日、5周年を迎えた『ヒプノシスマイク』。それを記念した4年ぶりのシングルBad Ass Templeの「戒定慧」とどついたれ本舗の「No double dipping!」がリリースされ、予想通り1・2位を独占。注目されたどちらが勝つかというヒプマイ対決の初日は、Bad Ass Templeが制する形となった。
だが、その売り上げはたったの0.5万枚。初日2～3万をホイホイ連発する『ヒプノシスマイク』としては、極めて低いスタートとなってしまった。これにより、本来なら確実と思われていた『ヒプノシスマイク』の週間1・2位独占の可能性が、消えた。
『実売3万枚』最強歌い手のリードに届かず
今週のシングルランキングは、これまでの実績を考えはヒプマイのライバルはいないはずだった。だが、初日の水曜デイリーで首位スタートを決めた、ベアードアードの「ヒストリア」が、なんとビルボード速報で3万枚超というとんでもない売り上げを叩き出していることが判明したのだ。
オリコンでは一般アイドルの「複数買い対策ルール」によりビルボードの半分程度になっているとみられるが、それでも1.5万枚。初日0.5万枚しか出せなかったヒプマイでは、残念ながら追いつくことは不可能。人気の高い歌い手であるベアードアードだが、今回がデビュー作。「実績」がないのは、そういうカラクリだったのだ。
ファン心理の落とし穴――オリコン“未集計”で無念の結果に
相手も強かったとはいえ、初日2～3万枚を出せるいつものヒプマイであれば、難なく逆転できる相手だった。だが、ヒプマイとは思えないスタートになってしまった理由は、公式ファンクラブで発売されたCD-BOX『HYPNOSIS MICROPHONE SOURCE』の存在だ。
このCD-BOXは、今回発売された2枚の新譜に加え、これまでリリースされたシングル6枚をまとめたBOXであり、単品で買うよりお得な設定となっている。だが、このCD-BOXはオリコンに計上されることがなく、通常のCDショップで単品買いした売り上げしか計上されていないのだ。当然、ファンならほとんどこのBOXで買うことになるため、本来の売り上げを発揮できない無念の結果となってしまったのだ。
Adoはもう誰にも止められない！
一方、アルバムランキングとデジタルシングルランキングでは、Adoが今日も1位を守り抜いた。木曜デイリーはヘブバンの登場日だが、全く歯が立たなかった。はたして、この連続1位はどこまで続くのか。もう今年は、誰も1位を取れない可能性までありそうだ。
