究極のアニメ黄金年に、響くアニソンは!

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いよいよ紅白出場者の発表まで約1ヶ月に迫った。これまで見たことがないほど、ヒットシーンの中心に常にアニメがいた今年。いったいどのアニメが初出場の栄光を掴むのか。第2弾となる今回は、初出場候補の出場予想を中心に発表する。

【10/06付】第73回NHK紅白歌合戦、初出場者予想!

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第2弾では、最も注目される初出場・および返り咲きの予想を行った。それでは、結果を見ていきたい。

歌手名出場の
可能性
直近の
出場
今年のアニタイ
Aimer 8.7 A+ - 鬼滅の刃
King Gnu 8.6 A+ 第70回 呪術廻戦
Tani Yuuki 8.5 A+ - -
SEKAI NO OWARI 8.4 A 第69回 -
中森明菜 8.3 A 第65回 -
Official髭男dism 8.2 A 第71回 SPY×FAMIRY
Da-iCE 8.0 A - -
大黒摩季 8.0 A - 名探偵コナン
なにわ男子 8.0 A - -
紅白出場濃厚ライン
Ado 7.9 B - ONE PIECE
優里 7.9 B - -
back number 7.8 B - -
緑黄色社会 7.8 B - クレヨンしんちゃん
マカロニえんぴつ 7.7 B - -
NEWS 7.6 B - -
桑田佳祐 7.4 B 第69回 -
Saucy Dog 7.3 B - -
Superfly 7.2 B 第71回 アオアシ
BE:FIRST 7.0 B - BORUTO
工藤静香 7.0 B 第49回 -
紅白出場可能性ライン
すとぷり 6.9 C - -
ジャニーズWEST 6.8 C - -
[Alexandros] 6.8 C - アオアシ
ずっと真夜中でいいのに。 6.7 C - 雨を告げる漂流団地
菅田将暉 6.9 C 第70回 -
Novelbright 6.8 C - -
Vaundy 6.5 C - チェンソーマン
Liella! 6.3 C - ラブライブ!
ファイターズガール 6.0 C - -
BTS 5.9 D - -
変態紳士クラブ 5.7 D - -
Creepy Nuts 5.6 D - よふかしのうた


アニメ枠は超大激戦!出場掴むのは?

『Aimer』最有力候補に暗雲、アニメ超ブームが逆にピンチ招く?

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いうまでもなく、現時点で最もアニメ枠に近いのはAimerに変わりはない。3年連続で『鬼滅の刃』は紅白に出場し、今年もアニメは大ヒット。今年のオリコン配信シングルランキングで年間1位獲得は確実視されており、そんな年間ナンバーワンヒット曲が最有力となるのは当然の結果だ。

だが、Aimerがヒットしたのは今年の初め頃。その後、『SPY×FAMIRY』のヒゲダン、『ONE PIECE』のAdo、そして『ガンダム』のYOASOBIと、次々とヒットシーンが新たなアニソンで塗り替えられまくっている現状では、もはや今年初めのヒットなど、遠い過去のような扱いとなってしまっているのだ。

さらにAimerはテレビでの動きを全く見せていない。新たなアニソンのヒット曲が次々と出ている現状で、鬼滅をアピールできていないのだ。事実、流行ったのが早すぎて、去年年間1・2位の優里とAdoが落選したばかり。その悲劇がAimerでも起こってしまう可能性はゼロではないのだ。

Aimer・紅白出場可能性の評価

総合評価8.7 A+ 出場濃厚
CD売上9.0 S 「残響散歌」10万越えヒット
DL売上9.5 SS 「残響散歌」年間暫定1位
ST人気9.5 SS 「残響散歌」2億回再生
カラオケ8.5 A+ 「残響散歌」上半期TOP10入り
メディア6.0 C 音楽番組への露出ほぼゼロ
知名度6.5 C 他のアニソンヒットに押されぎみ
貢献度*.* E -
出場実績8.5 A+ 『鬼滅の刃』3年連続出場中

『Liella!』9人でのテレビ出演続々!企画枠へ全てを賭ける

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先日、9人での初のNHK音楽番組『J-MELO』出演を果たしたLiella!。さらにそれだけでなく、11月に放送される『SONGS OF TOKYO』への出演も決定した。紅白に出場経験のある歌手も多数出演する番組であり、Aqoursもこの番組の出場ののちに紅白の舞台を掴んでいることから、音楽番組への貢献は順当に進んでいることが分かる。

ただそれでも、Liella!に紅組での出場の可能性はゼロだ。『鬼滅の刃』のヒットをきっかけに沸き起こった空前絶後のアニメブームにより、出場ハードルは途方もないレベルにまで跳ね上がってしまったのだ。最低でも、ストリーミングで1億再生、配信でオリコン1位を取らなければ、候補リストにすら入れないのが現状だ。

そのためLiella!が出場できる可能性は、アニメ紅白、サブカルチャー特集のようなコーナーでの企画出演一択。『ラブライブ!スーパースター!!』がNHKアニメであるというメリットを生かして、企画枠での出場しか道はないのだ。紅白には毎年、子供向けのコーナーとして前半にNHKアニメをメインとしたコーナーが用意されている。そこにLiella!が、入り込むことはできるだろうか。

Liella!・紅白出場可能性の評価内訳の変化

総合評価6.3 C 出場は極めて難しい
CD売上6.0 C 「WE WILL!!」2万枚ヒット
DL売上2.0 E 全く売れず
ST人気2.0 E 需要皆無
カラオケ2.0 E ランキング上位には入らず
メディア7.0 C 『サマソニ』等対外フェスに積極参加
知名度5.5 D Aqoursに比べるとまだ遥かに劣る
貢献度8.5 A+ 『J-MELO』出演
『ラブライブ三昧』放送
『ラブライブ!スーパースター』2放送
出場実績5.5 D μ's・Aqoursが紅白出場経験

ヒットシーンはアニメ中心、かつてないほどのアニソン祭りか?!

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一方、一般アーティストが通常枠で結果的にアニソンを歌うというパターンは激増しそうな予感だ。今年のヒットランキングは、上位をアニソンが独占。出場が有力視されている歌手たちも、軒並み最大ヒットがアニソンである歌手が多く、単純に一番ヒットした曲を歌うパターンであれば、自動的にアニソンが選ばれることになるのだ。

しかし、大物がアニソンを歌うことは、別のタイアップも多く持っており、枠の争奪戦は激化をたどっている。さきほど、King GnuがNHKサッカー中継のタイアップが発表され、2年ぶりの紅白出場が確実視される形となった。だが逆に言えば、アニソンを歌う可能性は極めて低くなったことを意味している。

発表は例年11月上旬。1か月後には、もう出場者の顔ぶれが明らかとなっているのだ。はたしてアニソンを歌う歌手は何人選ばれるか。この1ヶ月が、最後のアピールの場となる。

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