これが、最強。

2022/11/23付のシングルデイリーランキングが発表され、米津玄師の「KICK BACK」が、アニソン史に残る衝撃的な売り上げを叩き出した。
目次
頂上決戦を終わらせる一撃!米津衝撃の初日22万枚!
その数字が出た瞬間、誰もが目を疑った。歴史上類を見ない史上最強のクールと称された秋アニメ、その頂点に立ったのは、やはり米津だった。その売り上げは、なんと22万枚。アニソンはおろか、アイドル以外のソロ歌手で初日を出せるものは、他にはいないのだ。
秋アニメトップ争いでは、YOASOBIの「祝福」が2万枚のCD売り上げでトップの座に浮上したが、その10倍以上の異次元の一撃で粉砕。これを超えらえるのは、もはやチャート対象外のジャニーズ・AKBグループなどのすさまじい売上施策を施したアイドルだけ。真っ向勝負では対抗馬など、もう誰もいないのだ。
前作初動に初日で迫った!2作ぶりのオリコン週間1位も確定!
米津玄師のデイリー推移予測・前作比較
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
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M八七 | 0.2万枚 | 16万枚 | 19万枚 | 21万枚 | 23万枚 | 24万枚 | 25万枚 | 29万枚 |
KICK | 発売前 | 22万枚 | 26万枚 | 28万枚 | 29万枚 | 30万枚 | 32万枚 | 38万枚 |
この衝撃的なスタートにより、初動は前作「M八七」を超えることが確実となった。前作も話題の特撮映画『シン・ウルトラマン』で大きな話題となりヒットとなったが、今回はそれを上回る勢いとなっているのだ。それほど、『チェーンソーマン』の注目度が高いことを示すスタートとなったといえるだろう。
前作はんと、20万を超えるすさまじい初動を出したにもかかわらず、AKB48とぶつかり首位を取れていなかった。米津はその強さゆえに、他陣営から徹底的にマークされエースをぶつけられることが多かったからだ。だが、今週そのようなライバルはいない。2作ぶりのオリコン週間1位が、初日で決まった。
初日20万越えはアニソン歴代最高記録!
アニソンシングルデイリー売上歴代ランキング
タイトル | 歌手 | 初日売上 | |
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1 | KICK BACK | 米津玄師 | 22.3万枚 |
2 | ドラえもん | 星野源 | 9.3万枚 |
3 | Hello,world!/コロニー | BUMP OF CHICKEN | 7.8万枚 |
4 | FLY TO THE FUTURE | QUARTET NIGHT | 6.1万枚 |
5 | 自由への進撃 | Linked Horizon | 5.9万枚 |
もはや、秋アニメはおろか、アニソン史に残る衝撃的な売上となった。初日22万枚は、現在のデイリーランキングがスタートした2009年以降、歴代ナンバーワンの初日売り上げとなったのだ。これまで、初日で10万以上売れたものは存在せず、一瞬にして倍以上の記録更新となったのだ。
デイリー記録はおろか、週間記録でも歴代ランキング入りとなるレベルだ。アニソンで初動20万以上を超えたのは、B'zの「衝動」以来なんと16年ぶり。それを初日だけで叩き出してしまったのだ。邦楽の頂点に立つ最強の男が、本気で強いタイアップを取ればどうなるかを、初日だけで証明した形だ。
初日だけでCD年間1位決めた!合算も大逆転年間1位へ!

昨日まで、CDシングル年間ランキングのトップに立っていたのはAimerの「残響散歌/朝が来る」。その売り上げは10万枚であり、初日だけでその倍以上の数字を叩き出した米津が、たった1日で年間ランキングを確定させた。上半期ではCD・配信・合算の全てで1位となり、このまま年間でも3チャート制覇確実と称されたAimerの3冠を阻止したのである。
それどころか、配信でも絶大な強さを誇る米津は、現在合算で首位をひた走るAimerを捉える可能性が出てきたのだ。初日だけで22万枚もの数字があるため、初動は30万を超える見込みであり、合算でも年間の頂点に立つ可能性が高くなった。わずか1ヶ月で大逆転へ、米津を止められるものは、もういないのか。
Mマス初の週間1・2位独占なるか?RADとの攻防戦へ

一方、アルバムランキングでは、1位にTHE 虎牙道、2位Jupiterにランクインし、『アイドルマスターSideM』が1・2位独占を果たした。Mマスのデイリーワンツーフィニッシュはアルバム初の快挙となり、週間でも初の1・2位独占へ向け、好スタートを切った。
だが、ライバルのRADは日曜デイリーの映画館加算に代表されるように、圧倒的な粘りにより迫ってくる。デイリーで1日でも多く逃げ切らなければ1位はないのだ。早くも明日、祝日効果により急上昇が予測されるRADを抑えられなければ、首位はないのだ。