その人気、前代未聞!

2023/02/14付の週間シングルランキングが発表され、ClariSが前代未聞の発売半年後に初の週間1位を獲得した。
目次
【シングル】リコリコ続編決定を祝う祝砲!ClariS衝撃の1位浮上!
彼女らが今週の週間1位になるなど、予想できたものなどいないだろう。シングルランキングでは、ClariSの「ALIVE」が0.4万枚を売り上げ、週間1位を獲得した。ClariSの週間1位獲得は、前作「ケアレス」に続き2作連続となった。
数字だけ見ればここ数年のClariSの平均的な初動売上だが、今回のCDは昨年8月に出たCDの再発である。本来、再発シングルはそこまで爆発的な売り上げになることはないため、1位獲得はまずない。だが、今週の新譜は恐ろしいほどレベルが低かったため、ClariS再発シングルが1位、しかも初の1位になってしまったのだ。
発売25週目での初首位はアニソン史上初!

「ALIVE」は昨年夏、最もヒットしたアニメ『リコリス・リコイル』の主題歌だ。まどマギで一時代を築いた第1期ClariSとは違い、これといったヒット曲がなかった第2期ClariSの代表曲となるほどのヒットとなったのだ。だが、最初のCD発売週は、運悪くLiella!やAdoという超強力なライバルとぶつかってしまい、CD・配信ともに首位になったことはなかったのだ。
再発による売り上げ急上昇があったとはいえ、発売25週目での首位記録は前代未聞。初首位までの所要期間は2008年に記録された「崖の上のポニョ」の7か月が最長だが、その間のほとんどで圏外であり、ランクインしていたのは1ヶ月ほどに過ぎない。そのポニョと違い、ClariSは一度も圏外に落ちることなく5か月ランクインし続け、そこから1位に浮上。アニソン史上初の大事件となったのだ。
リコリコは次の物語へ!ClariS続投なら大ヒット間違いなしか?!
TVアニメ『リコリス・リコイル』公式@lycoris_recoil
❁.。:*:。.━━✽━━.。:*:。.❁
2023/02/11 20:26:14
『リコリス・リコイル』
新作アニメーション
制作決定
❁.。:*:。.━━✽━━.。:*:。.❁
ふたりの物語は――
終わらない… https://t.co/5O6yCASfU8
奇しくも、ClariSが初の1位を飾った今週、『リコリス・リコイル』のアニメ続編制作が発表された。このCD再販が今週開催されたアニメイベントに合わせての発売だったのだが、まさに続編決定を祝う祝砲となったのは言うまでもないだろう。
続編は2期か、劇場版かは現時点では未定だが、主題歌はClariSが続投する可能性が高い。続投が正式に発表されれば、今回は初週から大ヒットは確実だろう。今回は25週かかった1位が、初動だけで達成することもありえるだろう。
【DLシングル】10-FEET、もはや敵なしの長期政権へ!

デジタルシングルランキングは、10-FEETの「第ゼロ感」が0.9万DLを売り上げ、3週連続の週間1位を獲得した。今週は冬ドラマ主題歌が大量にリリースされたため3週連続のオリコン週間1位とはならなかったが、それでもアニソンでは敵なしだ。
冬アニメが壊滅的な状況になっている今、10-FEETの対抗馬はいない。この冬はずっと1位をキープし続ける、第2次長期政権の樹立は間違いなさそうだ。
【アルバム】結束バンド、あっさりと週間1位返り咲き!

アルバムランキングでは、結束バンドの『結束バンド』が0.7万枚を売り上げ、2週ぶりに週間1位に返り咲いた。先週はポケモンに大金星を許しまさかの連続1位ストップとなってしまったが、わずか1週間で王座を奪還した。これで、通算8回目の週間1位獲得となった。
さすがにCDだけでは首位を維持できなくなってきてはいるが、結束バンドの強さはデジタル要素の強さであり、それがある限り簡単には大崩れしない。それこそが、この前代未聞の長期政権の礎となっているのだ。
『ウマ娘』CDでは1年半ぶりの1位も、配信の差で合算制覇ならず

一方、CDアルバムランキングでは、ウマ娘の『Overrunner!』が0.5万枚を売り上げ、1年半ぶりの週間1位を獲得した。昨年は首位運から見放され、初動1万越えを連発しながら一度も首位を取ることができなかったが、今回は3位まで1000枚差以内というすさまじい僅差の争いを制し、久々の頂点にたったのだ。
だが、それはCDだけの話。結束バンドの誇る圧倒的な配信の力の前で、合算では逆転を許してしまったのだ。そもそも、CDでも結束バンドとの差は400枚に満たず、大きなリードを確保できていなかったのだ。合算1位はCDだけでなく、配信でも強くなければ取れない。それを如実に示す結果となった。
【今週のラブライブ!】果南、初のオリコン1位で存在感示した!

そしてそんな超接戦のアルバムで、首位からわずか1000枚差以内の3位になったのが、松浦果南の『センチメンタルレモネード』だ。うるう年のない曜日は1年ごとに1つずれるため、今年は金曜日発売となり集計期間は4日に短縮。その差はわずかであり、初年度と同じ6日間であれば果南がCD週間1位になっていたこともあり得るほどの僅差であった。
誕生日CDの特性上、どうしても週間ランキングでは不利になりがちなAqoursソロアルバムシリーズ。だが、デイリーランキングにおいては、ライバルが落ちてきたタイミングで新譜を出せるため、今回果南は初めてオリコンデイリー1位を獲得と爪痕を残した。3年目は集計期間に恵まれず未だ1位獲得はないが、その存在感を示すことはできたようだ。
来週の注目新譜はGLAY!

2023/02/21付のシングルランキングで首位を狙うのは、GLAYの「THE GHOST/限界突破」だ。3月の新作映画公開の前哨戦としてリリースされる新主題歌で、GLAYは3年ぶりの首位を目指す。GLAYはすさまじい初日枚数でそのまま逃げ切る大逃げタイプだが、果たしてどれだけの売り上げをたたき出すのか。明日のデイリーは、今月を占う重要な日となりそうだ。