これが、トップアイドル。

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2023/04/25付の週間シングルランキングが発表され、YOASOBIがオリコン週間1位を総なめした。

【シングル】無念の初週からリベンジ!YOASOBIチャート完全制覇!



これが、最強の【アイドル】だ。シングルランキングでは、YOASOBIの「アイドル」が8.7万枚を売り上げ、2週目で初の週間1位を獲得した。先週はストリーミングランキングで1000万再生をたたき出しオリコン週間1位スタートを決めたが、合算ランキングではCDの有無でスピッツ、配信ランキングでは鬼滅に僅差で敗れ2位となった。

だが、2週目になってその勢力図は一転。ストリーミング再生数は先週から倍増の2000万再生という異次元の数字を叩き抱したことで合算ランキングでも首位を奪取。そして配信でも鬼滅を打ち倒し、CD以外のすべてのランキングでYOASOBIが首位を総なめしたのだ。

デジタルではまさに敵なし!早くも年間1位最有力候補へ

マンウィズ VS YOASOBI デジタルシングル首位争い

単位:DL 日・週
推しの子 0.4 0.8 1.2 1.7 2.2 2.8 3.4万DL
鬼滅の刃 0.3 1.1 1.6 1.8 2.0 2.5 2.8万DL

先週は2日のリリース日の差で鬼滅に敗れた先週。今週も序盤はリードを取られたが、第2話が放送された水曜日以降は別人のような動きを見せた。後半戦はなんと先週の週末をも上回る圧倒的な粘りで逆転勝利を決めた。

この逆転劇は、ストリーミングでの異次元の再生数とも連動しており、アニメのみならず一般層にもそのキャッチ―なメロディが刺さり、大ブームを築きつつある。長期政権を樹立することはもう間違いない。早くも年間1位最有力候補へと躍り出たといえるだろう。

鬼滅まさか・・・ED発売も春の主役から後退へ

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一方、YOASOBIに逆転負けを喫し2位に後退したMAN WITH A MISSION×miletの「絆ノ奇跡」。今週はEDの「コイコガレ」もリリースされ、一時はオリコンデイリー1・2位を独占する場面もあったが、中盤にまさかの失速。週末には放送効果等で盛り返したが時すでに遅く、逆に加速し続けていたYOASOBIとの勢いの差を見せつけられる結果となった。

これにより、春の覇を争う戦いは『推しの子』に主導権を握られた。国民的アニメに成長した『鬼滅の刃』といえど、3期目ともなると新鮮さがうすれ、『推しの子』のようなフレッシュな作品に話題を奪われやすいのだ。だが、鬼滅の実力を考えればここで終わるわけにはいかない。5月のCD発売まで粘り続け、覇権奪還を狙う。

【CDシングル】キングレコード声優対決は小倉に軍配!

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CDシングルランキングでは、小倉唯の「秘密・Melody」が1.0万枚を売り上げ、3作連続で週間1位を獲得した。キングレコード在籍中最後のシングルである「Fightin★Pose」の首位獲得から、なんと3作連続で首位をキープ。デビューから10年もの間首位を取れなかった小倉が、それを取り戻すように首位を連発しているのだ。

今週は、キングレコード声優による頂上決戦となった。現所属の水瀬いのりとは首位が目まぐるしく入れ替わるシーソーゲームを演じ、最終的にはわずか1000枚差で勝利を掴んだ。どちらも、2010年代後半のキングレコードを支えたキングの顔。水瀬より5年早くデビューした小倉が、先輩としての強さを示した。

【アルバム】大混戦アルバムを伏兵が制す!

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アルバムランキングでは、ナナランドの『七色の絵の具で』が1.0万枚を売り上げ、初の週間1位を獲得した。今週はアルバムも上位は毎日目まぐるしく入れ分かる大混戦となったが、その中で2回首位を取ったナナランドがわずかなリードで逃げ切った。

【今週のラブライブ!】ここまで1位なし、悪条件の中で希望は見えるか

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今年度のAqoursソロ曲は、これまで一度も週間1位を取れていない。発売日が日曜、月曜に集中し、週間ランキングで分断してしまうケースが続出しているからだ。そんな発売日の曜日に泣かされたのは、今週の渡辺曜もその一人である。

月曜デイリーではみごとにオリコンデイリー1位を掴むなど、しっかりと爪痕は残したが、それでも壁が高かった。たとえ分散がなかったとしても、先週も今週も首位が1万を超えていたため、首位の可能性はなかったのだ。昨年の逆転1位は、2週目に新譜が全くないという運による要素が大きかったのである。

ラス2鞠莉も強豪とバッティング、すべては善子に託される

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そして次に発売される小原鞠莉は、Aqoursを苦しめ続けてきた集計期間の呪いを乗り越え、史上最高の条件である火曜発売でリリースされる。だが、翌日の水曜日には、これまで安定して1万をたたき出せるシンフォギアがスタンバイ。集計期間の問題を解決しても、ライバルが強いという運のなさは最後まで響くのだ。

そのため、首位の可能性があるのは、最後にリリースされる津島善子だけとなった。その善子も、昨年はなんと後輩である虹ヶ咲に敗れ首位を逃している。はたしてAqoursソロ3年目はこのまま、誰も1位を取ることなく終わってしまうのだろうか。

【デイリー速報】火曜はブラックスターの日!圧倒的首位スタート!

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2023/04/25付のアルバムランキングが発表され、ブラックスターの『BLACKSTAR IV』が1.3万枚を売り上げ、5作連続のデイリー1位スタートを決めた。5人体制最後のKing&Princeが2週目も2万に迫るすさまじい粘りを見せたため定位置のオリコンデイリー1位は逃したが、それでも他を圧倒するスタートとなった。

昨年末のシングルでは不本意な結果に終わったが、やはり本命のアルバムでの強さは健在だった。前作と全く同じ初日売上でその好調さを見せた。5作連続1位へ向け、好スタートを切ったといえるだろう。

ロケットスタートも週間1位は未確定、週間10連覇中のアイナナが明日登場

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だが、これだけのロケットスタートを決めてもまだ週間1位は確定してはいない。なんと、ここまで10作連続で週間1位を取りづつけているアイナナのベストアルバムが控えているのだ。前作の実績では、完全にアイナナの方が上回っており、たとえこのスタートでも勝てる相手ではないのだ。

ただ、アイナナも前作では大きく売り上げを落とし、初めて累計2万枚を下回った。今回のベストアルバムはこのアルバムと大半の曲が重複しており、売り上げは大きく下がる可能性もあるのだ。その隙をつければ、ブラスタにも勝機が見えてくる。はたしてこの頂上決戦は、どちらが制すのか。

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