もはやライバルはいない!

2023/05/30付の週間シングルランキングが発表され、22/7が8作連続で週間1位を獲得した。
目次
【シングル】無敵のナナニジ、圧倒的な週間8連覇!
10年間にわたり邦楽の頂点を制服した絶対的な力が、アニソンをも支配した。シングルランキングでは、22/7の「僕は今夜、出て行く」が6.9万枚を売り上げ週間1位を獲得した。前作を1万枚以上上回り、最大ヒット作「僕が持ってるものなら」に次ぐ高初動をたたき出した。
早くも年間1・2位独占、自身初のトップ3独占も見えた!
22/7のデイリー推移予測・前作比較
| |||||||
火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
神様 | 5.2万枚 | 5.5万枚 | 5.6万枚 | 5.8万枚 | 5.9万枚 | 5.9万枚 | 6.0万枚 |
今夜 | 6.3万枚 | 6.5万枚 | 6.6万枚 | 6.8万枚 | 6.9万枚 | 6.9万枚 | 6.9万枚 |
初日は過去最高クラスの6万オーバーと猛烈なスタートを決めたナナニジではあるが、2日目以降は伸び悩み7万の大台には届かず。最大ヒットの「僕が持ってるものなら」はここで粘って7万のを大台を超えており、中盤の粘りの有無が累計を左右する形となった。
ただそれでも、前作の累計を初動だけで突破し、キャラ名義シングルCD年間1位に浮上した。年間1・2位を独占しており、ライバルはもはや追いつけないほどの圧倒的な差。下半期にもう一枚出せば、自身初の年間TOP3独占は間違いないだろう。
CDだけじゃない強さ、結束バンドが今年最強の2位!

ナナニジに運悪く鉢合わせし、週間1位を獲得することはできなかった結束バンドの「光の中へ」。だが、その売り上げは4万枚。これだけの売り上げをたたき出して、週間1位を取れなかったのは運が悪かっただけ。史上最強の週間2位となった。
CDでそのすべての売り上げを稼いだナナニジと異なり、結束バンドの売り上げの大半はデジタル成分と、売れ方は全く異なる。デジタル成分を重視するビルボードランキングでは、こちらが上に立った。CDがもはや過去のものとなりつつある今、本当の強さを持つのはどちらなのだろうか。それを考えさせられる週となった。
【DLシングル】YOASOBI、首位の座は渡さない!

週間1位の座を奪われようが、それは一時の気の乱れでしかない。デジタルシングルランキングは、YOASOBIの「アイドル」が2.4万DLを売り上げ、オリコン週間1位に返り咲いた。先週はジャニーズに大敗を喫したが、そのジャニーズはそうそうに姿を消し、ライバルが消えた今週は、YOASOBIに敵はいなかった。
さらに今週は毎回恒例の英語版となる「Idol」がリリースされ、その相乗効果で中盤以降粘りを取り戻した。もう当分の間、その長期政権を脅かすものは現れないだろう。
【アルバム】うたプリ最強!ファンの想いが爆発し週間制す!

アルバムランキングでは、うたの☆プリンスさまっ♪の『SHINING BIRTHDAY SONG CD』が2.3万枚を売り上げ、圧倒的な週間1位を獲得した。初日からロケットスタートで首位を独走し、2位以下にクアトラブルスコアをつける圧勝劇を見せつけた。
今回のアルバムには、ファンの強い想いが大きく感じさせられる結果となっている。4月に物議を醸した騒動。それに危機感を感じたファンが一致団結し、これだけの売り上げとなって表れたのである。結束した彼女たちの力は強い。プリンセスはファン、その称号を気軽に名乗ってはいけないのだ。
【今週のラブライブ!】どん底からの躍進へ!Liella!大台突破!

どんなに厳しい現実が待ち受けようと、それで終わってしまうラブライブではない。どん底の評価の中でもじわじわと粘っていたLiella!の『Second Sparkle』が、発売3ヶ月目にしてついに3万枚の大台に到達したのだ。
ここ最近のラブライブのアルバムはいずれも3万枚の大台に届く一歩手前で力尽きるパターンが非常に多く、前作の1stアルバムもその一つだった。だが、今回はラブライブが長年破ることができなくなっていたその壁を打ち破ったのである。まだまだ困難は多数あるが、この粘りは努力なくしてできるものではない。逆転へ向け、希望の一打となったのは間違いないだろう。
来週の注目新譜はMAN WITH A MISSION×milet!

2023/06/06付のシングルランキングで首位を狙うのは、MAN WITH A MISSION×miletの「絆ノ奇跡/コイコガレ」だ。配信では圧倒的な強さを誇る『鬼滅の刃』が、ついにCDでもそのベールを脱ぐ。合算ではYOASOBIになかなか勝てずいまだに1位がないが、ここで初の合算1位となるか。明日のデイリーは注目だ。