究極のバンドアニメ誕生!

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2023年度の上半期アニソンアルバムランキングが発表され、結束バンドが初の上半期1位に輝いた。これまでキャラ名義が一度も成し遂げたことがない、オリコン上半期1位を獲得する大快挙を達成した。

令和のバンド女王!ぼざろ圧倒的上半期1位!



2023年度の上半期アニソンアルバムランキングが発表され、結束バンドの『結束バンド』が30.2万枚を売り上げ、初の上半期1位を獲得した。昨年秋からすさまじいブームを巻き起こした『ぼっち・ざ・ろっく!』。その集大成となるアルバムが、歴史的な大ヒットを記録した。

また、CDアルバムランキングでも16万枚と、2位以下にクアトアブルスコアをつける圧倒的な首位を獲得。女性キャラクターが上半期1位となるのは、昨年の『マクロス』に続き2年連続。マクロスは複数グループが集まったコンピレーションとなるため、単独グループでの制覇は、μ's以来8年ぶりとなった。

デジタルランキング史上初の総合制覇!3部門首位総なめ!


結束バンドの強さはCDだけではない。デジタルアルバムランキングでも6.4万DLを売り上げ、なんとオリコン上半期1位を獲得してしまったのだ。キャラ名義の作品がオリコン上半期1位を獲得するのは、いうまでもなく史上初。これまでのレジェンドクラスの作品ですら成し遂げたことのない、歴史的大快挙を成し遂げたのだ。

それどころか、一般タイアップを含めてもオリコン上半期1位を獲得したアニソンはごくわずか。近年では、昨年のAimerが鬼滅効果でデジタルシングル上半期1位を獲得したぐらいであり、それをキャラクターが成し遂げたということが、いかにすごいことかは火を見るより明らかだ。

オリコンデジタルアルバム上半期ランキングTOP5

タイトル アーティスト 上半期売上
1 結束バンド 結束バンド 6.4万DL
2 Moving Pieces Travis Japan 1.9万DL
3 ユーモア back number 1.7万DL
4 ウタの歌 Ado 1.6万DL
5 Specter 星街すいせい 1.2万DL

一方で、デジタルアルバムはCDやデジタルシングルと比べると需要が極端に少ない。上記の通り、2位は2万DLに届いておらず、大物クラスでも1万DLを超えれば大ヒットとなるのが現状だ。とはいえ、そんな売れにくい媒体で2位にトリプルスコアをつけた勢いはすさまじい。昨年の上半期1位はAdoの3.9万DLであるため、いかに規格外のヒットであるかがわかる。

そして、ストリーミングでもアルバムとしては異例のトータル1億再生を達成。CDに換算して8万枚分の売り上げが合算ランキングに加わっている。合算ランキングでの30万の売り上げの半数がデジタルアルバムとストリーミングによるデジタル成分で占めており、CDが売り上げのほとんどを占めるこれまでのキャラ名義では考えられないような売れ方となったのだ。

キャラ名義アルバム歴代最高売上を大幅更新!

キャラ名義のアルバム歴代売上

タイトル アーティスト 上半期売上
1 結束バンド 結束バンド 30.2万枚
2 Enter the Hypnosis Microphone Division All Stars 22.2万枚
3 放課後ティータイムII 放課後ティータイム 20.5万枚
4 Best Live! collection II μ's 15.3万枚
5 Best Live! collection μ's 14.6万枚

史上初の快挙を成し遂げた最強のバンドは、キャラクター名義によるアルバムの売上でも歴史を塗り替えた。これまで最高だったヒプノシスマイクを抜き去り、売上歴代1位に立ったのだ。CDが売れなくなりつつある今、けいおんが記録した20万ですら超えられない壁となっていたが、ぼざろはそれすらあっさりと乗り越えていった。

それほどまで、『ぼっち・ざ・ろっく!』は規格外の社会現象となったのだ。きららアニメのバンドアニメの先輩である『けいおん!』と同様に、放送前の期待感は全くなかったが、放送が始まると徐々に人気が火が付いていった。彼女たちが奏でる本気の音楽が、多くの人々の心を動かしたのである。最初は全く無名であった4人のキャラクターたちが、邦楽の歴史に名を刻んだ瞬間であった。

【声優部門】これぞ大ベテラン!坂本真綾が12年ぶり上半期制覇!

saktm

声優部門では、坂本真綾の『記憶の図書館』が0.9万枚を売り上げ、なんと12年ぶりの上半期1位を獲得した。前回は、自身初のオリコン週間1位獲得と大ヒットし上半期を制した。あれから時代は大きく変わり、1万枚に満たないラッキー1位ではあるが、いまでも売れる力を証明して見せた。

何十年にもわたりトップクラスの人気を誇りながら、00年代前半は林原めぐみ、00年代後半以降は水樹奈々と絶対女王に阻まれ、つねに二番手に甘んじていた坂本真綾。しかし、シングルと違ってアルバムは出さない年もあるため、その隙間をつけば首位になれるのだ。

2023年度アニソン上半期アルバムTOP10一覧!

タイトル アーティスト 上半期売上
1 結束バンド 結束バンド 30.2万枚
2 コリンズ 10-FEET 8.2万枚
3 ウタの歌 Ado 6.3万枚
4 ポケットモンスター
BEST OF BEST OF BEST 1997-2023
- 4.1万枚
5 THE FIRST SLAM DUNK
オリジナルサウンドトラック
- 3.9万枚
6 BLUE GIANT - 3.8万枚
7 Second Sparkle Liella! 3.2万枚
8 Deep down Aimer 3.1万枚
9 SHINING BIRTHDAY SONG CD - 2.5万枚
10 Absolute LIVE!!!!! ワルキューレ 2.4万枚


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