これが、絶対王者！
2022/08/29付の週間アルバムランキングが発表され、ヒプノシスマイクが週間1・2位を独占した。
目次
【アルバム】ヒプマイはキャラソンでも無敵！圧倒的1・2位独占！
これが、絶対王者の実力だ。アルバムランキングでは、ヒプノシスマイクの『The Block Party -HOMIEs-』が2.0万枚を売り上げ週間1位を獲得。さらに、同時発売の『The Block Party -HOODs-』も2位にランクインし、ヒプノシスマイクが週間1・2位を独占した。
これまで全てのアルバムで週間1位を獲得しているヒプマイにとって、必ず片方が2位になる2枚同時リリースはこれまでなかったため、これが初の1・2位独占となった。2位はヒプマイにとって初めてではあるが、1・2位独占は記録継続となるため、無敗記録が途絶えたわけでない。圧倒的な力を証明してみせたのだ。
2日目以降は苦戦も、初日の貯金で独走！
ヒプノシスマイクのデイリー推移予測・前作比較
|
| |||||||
| 単位：万 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CROSS | 3.3万 | 4.0万 | 4.4万 | 4.6万 | 4.7万 | 4.8万 | 4.9万枚 |
| HOMIE | 1.4万 | 1.7万 | 1.8万 | 1.9万 | 2.0万 | 2.1万 | 2.1万枚 |
一方で推移そのものは、初日1.4万枚とロケットスタートを決めながら、CD単体ではなんと2万枚に届かなかった。ファンの固定化によりほとんどのファンが初日に購入を済ませるため、後から買うファンが大幅に減っているのだ。これは、ブームから年数がたち新規ファンの流入が減った作品ではよくみられる光景である。
現在のヒプマイは、数年前のブームでファンになった人たちが残っている状態であり、新規ファンの流入はあまり見られなくなった。それでも、圧倒的なファン層により人気は安泰。この安定感を見せていれば、作品も十分にやっていけるのである。
【シングル】リトグリ、3作連続シングル制覇！
シングルランキングでは、Little Glee Monsterの「今この瞬間を」が2.1万枚を売り上げ、3作連続の週間1位を獲得した。自己最高売上を記録した得意の『MIX』タイアップで、前作から売り上げを倍以上伸ばし完全勝利を果たした。
今回は、日本各地でサイン会という強力な売上施策をもって大幅に売り上げを伸ばし、サイン会当日には数銭単位の加算で売り上げを2倍にしてみせた。CDが売れない現代では、リトグリのような正統派グループでも、何かのおまけにCDを売ることしか生き残る道はないのだ。
【DLシングル】YOASOBI最後の1位、長期政権満了！
デジタルシングルランキングでは、YOASOBIの「アイドル」が1.0万DLを売り上げ、5週連続で週間1位をキープした。来週は呪術主題歌を引っさげたKing Gnuが登場するため、首位を取れるのは今週がラスト。今週もライバルなど視界にすら入れず、圧倒的な推移で首位を守り切った。
これで5ヶ月にも及んだYOASOBIの長期政権が幕を閉じる。来週はKing Gnuにその座席を明け渡すことになるが、これだけのヒット曲となっただけに、大晦日の大舞台に選ばれれば再び玉座を取り戻す可能性はゼロではないだろう。それまでは2位で、虎視眈々と首位奪還の機会を狙うことになりそうだ。
【今週のラブライブ!】幻日の「現実」――首位を取ることはできるのか
前作でようやく首位を取り、今週も前作実績的にライバルはおらず、らくらく2週連続1位になるかと思われた『幻日のヨハネ』。ところが、リトグリが首位死守のためにすさまじい売上施策を仕掛けたため、まさかの大敗に終わった。それだけなら『相手が悪かった』で済むのだが、問題はその初動売上。チケット付CDにもかかわらず、初動1万枚にあと一歩届かなかったのだ。
前作のEDでも、CD単体では初動1万枚に満たなかった。通常のCDでも万割れは増えているが、チケットでも万割れが出始めたのは非常に良くない傾向である。これまで必殺の威力を誇ったライブが、もはや魅力的な特典ではなくなってしまっていることを意味するからだ。
残る劇中歌CDも強敵と鉢合わせ、首位を取れず終わるのか
売り上げの低迷は、首位の獲得頻度にもダイレクトに影響を及ぼす。初動2万と1万では、首位を取れる可能性は大きく変化してしまうのだ。特に1万枚を割ると、一気に首位を取るのは難しくなるのだ。チケット込みでも1万枚に届かない現状では、首位を取る期間はかなり限定されるのだ。
それを物語るように、今後発売される劇中歌CDはKing Gnu、UNISON SQUARE GARDENと、いずれも前作実績2万枚以上の強豪と鉢合わせしており、首位はおろかデイリー1位の獲得すら厳しい状況だ。残すは10月の劇中歌だが、これも首位を取れるかは不透明。このまま、一度も首位を取れずに終わってしまうのだろうか。
来週の注目新譜はKing Gnu！
2023/09/05付のシングルランキングで首位を狙うのは、King Gnuの「SPECIALZ」だ。もはや説明不要の社会現象『呪術廻戦』を引っさげ、2年ぶりの首位を狙う。もはや、オリコン週間1位の獲得は通過点に過ぎず、狙うはYOASOBIの「アイドル」を首位の座から引きずり下ろすことのみ。前回年間1位となった最強タッグで、奇跡の逆転Vなるか。来週はデイリーから、目が離せない。
