にわかに信じられない事態。

2024/02/10付のデイリーランキングではとんでもない異変が起こった。なんと、紅月の『絲』が0.7万枚を売り上げ、オリコンデイリーTOP3に突如として急浮上したのだ。
発売日すら超える売上!?あんスタ衝撃の急上昇
あんスタアルバムのデイリー推移予測・前作比較
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単位:枚 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 |
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ALKA | 1.3万 | 1.7万 | 1.8万 | 1.9万 | 2.0万 | 2.0万 | 2.1万枚 |
DEAD | 0.3万 | 0.3万 | 0.4万 | 1.1万 | 1.2万 | 1.2万 | 1.3万枚 |
そのデイリーが発表された瞬間、誰もが目を疑った。ここまで週間1位争いを繰り広げながらも、あんスタにしては明らかに低すぎる推移となっていた紅月が、金曜デイリーでなんと0.7万枚と前日の7倍近いとてつもない急上昇を見せたのだ。なんと、発売日の売り上げはおろか、前半3日間の合計を1日で超えてしまったのである。
初動2万枚をたたき出した先々週のUNDEADですら、金曜デイリーは売上3桁となっていたことを考えると、この売り上げがいかに異常であるかは明白だ。そもそも過去全てのあんスタCDで最大となる初動5万枚を達成したCDですら、金曜デイリーは0.3万枚にとどまっている。通常では、絶対にありえない数字なのだ。
CDに大異変発生、シングルでは上坂すみれが急上昇

『異変』は、あんスタだけにとどまらなかった。シングルランキングでは、ここまで下位に沈んでいた上坂すみれの「ディア・パンタレイ」が0.1万枚を売り上げオリコンデイリーTOP3に浮上。こちらも、前半戦3日間の合計売上をこのデイリーだけで上回る予測と、通常ではありえない動きを見せている。
シングルもアルバムも、金曜デイリーにランクインした全ての声優・キャラ名義で、通常の金曜デイリーではありえない急上昇が同時に起こったのだ。ライブやイベントなどで特定のアーティストだけが急上昇することは珍しくはないが、まったく共通点のない作品が同時にこのような動きをすることは完全なる異常事態だ。
原因は『アニメ専門店』集計漏れか

では、なぜこんなことが起きたのか。考えられる原因は一つしかない。『アニメイト』などのアニメ専門店で、大規模な集計漏れが発生し、それが金曜デイリーで一括加算されたのだ。上述のあんスタの推移をみれば、序盤2日間はあり得ないほど低くなっている。ここに金曜デイリーの売り上げを当てはめれば、ピタリと自然な推移になるのだ。
過去にも、アニメ専門店の集計漏れにより、後日デイリーでとてつもない急上昇はたびたび起きている。通常は週後半などに発生し加算もそこまで大規模にはならないのだが、今回はそれが1週間で最もCD売上が高まる火曜日に発生してしまったため、その加算は通常ではありえない規模になったというわけだ。
2024年の王者へ!Creepy Nuts週間1位決めた!

一方、デジタルシングルランキングでは、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が0.3万DLを売り上げ、3日連続でオリコンデイリー1位をキープした。売り上げは先週金曜の1.5倍となり、週末を待たずして先週の日曜デイリーの売り上げを超えるとてつもない勢いとなった。
金曜日に登場した新譜を完全に抑え込み、この瞬間Creepy Nutsは初の配信オリコン週間1位が確定した。いうまでもなく、明日の土曜デイリーでは土曜回復によりさらにデイリー最高売上を更新することは間違いない。 正真正銘、2024年の王者への道を走り始めたのだ。