今年は必ず、6人で大晦日へ!
2024/06/11付の週間シングルランキングが発表され、すとぷりがオリコン週間1位を獲得した。
目次
【シングル】すとぷり邦楽完全制圧!異次元のオリコン1位!
2.5次元という概念が生まれ早十数年、その究極の完成形がオリコンを完全制圧した。シングルランキングでは、すとぷりの「はじまりの物語」が22.4万枚を売り上げ、オリコン週間1位を獲得した。アルバムでは4作中3作でオリコンを制していたが、シングルでは初の快挙。邦楽を完全に制するパーフェクト達成となった。
オリコンランキング上では無条件にアニメ歌手として分類されている歌い手だが、当サイトではアニメとは厳密には違うジャンルとして解釈しているため、普段はチャート対象外だ。しかし今回は、彼らの半生を描いたアニメ映画の主題歌となったことで、初めてランクインが許可されたのである。そこで彼らの圧倒的人気を、まざまざと見せつけたのだ。
初アニタイでシングル制覇なるか?ライバルとは3万枚差
すとぷり VS NCT DREAM オリコン首位争い
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単位:枚 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 |
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すとぷり | 13万 | 17万 | 18万 | 19万 | 21万 | 22万 | 22.9万枚 |
NCT | 10万 | 11万 | 12万 | 12万 | 13万 | 13万 | 13.9万枚 |
その推移は、もはやアニソンの枠では収まり切らず、ジャニーズ相手でも引けを取らない次元の推移であった。今週はNCT DREAMが存在し、前作で初動18万枚を売り上げオリコンを制していたため、いくらアルバムで首位を連発しているすとぷりといえど、さすがに勝てないのではという声も多かった。
しかし、初日の数字が出た瞬間全てが変わった。結果的に個の初日売り上げだけで勝負は決した。すとぷりは直前のアルバムから1.5倍も伸ばし、NCT DREAMは逆に前作から3分の2のダウンとなり、勝負にならなかった。今回のすとぷりは謹慎していたメンバーの復帰作となり、久々の6人が揃う作品だった。そのことが、ファンの結束を生み完全勝利をもたらしたのだ。
ビルボードでは衝撃50万枚、今年も紅白出場期待高まる
さらにこの異次元の数字ですら、今回の勢いを示す指標では全く足りていなかった。同時に発表されたビルボードランキングでは、なんと初動50万枚を叩き出していたのだ。これは今年リリースされた男性アーティストの中でも、これより上にいるのはSnowManなどのジャニースのエース格だけである。もはやすとぷりは、ジャニーズに匹敵するほどの人気を誇るのである。
6人復帰作で最高の形を飾ったことで、早くも大晦日の大舞台への期待の声も止まらない。昨年は謹慎の影響により4人だけの出場となり、本来の形でのすとぷりではなかった。だが、今年こそは6人での出場を願うファンの思いは強い。この最高の結果がNHKに届くかは残す半年間の頑張り次第だ。
【アルバム】うたプリ最強のベストが圧巻7度目1位!
アルバムランキングでは、寿嶺二の『Drown in』が1.9万枚を売り上げ、初の週間1位を獲得した。寿嶺二はシングルランキングでの首位獲得はあるが、アルバムでは初めてだ。
ST☆RISHが7人中6人で週間1位、一人はオリコン週間1位を獲得した最強のソロベストアルバムシリーズが、カルナイでも火を噴いた。今週はアルバムで一度も首位を逃したことがないワルキューレと激突し大苦戦が予想されたが、ふたを開ければ完全勝利。最強のベストは、今回も4人全員で首位を狙えそうだ。
【DLシングル】合算はすとぷりに完敗も、配信では首位を死守!
デジタルシングルランキングでは、MY FIRST STORY×HYDEの「夢幻」が0.7万DLを売り上げ、4週連続で週間1位を獲得した。CDが発売され合算1位を狙ったが、すとぷりに異次元の売上を叩き出されたため完敗。合算での首位は成し遂げることができなかった。
それでも、定位置の配信1位は守り切った。すとぷりは配信ランキングでは強くはないため、その弱点をつき週間3冠を阻止。ビルボード上半期1位を獲得したことで報道を見たライトファンの購入により売り上げが大幅に伸びたCreepy Nutsの猛追を振り切り、首位防衛を成功させた。
【今週のラブライブ!】驚異のロングセラー!発売1周年飾る復活!
これが、シリーズを引っ張る新エースの力だ。怒涛の連続リリースが終わり、6月末までラブライブのリリースがストップしている現代。そんな中、スリーズブーケ/DOLLCHESTRAの「Holiday∞Holiday/Tragic Drops」がなんと、このタイミングで復活したのだ。
Liella!のようにライブがあったわけでも、大きな発表があったわけでもないが突然の復活。何度も何度も復活を果たしているこのCDは、オリコン圏外に落ちているときも常に水面下でコンスタントに売れ続けていたのだ。
そしてこのランクインでついにCD単独初の累計1万枚を達成。2023年にリリースされたシングルでは唯一の大台突破となった。スリーズブーケでもトップクラスの人気を誇る曲の人気はすさまじく、9人体制となり新バージョンへの移行も取りだたされる中、この曲はいつまでも2人の曲でありたい、そんなファンの想いが体現された形となったようだ。
来週の注目新譜はうたの☆プリンスさまっ♪!
2024/06/18付のシングルランキングで首位を狙うのは、ST☆RISH/QUARTET NIGHT/HE★VENSの「KIR☆MEKI EMOTION/SONG LETTER/GLORIOUS ANGELS」だ。常に1位を取り続けている最強のうたプリ全員シングルが、初めて年2回のリリースとなった今作。前作も圧倒的な売り上げで1位となっていただけに首位最有力候補だが、異次元のヒットとなったすとぷりは2週目も2万枚を超えてくると予想される。はたしてすとぷりに勝てるのか、明日のデイリーは注目だ。