今年も、紅白の主役はアニソン!

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いよいよ今年も紅白シーズンに突入した。果たして今年の紅白はどうなるのか。第1弾となる今回は、全体の出場予想を中心に発表する。

【09/22付】第75回NHK紅白歌合戦、出場者予想!

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アニメ枠の紹介の前に、まずは他の出演者も含む全出演者の予想を行った。それでは、結果を見ていきたい。

歌手名出場の
可能性
直近の
出場
今年のアニタイ
星野源 10.0 SS 第74回 SPY×FAMIRY
MISIA 10.0 SS 第74回 -
石川さゆり 10.0 SS 第74回 -
Perfume 10.0 SS 第74回 -
坂本冬美 10.0 SS 第74回 -
郷ひろみ 10.0 SS 第74回 -
福山雅治 10.0 SS 第74回 -
天童よしみ 10.0 SS 第74回 -
水森かおり 10.0 SS 第74回 -
三山ひろし 10.0 SS 第74回 -
ゆず 10.0 SS 第74回 -
Mrs. GREEN APPLE 9.9 SS 第74回 忘却バッテリー
山内惠介 9.8 SS 第74回 -
鈴木雅之 9.7 SS 第74回 -
乃木坂46 9.6 SS 第74回 ATRI
純烈 9.5 SS 第74回 -
Official髭男dism 9.4 S 第74回 アオのハコ
Superfly 9.3 S 第74回 -
YOASOBI 9.2 S 第74回 物語シリーズ
緑黄色社会 9.0 S 第74回 ダンジョン飯
Creepy Nuts 8.9 A+ - マッシュル
BE:FIRST 8.8 A+ 第74回 -
JO1 8.8 A+ 第74回 七つの大罪
あいみょん 8.5 A+ 第74回 -
櫻坂46 8.4 A 第74回 -
Stray Kids 8.3 A 第74回 -
SEVENTEEN 8.3 A 第74回 -
LE SSERAFIM 8.1 A 第74回 -
IVE 8.1 A 第74回 -
TWICE 8.1 A 第74回
(MISAMO)
-
NiziU 8.1 A 第74回 神之塔
aiko 8.0 A 第70回 名探偵コナン
Number_i 8.0 A - -
MY FIRST STORY
×HYDE
8.0 A 第69回
(HYDE)
鬼滅の刃
紅白出場濃厚ライン
Omoinotake 7.9 B - -
椎名林檎 7.9 B 第74回 -
すとぷり 7.8 B 第74回 すとぷり
YOSHIKI 7.8 B 第74回 -
ano 7.7 B 第74回 らんま1/2
NewJeans 7.7 B 第74回 -
こっちのけんと 7.6 B - -
35 キタニタツヤ
(GEMN)
7.5 B 第74回 推しの子
JUJU 7.4 B 第74回 -
FRUITS ZIPPER 7.4 B - -
西野カナ 7.3 B 第69回 -
AI 7.3 B 第72回 -
tuki. 7.2 B - -
さだまさし 7.2 B 第74回 -
日向坂46 7.1 B 第73回 -
milet 7.0 B 第74回 -
薬師丸ひろ子 7.0 B 第74回 -
紅白出場可能性ライン
Snow Man 6.9 C 第73回 -
SixTONES 6.9 C 第73回
結束バンド 6.8 C - ぼっちざろっく!
SPYAIR 6.8 C - ハイキュー!!
ヨルシカ 6.7 C - チ。
King Gnu 6.7 C 第73回 -
マカロニえんぴつ 6.7 C - -
新しい学校のリーダーズ 6.6 C 第74回 -
松任谷由実 6.6 C 第73回 -
ILLIT 6.5 C - -
なにわ男子 6.5 C 第73回 -
新浜レオン6.4 C - -
aespa 6.4 C - -
星街すいせい 6.3 C - アイドルマスター
SEKAI NO OWARI 6.3 C 第73回 -
ずっと真夜中でいいのに。 6.2 C - ダンダダン
Vaundy 6.0 C 第73回 僕のヒーローアカデミア
藤井風 6.0 C 第73回 -
B’z 5.9 D - -
米津玄師 5.9 D 第69回 -
ME:I 5.8 D - -
Da-iCE 5.8 D - -
INI 5.7 D - -
いきものがかり 5.6 D 第70回 天穂のサクナヒメ
ハマいく 5.5 D 第74回 -
MAN WITH A MISSION 5.4 D 第74回 -
10-FEET 5.3 D 第74回 -
エレファントカシマシ 5.2 D 第74回 -
大泉洋 5.1 D 第74回 -
藤井フミヤ 5.1 D 第74回 -
Liella! 5.0 D - ラブライブ!


今年のアニメ枠、どのような顔ぶれに?

『Creepy Nuts』今年の邦楽代表!出演快諾が争点に!

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今年も、その年を代表する最大の代表曲はアニソンとなった。Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」は、昨年の「アイドル」に匹敵する歴史的ヒットとなった。史上最速で5億再生を突破し、昨年のアイドルの年間5.7億再生の記録を超すことはほぼ確実の状況。もはや落選することなど、あってはならない領域となっているのだ。

ただ、この手のヒップホップユニットはあまりテレビに出たがらない傾向が強く、忙しい年末年始に仕事はしたくないという理由で紅白出場を辞退するアーティストは一定数存在する。ただ、20年前に似たようなヒップホップからのヒットを記録したnobodyknows+は出場しており、Creepy Nutsもすでに多数の音楽番組に出演済み。紅白の前哨戦ともいえる『ライブエール』へも出演していることから、出場することは間違いなさそうだ。

Creepy Nuts・紅白出場可能性の評価

総合評価8.9 A+ 出場確実
CD売上7.0 B 「Bling-Bang-Bang-Born」3万越え
DL売上10.0 SS 「Bling-Bang-Bang-Born」年間暫定1位
ST人気10.0 SS 「Bling-Bang-Bang-Born」5億再生
カラオケ10.0 SS 「Bling-Bang-Bang-Born」カラオケ上半期1位
メディア8.0 A 多数の音楽番組に出演
知名度8.0 A 『BBBBダンス』社会現象
貢献度7.5 B 『ライブエール』出演
出場実績*.* - なし

『鬼滅』6年連続出場へ!マイファス初紅白なるか

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ここまで長く連続出場を続けているアニメは他にはない。さすがに6年目となると徐々に表立って目立つ場面は少なくなったが、それでも担当した歌手を必ずヒットさせる強さは健在。今年の担当となったMY FIRST STORY×HYDEはそれまでずっと続いていた女性ソロ歌手を含まない初の男性同士のコラボとなり不安の声も見られ、前評判は決していいものではなかった。それでも、当初は厳しいとされた10万の壁は難なく超えていったのはさすが鬼滅といえよう。

そのため、今年もよほどのことがなければ出場はほぼ間違いない。そうなれば、MY FIRST STORYとしては初の紅白出場の栄冠をつかむこととなる。一方、HYDEは6年前の『進撃の巨人』以来の出場となるが、この時もコラボであった。はたして出場の吉報が2か月後、届くだろうか。

MY FIRST STORY×HYDE・紅白出場可能性の評価

総合評価8.0 A 出場濃厚
CD売上7.0 B 「夢幻」3万越え
DL売上8.5 A+ 「夢幻」10万越えヒット
ST人気8.5 A+ 「夢幻」7000万回再生
カラオケ5.5 D あまり歌われず
メディア8.0 A 春の音楽番組に引っ張りだこ
知名度8.5 A+ 人気安定も『無限城』映画3部作の前座感は否めず
貢献度8.0 A NHKタイアップ多数
出場実績9.5 SS 『鬼滅の刃』5年連続出場中
HYDE・6年前に出場

『結束バンド』今年も絶好調!昨年のリベンジなるか

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昨年、キャラ名義史上初となるオリコン年間1位の大偉業を成し遂げた結束バンド。だが、紅白にその名前が呼ばれることはなかった。キャラ名義からの出場は、アニメキャラではなく歌い手のすとぷりが選ばれたからだ。オリコン年間1位の発表は紅白の発表には間に合わなかったため、アルバム30万枚の売り上げだけでは、同じく30万枚の売り上げをたたき出しているすとぷりと競合してしまったのだ。

しかし、『ぼっち・ざ・ろっく!』は今年も好調さを維持。売り上げこそ去年と比べると落ちてはいるが、それでもオリコン上位に入るなど存在感は示している。昨年以上に対外フェスへの出場も増え、去年不足しているのではと指摘された場数も着々と増えているのだ。そのため、今年こそリベンジを果たすのではという声は少なくな い。

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昨年はこのすとぷりだけでなく『推しの子』『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『スラムダンク』と、アニソンのヒットが目白押しであり、それに伴いバックでアニメを流す演出が過去最多の数となったため、同じ演出が必要な結束バンドまで出そうとなると、「さすがにアニメが多すぎる」と判断され落選となった。他にヒット曲があった紅白常連組が全員アニソンを回避したことからも、昨年のアニソンのヒットの多さは予想をはるかに超える量だったのだ。

上述の通り、今年もヒットの中心はアニソンとなってはいるが、その数は異常だった昨年ほどではない。その中でトップを争う『マッシュル』『忘却バッテリー』はいずれも楽曲人気とアニメの人気が全く釣り合っておらず、曲やアーティスト人気が独り歩きしている状態なのだ。

今年、明確にアニメの人気が理由で売れているといえるのは『名探偵コナン』『鬼滅の刃』などおなじみの顔ぶればかりで、これまで紅白と縁がない作品からのヒットは他に『ハイキュー!!』ぐらい。そのため、相対的に『ぼっち・ざ・ろっく!』の順位は上がっている。過去にも、本命の出場年と思われた年は落選し、次の年になって初出場を果たしたアーティストは少なくない。今後更なる追撃が来れば、そのチャンスをつかむ可能性はゼロではないのだ。

結束バンド・紅白出場可能性の評価内訳の変化

総合評価6.8 C 出場可能性あり
CD売上8.0 A 『Re:結束バンド』4万越えヒット
DL売上9.0 S アルバムでオリコン週間1位連発
ST人気8.5 A+ 今年も関連楽曲が高い再生数を維持
カラオケ4.0 E ランキング上位には入らず
メディア5.5 D 今年はテレビ出演も増加
知名度7.0 B 『ぼっち・ざ・ろっく!』ブーム継続
貢献度6.5 C 『Venue101』出演
出場実績*.* - なし

その他、出場の可能性があるグループは?

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もはや、アニメタイアップはアーティストにとって最も重要なタイアップとなった現在。ほとんどのトップアーティストが相次いでアニソンを担当するため、ただ歌ったからというだけで選ばれる可能性はない。ただ、その中でもaikoは『名探偵コナン』タイアップで久々のヒットをあげ、紅白復帰の可能性は高い状態となっている。

ほかにも、YOASOBI、緑黄色社会、Official髭男dism、JO1ら紅白常連歌手によるアニタイは今年も多くあるが、彼らは他にヒット曲が多いゆえに歌う可能性は薄い。昨年は明白にアニメでヒットしたといえる歌手以外は全員アニソンを回避したため、今年もその傾向は続きそうだ。

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