今年の冬は、米津の冬!

2025/01/28付の週間シングルランキングが発表され、米津玄師がオリコン週間1位を獲得した。
目次
【シングル】出せば必ず1位!米津ぶっちぎり週間制覇!
今年の冬は、米津の冬となった。シングルランキングでは、米津玄師の「Plazma」が4.4万DLを売り上げ、オリコン週間1位を獲得した。今週はCDランキングのレベルも低かったため、合算ランキングでも週間1位獲得となった。
初動4.4万DLは、今年リリースされた全ての配信で最も高い初動。配信時代を制した配信の絶対王者が、ガンダムという最強の武器を得て無敵の存在になったのだ。もちろん、今年の年間1位最優良候補であることは言うまでもないだろう。
これぞ王者の推移!全く隙見せぬパーフェクト劇場!
米津玄師のデイリー推移予測・前作比較
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単位:DL | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・週 |
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地球儀 | 1.8万 | 2.2万 | 2.5万 | 2.8万 | 3.0万 | 3.3万 | 3.6万DL |
Plazma | 2.1万 | 2.6万 | 3.1万 | 3.3万 | 3.6万 | 4.0万 | 4.4万DL |
これが、米津という最強の王者の推移だ。初日から2万DLと圧倒的なスタートダッシュを決めると、その後も一度たりとも首位を明け渡さないデイリーパーフェクトを達成。最も売り上げが下がった金曜でさえ0.27万DLと、すぐに落ちていく曲とは別格の粘りで圧倒した。
この初動4.4万DLは、昨年紅白で歌ったヒット曲「さよーならまたいつか!」の初動を超えている。朝ドラをもこえるガンダムというブランドが、米津の強さをより強固なものとしたのだ。今後更なる援護射撃もあるため、この冬はずっと米津が首位に居座ることになりそうだ。
【CDシングル】これが『最後』の重み――Aqours衝撃首位返り咲き!

シングルランキングでは、Aqoursの「永久hours」が0.7万枚を売り上げ、6週目にして二度目の週間1位に返り咲いた。ここ数週常に0.6万枚前後をキープするという驚異的な粘りを見せ続けていたが、そこに低レベル週がぶつかったため、あっさりとCDの頂点に舞い戻った。
Aqoursの首位返り咲きは、3週間前の年始以来。年始は新譜がなかったため自動的に首位に返り咲いた形となっていたが、今週は月末であり大量のライバルがいた状況。そのライバルを全てなぎ倒し、なんとオリコンでも週間3位に舞い戻った。これでAqoursは、自己最高となる通算4週目のオリコン週間TOP3入りとなったのだ。
ランティス売上No.1の集大成、いよいよ来週『締め切り』

今週までに17.4万枚を積み上げ、出荷ベースだけでなく実売でもついに「もってけ!セーラーふく」を超え、名実ともにランティスで最も売れたCDへと上り詰めた。しかし、このままどこまで売り上げが伸び続けるわけではない。長かった応募期間も、ついに来週が締め切りを迎えるからだ。
そんな中で、いよいよ最後の勝負をとファンの追加購入は日を追うごとに激しさを増している。先週の売り上げ0.6万枚から1000枚増えていることからもそのことが伺いしれる。衝撃のオリコン1位から年を跨いで続いたこのお祭りも、ついに来週で見納め。そのラストを飾る来週は、今週とは比べ物にならない売り上げとなることは間違いなさそうだ。
【アルバム】次世代を担う男性声優ユニットが初の週間1位!

アルバムランキングでは、Sir Vanityの『Latitude』が0.6万枚を売り上げ、初の週間1位を獲得した。これまでも高い売り上げを出してきた彼らだが、週間1位となるのは初めて。メンバーの梅原裕一郎、中島ヨシキはソロでの首位経験すらなく、初の快挙となっている。
ここ最近、男性声優のユニットはほぼ首位争いからは無縁の状態である。長らく活躍し何度も首位を獲得したGRANRODEOは売り上げを落とし首位争いから脱落、その対抗馬として活躍していたOLDCODEXも解散ししていた現状、安定して首位を取れるユニットは皆無だったからだ。
男性声優のユニットが週間1位を獲得したのは、2023年のTrignal以来2年ぶり。その久々の首位を、30代前半である彼らが獲得したのは男性声優にとっても希望といえよう。まだアニメタイアップはないが、今後アニメタイアップを掴むようなことがあれば一気にトップへとのし上がっていきそうだ。
【今週のラブライブ!】越境という試みが示す意味

Aqoursの衝撃の首位返り咲きの裏で、まさかの結果が起きていた。今週リリースされたAiScReamの「愛・スクリ~ム!」は、ラブライブシリーズ初の越境ユニットとして注目が集まっていたが、0.5万枚と売り上げは伸び悩んだ。その隙をまさかの自分自身にやられ、週間1位とはならなかった。
5年前のラブライブフェスの頃から、越境ユニットを望む声は少なくなかった。それは2023年の異次元フェスで最高潮に達したが、それが即座に売り上げにつながるわけではない。あくまでアニメやゲームなどには登場しないおまけという印象が強く、どうしても買わない人が出てくるからなのだ。
しかし、今回結成された初の越境ユニットの実績は、今後のラブライブシリーズにおける越境というお祭り要素の最初の一歩となったのは間違いない。5年前まではこのようなユニットが組まれることなどありえないこととされていたからだ。たとえ売り上げは振るわなくても、ベルリンの壁を崩したという事実は大きいのである。
そしてそんな新たに生まれ変わったラブライブシリーズの未来の答えが、今週末のアジアツアーのラストで示されるはずだ。はたして、5年前のラブライブフェスで起きたあの『未来の鼓動』の続きが、Kアリーナに再びこだますことにはなるのだろうか。
【デイリー速報】米津、アニメではV2確定も・・・

2025/01/28付のデジタルシングルランキングが発表され、米津玄師の「BOW AND ARROW」が1.7万DLを売り上げ、2週連続で首位スタートとなった。もちろんこの瞬間2週連続でアニメ1位は決定。しかし、オリコン1位ではなく2位。首位に立ったのは、昨年紅白で共演したNumber_iだった。
なんと昨年もこの両者は直接対決を繰り広げていたが、なんと米津はNumber_iに一度も勝てず完敗。今回も1万近い絶望的大差をつけられた。この時点で米津が2週連続でオリコン首位となる可能性は低く、配信の実力では、ジャニーズを辞めたことで逆に覚醒したNumber_iの方が上手だったようだ。