6月は、別れの月。

本日、『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ リンクラ生放送』が放送され、そこで102期の最後のライブが発表された。
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これが『リアルタイム』の重み、蓮ノ空102期卒業ライブ開催決定
ついに、この時が来てしまった。本日、『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ リンクラ生放送』が放送され、そのラストで4thライブが、102期生キャストが出演する最後の『卒業ライブ』であることが発表された。キャラが卒業するため、覚悟をしていたファンもいただろうが、正式にキャストの卒業が発表された。
『リアルタイム』という蓮ノ空の方針は、ファンの思いすらも容赦なく切り捨てた。ドリームライブによるリアルタイムを無視したライブが今後も行われるのではないか、と淡い期待をしていたファンもいたが、蓮ノ空の覚悟はそんな生半可な考えを許さない。来月加入する新たなメンバーである105期生にバトンを渡すことは、最初から決まっていたのだ。
ラブライブに『卒業システム』がついに導入
何年、何十年も活動を続けているリアルアイドルでは、メンバーがグループから去る『卒業』というのは当たり前に行われている。個人や運営の事情がある以上、これはアイドルというシステム上、絶対に避けられない運命である。ただ、そのアイドルにとって当たり前の『卒業システム』は、これまでラブライブには存在しなかった。
基本的にラブライブキャストが降板することはなく、ファイナルを迎えてもライブ活動は続いていた。2022年に楠木ともりが虹ヶ咲を脱退したことはあったが、それは病気を理由とした唯一の例外であり、明確な『卒業システム』を導入したの蓮ノ空が初めてとなる。
蓮ノ空はこれまでも、他のシリーズがやってこなかったような独自のシステムを次々と取り入れており、代替わりによるグループの引継ぎ、それを始めてラブライブに落とし込んだことになったのだ。
Aqoursもフィナーレ、6月はファンにとって一区切りの月に

だが、当然そのシステムに慣れていないファンからは、絶望にも似た辛い声が次々と上がっている。さらに卒業ライブが開催される6月には、ただでさえAqoursの最後のライブであるフィナーレライブが控えており、Aqoursとの兼任ファンは、辛いひと月となることになってしまった。ファンの中には、これを機にラブライブから離れよう、という者も少なくなく、蓮ノ空はおろか、ラブライブファンにとっても試練の6月となった。
もちろん、卒業を好意的に売れ入れ、新たなメンバーが加入した新生蓮ノ空を楽しみにしているファンも決して少なくはない。しかし、ラブライブシリーズ初のストーリー都合によるキャスト卒業がもたらす混乱により、売り上げの影響は避けられそうにないだろう。
蓮ノ空3月のアルバムは想像を絶する売り上げになる可能性も

これにより、卒業ライブとなる4thライブ神奈川公演のチケット応募券が付属する『おいでよ!石川大観光』は、大幅に売り上げを伸ばすことが確実となった。ファンにとってもAqoursの「永久hours」が女性キャラ名義歴代最高初動をたたき出した記憶がまだ薄れていないだけに、かつてないほどの大量複数購入が発生することは必至の状況だ。
さらに4月には、2次応募のチケット応募券が付属するシングルもリリースされ、それが昨年と同じであれば最後の102期の曲となる。はたして、ラブライブの未来は、そして蓮ノ空の未来は、どのような着地点となるだろうか。