最強。

2025/06/11付のシングルデイリーランキングが発表され、米津玄師の「Plazma」が、異次元の売り上げを叩き出した。
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これが邦楽の王者の力・・・!米津衝撃の初日20万枚!!
これが、絶対王者の実力だ。米津玄師とガンダムという最強の組み合わせの解は、21万枚という衝撃の売り上げとなって表れた。米津が初日だけで20万枚を超えたのは2022年にわずか数週で大逆転年間1位となった「KICK BACK」以来。まさに規格外、絶対王者の力を見せつけた。
すでに配信で20万DLを売り上げている最強のタイアップは、やはりCDでも最強だった。そこにライブチケット応募券も加わったことで、もはや鬼に金棒どころの話ではない無敵すぎる状態となった。もちろんこれを打ち破れるものなどおらず、初日だけでオリコン週間1位が確実に。米津は意外にも配信とCDでダブル1位になった曲は「Pale Blue」が最後。それ以来の快挙へ、最高の幕開けとなった。
初日だけで年間1位決めた!

まもなく正式に発表される上半期シングルCDランキングでは、Aqoursの「永久hours」が自身初の上半期1位を獲得した。その売り上げは19万枚だったが、米津はその売り上げを初日だけで抜き去った。今週から下半期が始まったが、もし米津の発売があと1週でも早ければ、米津が上半期1位になっていた、ということなのだ。
まるで米津側がAqoursにフィナーレの花道を譲った形となったが、さすがに年間ではそんな配慮は無用。下半期の初日だけで年間1位を決めるとなる圧倒的な力で、いまだ誰が歌うかすら謎のままである最強のライバル、夏の鬼滅映画主題歌を迎え撃つ。
異次元の初日も、初動30万到達の可能性は低いか
米津玄師のデイリー推移予測・前作比較
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単位:万 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 |
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KICK | 22万 | 26万 | 27万 | 28万 | 29万 | 30万 | 36万枚 |
Plaz | 21万 | 23万 | 24万 | 24万 | 24万 | 24万 | 27万枚 |
異次元の売り上げで開幕した米津だが、上には上がいる。今回と全く同じ条件であるライブチケット応募券付属で初動30万枚をたたき出した「KICK BACK」の初日は22万枚。今回はそれにわずかに届いていなかったのだ。「KICK BACK」はCD単独で初動30万枚を達成したが、それでもギリギリであった。CD衰退が3年前より深刻化した現在では同じ推移を出すことは難しいため、配信を含めても初動30万に到達するかは微妙なところだ。
もちろん、明日以降予測値を大きく上回る推移を見せれば、初動30万到達の可能性は残される。まずは明日、どれだけ粘れるかが奇跡の30万大台越えの争点となっていきそうだ。
全てのランキングでアニソンが躍動!
ヒプマイ最強!アニメアルバムが圧巻1位!

一方、アルバムランキングでは、ヒプノシスマイクの『MIC AS ONE』が1.5万枚を売り上げ、10作連続の首位スタートを決めた。なんと、アニメのアルバムとしては前作『Welcome 2 Rhyme Anima+』の初動売上1.0万枚を初日だけで越えてしまったのだ。
今回は映画主題歌となっており、無料で見れるテレビアニメと違ってお金を払わなければ雄姿を見ることはできない。そんなハードルの高さから曲自体の価値もテレビアニメより高くなっており、そこに「ファイナルバトル」という最後を思わせる要素が、大幅に売り上げを伸ばしたようだ。
アイナナ、結成記念日にオリコン制す!

さらに、デジタルシングルランキングでは、IDOLiSH7の「UNFOLDiNG HARMONY」が0.1万DLを売り上げ、6作ぶりのオリコンデイリー1位スタートを決めた。IDOLiSH7がオリコンデイリーランキングを制するのは、2022年の「マロウブルー」以来、7作ぶりの快挙となった。
ただ、結成記念日シングルとしては前作「MEDiUM」から半減しており、週間売り上げも前作には届かない見込みとなっている。売り上げ低下は続くか、それでもデイリー1位を掴むことはできたのはそれほど結成記念日が特別、ということなのだ。