最強。

2025/06/17付の週間シングルランキングが発表され、米津玄師がオリコン週間1位を獲得した。
【シングル】米津、異次元のチャート首位総なめ!
これが、邦楽の絶対王者だ。シングルランキングでは、米津玄師の「Plazma」が30万枚を売り上げ、オリコン週間1位を獲得した。1月に配信ランキングでもオリコン週間1位を獲得していたが、CDでも圧倒的売り上げで制覇。LiSA、King Gnu以来となる、3チャートすべてで首位をつかむ形となった。
首位になったのは週間ランキングだけではない。年間ランキングでも、これまで首位を独走していたミセスを抜き去り首位に浮上。ミセスはデジタル一強であり、CDがあまり売れない、むしろ全く出さないという弱点がある。米津はCD売上も別次元であり、CDと配信両方で桁違いの強さを持っていれば、もはや敵などいないのだ。
大規模品切れで大失速も30万の大台に乗せた!
米津玄師のデイリー推移予測・前作比較
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単位:万 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 |
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KICK | 22万 | 26万 | 27万 | 28万 | 29万 | 30万 | 36万枚 |
Plaz | 21万 | 24万 | 26万 | 27万 | 28万 | 28万 | 31万枚 |
初日20万枚と圧倒的な初日になり、初動30万越えは楽々達成できると思われたが、思わぬ落とし穴が待っていた。供給が需要をはるかに超えており、なんと週後半に信じられないほどの大規模品切れが発生してしまったのだ。
その品切れの影響は、ラスト2日間の土日の売り上げが極端に低すぎることがからも明らかである。4日目までは前作を超える可能性もある推移だったが、品切れの影響が週末の売り上げにダイレクトに響いた。これによりCD初動は28万枚と、30万の大台には届かなかった。
しかし、それでも配信でも強い米津の強さが存分に発揮され、デジタル加算だけで3万近いアップ。これにより不足分を埋め、30万の大台に乗せることができたのだ。CDだけでなく配信でも最強の米津にしかできない芸当で、今年の年間1位に浮上したのだ。
【アルバム】ヒプマイ圧勝!2年ぶり初動2万越え!

アルバムランキングでは、ヒプノシスマイクの『MIC AS ONE』が2.5万枚を売り上げ、8作連続の週間1位を獲得した。昨年のアルバムはディビジョン別発売ということもあり累計ですら2万越えを達成したのはわずかであり、初動だけで2万枚を超えるのは2023年以来2年ぶりとなった。
特にアニメアルバムとしては、昨年の前作1.0万枚から2.5倍もの大爆発。それほど、映画限定の楽曲という魅力は大きかったのだ。ファイナルラップと称して活動に終止符を打ちそうな内容が、ファンを動かしたのかもしれない。
【今週のラブライブ!】6月はしずくの月!

これほどまで、6月のイメージが定着しているのも珍しいかもしれない。12か月連続リリースの折り返し地点となる桜坂しずくの「ピチチャプティントンタントン」。今回も売り上げは全員全く横並びの0.4万枚と驚異的安定感となっている。
担当する月が前回から大きく変わったメンバーが大半の中、唯一2作連続で6月担当のしずく。それほど雨と結びつけられたイメージが強いのだ。常に雨と結びつけられる確固たるイメージは、売り上げでも大きなアドバンテージをもたらしたのだ。