粘りこそ、Liella!の真骨頂!

2025/11/11付の週間シングルランキングが発表され、Liella!が2作ぶりの週間1位を獲得した。
目次
【シングル】Liella!、超大御所との激闘を制す!
この逆転劇こそ、ラブライブの醍醐味だ。シングルランキングでは、Liella!の「OPEN THE G☆TE!!!」が1.1万枚を売り上げ、2作ぶりの週間1位を獲得した。前作は超強敵の猛攻に阻まれ大敗。その悔しさを味わった1月から10か月ぶりにリリースしたシングルで、再び頂点に舞い戻った。
今週は週のレベルが非常に低く、1.4万枚売れればオリコン1位という超ラッキー週で目標としていたオリコン1位は届かなかった。「シェキラ☆☆☆」のような奇跡こそ起きなかったが、アニメ1位という定位置すら危うかったことを考えるとこれでも及第点、と言えるかもしれない。
中盤まで山下達郎が1位・・・『土曜力』が逆転生んだ

山下達郎 VS Liella! アニメ週間1位争い
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| 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・週 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 山下 | 0.7万枚 | 0.8万枚 | 0.9万枚 | 0.9万枚 | 1.0万枚 | 1.03万枚 |
| Liella! | 0.6万枚 | 0.8万枚 | 0.8万枚 | 0.9万枚 | 1.0万枚 | 1.08万枚 |
今回のLiella!は、近年まれにみる大苦戦を強いられた。初日デイリーはなんと山下達郎に首位を譲る形に。2日目オリコンデイリー1位に浮上したものの、山下も粘ったため差を縮められず。そして3日目はまさかの再逆転を許し、前半戦では山下達郎に完全に主導権を握られた。相手はCD全盛期を生き抜いた大ベテラン。粘りという部分では勝ち目はない、と思われた。
ところが潮目が変わったのは後半。山下達郎は売り上げを落とす中、Liella!がの売り上げが急上昇したのだ。特に土曜デイリーではオリコンデイリーTOP3に返り咲くなど、終盤の粘りは明らかに差が生まれた。ここでLiella!は逆転し、終わってみればわずか500枚差の接戦を制した。ラブライブが誇る『土曜力』が、逆転勝利を呼び込んだのである。
【アルバム】18TRIPが集計期間生かし逃げ切る!

アルバムランキングでは、L4mpsの『Falling Into Eternity』が0.6万枚を売り上げ、初の週間1位を獲得した。衝撃のカセットによる週間1位から3ヶ月、4か月連続リリースの最後を飾る大ボスが再び週間1位を掴み、カセットとして2つ目の頂点獲得となった。
一方でデイリーで首位に立ったのは初日だけ。それ以降は下位に沈んだが、その初日の売り上げだけで十分だった。最大のライバルであった虹ヶ咲には完全に勢いで負けてはいたが、集計期間の差を生かして逃げ切る形に。運も味方につけ、飛躍の1年のラストを首位で飾った。
【DLシングル】米津、年末年始まで首位キープか?!

デジタルシングルランキングでは、米津玄師の「IRIS OUT」が0.7万DLを売り上げ、3週連続で首位をキープした。序盤こそトップアーティストが担当する秋アニメ主題歌の猛攻で首位を奪われる週が続いたが、リリースが落ち着いたことでライバルがいなくなり、再び米津の独壇場となった。
もはや米津の連続1位を止めるものは出てこないため、紅白効果がランキングに反映される年末年始まで長期政権が続くことは確実だ。今年最大のヒット曲として、最高のウイニングランを走り続けそうだ。
【今週のラブライブ!】虹ヶ咲、集計期間に泣くも意地はみせた

首位を獲得するためには、どれほど集計期間が大事であるかを思い知らされる週間となった。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の『約束になれ僕らの歌』が0.5万枚を売り上げたが、水曜発売で首位を独走していた18TRIPにあと0.1万枚届かず首位を逃した。虹ヶ咲は土曜発売であり、集計期間は水曜組の半分以下。集計期間が同じであれば逆転できた差だっただけに、あまりにも悔しい2位となった。
映画のネタバレを避けるために異例の土曜発売となったが、結果的にこれが裏目となりLiella!とのダブル週間1位を成し遂げることはできなかった。前回は映画公開した次の週のリリースだったが、次の週はAqoursのベストアルバムが控えており、偉大なる先輩を邪魔するわけにもいかず発売をずらすことができなかったのだ。それでも、通常リリースであれば1位になる勢いを見せたこと、もし集計期間の差がなければ首位は取れなかったのだと示すことで、面目を保ったのだ。
首位を捨ててでも、映画との連動制を取る

とはいえ、今回のCDはそもそも本気で週間1位を取る気はなかったのではないだろうか。週間1位となった前作は映画と連動した7thライブのチケット応募券がついており、高い売り上げを出した。ところが今回はチケットなど一切なしの真っ向勝負となり、売り上げを大きく落としていたのだ。
さらに発売日をあえて土曜日にすることで、フラゲ日を映画公開日と同じになった。映画を見た直後にすぐ購入、というのは第1章ではできなかった流れであり、それほど映画を見た直後に買ってほしいという思いを込めた発売日設定だったのだ。事実、今年7月の鬼滅も先行配信は映画と同時であり、集計期間の短さが祟って初登場オリコン週間1位を逃している。それと同じように、虹ヶ咲も首位を捨ててでも、それ以上に得られる大事なことを選んだのだ。
来週の注目新譜はAqours!

そんな後輩たちの活躍に、先輩も黙ってはいられない。2025/11/18付のアルバムランキングで首位を狙うのは、Aqoursのの『Aqours CHRONICLE 2021-2024』だ。フィナーレライブ後では初のリリースとなるベストアルバム第3弾で、3年ぶりのアルバム週間1位を狙う。はたして、首位を掴むことはできるだろうか。デイリーに注目だ。

