最強の存在!

2025/12/30付の週間シングルランキングが発表され、MADKIDが初の週間1位を獲得した。
目次
【シングル】MADKID、『初』尽くしの週間制覇!
初の頂冠を掴んだ。シングルランキングでは、MADKIDの「Mad Pulse」が1.0万枚を売り上げ、初の週間1位を獲得した。これまでMADKIDは週間1位争いに絡んだことはなく、これが初めての週間制覇。売り上げも前作から大幅に上昇し、初の1万枚の大台を超えて見せた。
MADKIDにとって、今回が初の朝アニメタイアップとなる。そこで初の週間1位、初の大台突破と、『初』尽くしの記録的1位となった。前作から売り上げが別人のように成長した彼らは前作のリベンジを倍以上の結果で残したのだ。今後も、週間1位の常連となっていくのか、2025年を最高の形で締めくくった。
【アルバム】アルバムのアイナナ、2025年パーフェクト!

出せば必ず週間1位、それがアルバムのアイナナたる所以だ。アルバムランキングでは、Re:valeの『Re:thm』が0.6万枚を売り上げ、3作連続で週間1位を獲得した。これまでRe:valeが週間1位を逃したことは一度もなく、アイナナとしても数作のみ。1位以外より、1位獲得したアルバムの方がはるかに多いのだ。
今週のアルバムは年末ということで今年ナンバーワンの超高レベル週となり、デイリーですら一度も上位に入ることはできなかったが、それでも0.6万とかなり高い数字を出した。死の週に負けず、しっかりと自分のペースで売り上げを積み上げられたことで、週間1位を掴んだのだ。
【DLシングル】米津、超接戦を制し年末の主役へ!

これが、紅白出場というニュースの力か。デジタルシングルランキングでは、米津玄師の「IRIS OUT」が0.6万DLを売り上げ、5週連続の週間1位を獲得した。売り上げは先週から20%ほど回復。いうまでもなく、紅白に出るというニュースだけで売り上げを伸ばしたのだ。
しかし、紅白本番自体はまだ次の週であり、その効果は限定的であった。そのため週間争いでは最強のライバルによるまさかの猛攻撃があったが、集計期間の差で逃げ切って週間1位をキープした。来週は今週の数倍以上の売り上げとなり、オリコン週間1位に返り咲くことになりそうだ。
坂本真綾、集計期間に泣き首位逃す

一方で、そんな米津の最大のライバルとなったのが、坂本真綾の「時計」だった。なんと初日だけで0.6万DLを売り上げ、超ロケットスタートをたたき出したのだ。ただ、それは日曜デイリーの話。それで週間の集計は終了し、1週間フルで使えた米津にわずか数百差届かなかった。
いうまでもなく、あと1日でも長ければ、坂本の大逆転1位だった。そのすさまじい勢いの原動力となったのが、10年の長きにわたって続いた『Fate/Grand Order』のストーリー完結である。ストーリーが終わることが判明するや否や、過去の坂本真綾の主題歌にダウンロードが殺到。そこに完結編主題歌がリリースされたことで、爆発的な需要が殺到したのである。

だが、そのリリースタイミングが日曜リリースという週間にとって最悪の日程となってしまったことで、週間1位で有終の美を飾ることはできなかった。当然、来週は米津は紅白本番効果で売り上げが倍増するため、2週目で逆転するということも不可能であり、あまりにも悔いが残る結果だ。
しかしながら、リリース日の設定は完結編のストーリー配信が行われた12月27日の翌日であり、この日しか出すタイミングはなかった。土曜日深夜に放送されるアニメと同じく、ソニーはいつも通り最大限に需要がある日に出しただけあり、それが日曜であろうと関係はないのだ。ランキングで何位になろうなど、最初から度外視なのである。
【今週のラブライブ!】蓮ノ空、突きつけられた2026年への課題

いろいろあった蓮ノ空にとって今年最後のCDがリリースされた。蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの「はじまりの羽音」は、103期生の3年間の集大成ともいえる勝負の曲だったのだが、売り上げはまさかの0.4万枚。シャッフルユニット、ユニット4A面シングルと全く変わらないという結果に終わった。
それどころか、細かい売り上げだけ見れば、なんとシャッフルユニットより低いという信じられない結果。売れなければならない勝負の曲でこの結果となってしまうのは、もはや4000人の固定ファンが曲に関係なくいつも通り買っているだけ、という風にしか見えない。それほど、蓮ノ空の人気はがた落ちしてしまっていたのだ。
まさかのソロ曲と大差なし・・・ラブライブファン自体の減少も深刻か

悪い知らせは、これだけにとどまらなかった。今週は虹ヶ咲のソロシングルも同時リリースとなり、鐘嵐珠の「Bravo!」が発売されたのだが、なんとその売り上げも0.4万枚。四捨五入によるわずかな差はあるとはいえ、蓮ノ空の全員シングルと、虹ヶ咲のソロシングルが、ほぼ同じ売り上げという信じられない結果となった。
どちらもチケットがついていないCDであるため、現在虹ヶ咲のソロを買うファン数と蓮ノ空を買うファン数はほぼ同じ数、ということになってしまう。むしろそれぞれの作品しか追わないという人はほとんどなく、ほぼ全員が2舞とも買っているといってもいい。つまりラブライブでCDを買うファンの数自体が、4000人ぐらいしかいないということになってしまうのだ。

これは虹ヶ咲、蓮ノ空に限った話ではなく、Aqoursのソロアルバム、Liella!の企画アルバム、そして最新作のいきづらい部!に至るまで、チケットがなければほぼ同じ数字に収束しているのだ。チケットがなければ、4000人しか買ってくれない。ほとんどのファンが配信などに移行したとはいえ、物理メディアと比べると収益は微々たるもの。CDやBDなどの高額商品が売れなければコンテンツを維持できない。ライブチケットの値段が上がっているのも、そのしわ寄せがきているのだ。
このように現在のラブライブは、もはやCDは風前の灯だ。カワラボや=LOVEが配信で爆発し人気になったように、ストリーミングで稼げるアイドルに進化しなければ未来はない。それに最も近づいたのはAiScReamだったが、結局紅白にも出られず、年があければ忘れ去られる一過性のブームに終わってしまいそうな状況であり、次のヒットが急務。15周年イヤーとなる2026年は、ラブライブにとって本当の意味で勝負の年となりそうだ。

