アニソン、最強！
2020/05/28付のデイリーランキングは、オリコン史上最大のアニソン祭りとなった。なんと、シングル・アルバム、デジタルシングルの3ランキング全てで、アニソンがオリコンデイリー1位となったのだ。
目次
史上初の大快挙！アニソンがオリコン完全制覇！
水曜デイリーは『アニソン』が強い――それが極限まで昇華されたデイリーとなった。なんと、シングル・アルバム・デジタルシングルと3つのランキング全てで、アニソンがオリコンデイリー1位となったのだ。さらに、3作ともすべてキャラ名義。アニメキャラクターがオリコンランキングを完全制圧したのは、オリコン史上初の大快挙となった。
このすさまじいアニソン無双の遠因は、もちろんコロナウイルスだ。今週発売予定だったオリコン上位を狙える『一般歌手』は、なんと全員延期してしまったからだ。特に今週のシングルランキングは、本来ならKing & Prince、SF9、SEKAI NO OWARIと強力な一般歌手が揃っていたため、コロナがなければオリコン1位はおろか、デイリーTOP3すらままならない状態だったのだ。
配信が『アニソン』ランキングに！驚愕のオリコンTOP8独占！！
一方で、デジタルシングルランキングも見たことがない異様な光景となった。昨日まで上位に居座っていた一般歌手が軒並み姿を消し、唯一上位にランクインした一般歌手はアニメタイアップの西川貴教のみ。1位のIDOLiSH7、2・4位のワルキューレ、3位のMorfonica、5位の西川貴教+ASCA、6位のTrickstar、7位のmiraclesonic★expassion、そして8位のLiSAと、なんと1位から8位までの全てをアニソンが独占したのだ。
アニソンによるオリコンデイリー上位の独占は、2018/08/31付のデジタルシングルランキングで『アイドルマスターシンデレラガールズ』がオリコンデイリーTOP9を独占して以来、2年ぶりの記録となった。前回は『シンデレラガールズ』の29作品同時配信という事情があったのだが、異なる作品での上位独占は史上初の事態となっている。
CD延期を乗り越え――アイナナ圧倒的なオリコン1位スタート！
まさに『アニソン』デーとなったデジタルシングルデイリーランキングを制したのは、IDOLiSH7の「DiSCOVER THE FUTURE」だった。1.0万DLを売り上げ、2作連続でオリコンデイリー1位を手にした。アニメ2期主題歌という強力なタイアップもついていることから、前作の初日は0.9万DLを上回るロケットスタートとなった。
この作品は、本来ならCDで発売される予定だった。だが、ランティスの全CD・BD発売延期に巻き込まれ、配信のみのリリースとなってしまった。本当はCDが欲しかったという悔しい思いが、この結果につながった一因なのかもしれない。
CDランキングでもアニソンが大躍動！
ワルキューレ、マクロス初のオリコン1位が確実に！
ワルキューレのデイリー推移予測・前作比較
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| 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 裏切らない | 0.8万枚 | 1.2万枚 | 1.4万枚 | 1.6万枚 | 1.7万枚 | 1.9万枚 | 2.4万枚 |
| オンナ | 1.0万枚 | 2.0万枚 | 2.3万枚 | 2.5万枚 | 2.8万枚 | 2.9万枚 | 3.1万枚 |
2日目も予想をはるかに超える粘りを見せたワルキューレ。配信でも上位に入ったことから、なんとCDと配信合わせて0.9万枚近い猛烈なペースアップとなった。これにより、明日以降も順調にペースを重ねれば、初動3万に届く見込みとなった。
一方、2位のMorfonicaとの差は5000まで広がり、逆転する可能性はない。もちろんこれは他の一般歌手も同様であり、マクロスシリーズ初のオリコン週間1位は確実のものとなった。来週の火曜日は、歓喜の祝杯を挙げることになりそうだ。
バンドリ1位浮上も、まだまだ1位へは長い道のり
バンドリ・アルバムのデイリー推移予測・前作比較
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| 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Vol.3 | 0.8万枚 | 1.3万枚 | 1.5万枚 | 1.8万枚 | 2.0万枚 | 2.1万枚 | 2.1万枚 |
| Vol.4 | 0.9万枚 | 1.5万枚 | 1.7万枚 | 1.9万枚 | 2.2万枚 | 2.3万枚 | 2.3万枚 |
一方、アルバムランキングでは、『ガールズバンドパーティ! カバーコレクション Vol.4』が0.5万枚を売り上げ、予測通り2日目でオリコンデイリー1位に浮上した。Vol.2以来のオリコンデイリー1位となり、そのペースは今日も前作のVol.3を上回った。
しかしながら、昨日1位だった『ファイナルファンタジー』のサントラが予想以上に粘ったことから、今日の時点で暫定1位に浮上することはできなかった。とはいえ差は1500と、十分に逆転を狙える範囲である。そして、一番の懸念点は、明日発売されるMONSTA Xの韓国輸入盤アルバムだろう。韓国輸入盤はデイリーでは基本的に一切集計されないため、週間ランキングでいきなり1位を掻っ攫う可能性もある。まだまだ油断はできない状況といえるだろう。
