SaintSnow、遂に動く!

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いよいよ明日、Saint Snowの「Dazzling White Town」のフラゲ日を迎える。ラブライブのライバルキャラクターとして史上初の単独シングル発売という大偉業を成し遂げたSaintSnowが、今季最強の週に挑む。はたして、どれぐらいの売り上げを出すのだろうか・・・。

『ラブライブ』初のライバルシングル!


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Saint Snowが初めて世に放たれた2016年8月。このような未来が来ることを予想できたファンはどれぐらいいただろうか。ただAqoursを引き立てるライバルだったはずの存在は、いつしか『ラブライブ!サンシャイン!!』の双璧をなすもう一つのスクールアイドルへと成長。Saint Aqours Snowとしての活動を経て、遂に単独活動の舞台が用意されたのだ。

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単独としては今回が初となるSaint Snowだが、Saint Aqours Snowとして既に2枚のシングルを出している。特に2枚目の「Believe again/Brightest Melody/Over The Next Rainbow」は、表記上はSaint Aqours Snowのシングルだが実際は3グループのスプリットシングルという扱いになっていた。事実、配信ではすべて別名義の扱いとなり、「Believe again」はなんとオリコンデイリー1位を獲得する大快挙を成し遂げたのだ。その実績が、今回の単独シングルにつながったのは言うまでもないだろう。

これまでのライバルは『おまけ』扱い、奇跡の大出世!

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他の作品では別に何でもないライバルのシングルだが、『ラブライブ!シリーズ』として見れば異例の事態だ。あくまでライバルは主役のスクールアイドルの引き立て役という立場にとどまっていたからだ。μ'sのライバルA-RISEはもちろんSaint Snowに負けず劣らずの人気はあったのだが、発表された楽曲はすべてサントラ収録に留まり、声優としてのライブは一切行われることはなかった。あくまで主役はμ's。ライバルに光が当たることはなかったのだ。

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そしてSaint Snowも、最初はA-RISEと同じ扱いだった。Saint Snowを代表する人気曲「SELF CONTROL!!」はサントラ収録に過ぎなかったのだ。

だが、第2期のSaint Aqours Snowの誕生がすべてを変えた。アニメ放送後に開催されたHAKODATE UNIT CARNIVALで単独ユニットとしての活動をスタート。その後もAqoursのライブに正式参加するなどして、その扱いは多く変わっていった。そして今年、ついに単独1stライブという大出世を果たしたのである。A-RISEを全く生かすことができなかった悔いを、彼女たちを目標とするSaint Snowが叶えたのだ。

初日TOP3入りの可能性ゼロ、死の週でどこまで抗えるか

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だが、そんなSaint Snowの晴れ舞台となる今週に待ち受けていたのは、かつてないほどの強敵が揃う『死の週』だった。BTSの弟分として今年デビューを果たした『TOMORROW×TOGETHER』、AKB48の支店『NMB48』、そしてここ数ヶ月シングルランキングを完全に制圧しているジャニーズ『関ジャニ∞』が揃ってしまったのだ。

関ジャニ∞の存在により、普段ならオリコン1位常連のはずのNMB48すら週間1位絶望という恐るべき週。3組の強豪の中でも最も売り上げが低いTOMORROW×TOGETHERですら初日は5.5万枚、初動は10万枚を超えているとてつもない週であり、Saint Snowは少なくとも初日にオリコンデイリーTOP3する可能性はゼロだ。前作実績を考えると、NMB48は2日目に急落する傾向にあり、Saint SnowがオリコンデイリーTOP3入りを果たすには、その一瞬の隙を突く以外可能性はない。

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そしてライバルは一般歌手だけでない。『アイドルマスター シャイニーカラーズ』で最強と称されるユニット、Straylightの存在も決して無視できるものではない。昨年リリースされ週間1位の鮮烈デビューを飾った1stシングルは1年近くロングヒットしており、前作を大きく超える初動となった場合Saint Snowといえど油断はできなくなる。

Saint Snowもチケットはついているものの、コロナショックの中で無事開催できるかは全く不透明だ。すべてが逆境の死の週の中、はたしてSaint Snowは週間1位をつかむことはできるだろうか。

アルバムはAimer VS RASのアニソン頂上決戦!

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激戦なのはシングルだけではない。2週連続オリコン1位と異次元の力を見せつける米津玄師から逃れ、今週も一般アーティストのリリースはほとんどない隙間週なのだが、アニソンだけは別だ。AimerとRAISE A SUILENという、大物アニソンが激突する一大決戦となったのだ。

Fate映画大ヒット!仕切り直しのAimerが今度こそ1位か?

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コロナショックにより直前で公開延期となった劇場版『Fate/stay night Heaven's Feel』最終章。それにより、3月にリリースしたシングルは時期早々となってしまったAimer。その仕切り直しとして、歴代主題歌をすべてまとめた主題歌ベスト『花の唄/I beg you/春はゆく』のリリースとなったのだ。当初はシングルと思われていたが、5曲入りということで、オリコンの「シングルは4曲までルール」に従いアルバム扱いになった経緯を持っている。

直前の土曜デイリーでは、公開効果で「春はゆく」がCD・配信共に急上昇を果たし、爆発的なヒットの準備は万端だ。シングルと需要が分裂するとはいえ、すべての主題歌が揃うベストとなれば需要は高い。そのため、決戦を制し週間1位となる可能性はこちらの方が高いといえるだろう。

昨年12月のリベンジへ、RASがFateに挑む

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そして、もう一組の1位候補は、RAISE A SUILENの『ERA』だ。5月末から続いている『BanG Dream!』の4ヶ月連続アルバムリリースのトリを務める今作。これまでの3作はすべて初動2万枚を超える圧倒的な成績であり、RAISE A SUILENも余裕で1位を取れるはずだった。

ところが、当初はシングル化と思われたAimerがアルバムである情報が飛び込んでくると、ライバルがいなかった今週はいきなり激戦週となってしまった。AimerとFateの誇る圧倒的な人気を考えると、2万程度では勝利する可能性は低い。週間1位の可能性は、現時点では全く不透明となってしまっている。

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そしてバンドリとFateは、並々ならぬ因縁があった。昨年12月にリリースされたバンドリのアルバム『ガールズバンドパーティ! カバーコレクション Vol.3』が、Fateシリーズのベストアルバム『Fate song material』と発売がぶつかったのだ。実際の対決では、『Fate song material』がオリコン週間1位を獲得するという圧勝であり、バンドリ側は手も足も出ず完敗に終わってしまった。その後、第4弾でオリコン週間1位を獲得し週間1位の雪辱こそ果たしたが、Fateへのリベンジはいまだに果たせていない。

それから1年もたたないうちに偶然にも巡ってきた再戦の機会。はたして今度こそバンドリはFateに勝ち、前回のリベンジを果たすことはできるのだろうか。運命の対決は、いよいよ明後日からだ。

【まとめ】当サイトの予想する売上

以上のことを踏まえ、当サイトはいずれのような推移を予想した。もちろん、状況が状況だけにもはや正確な予想は不可能であり、推移は予想から大きく逸脱する可能性が高い。はたして、どのような結末が待っているのだろうか。

Saint Snowのデイリー推移予測・前作比較

Believe 3.0万枚 5.1万枚 6.0万枚 6.4万枚 7.2万枚 7.7万枚 8.2万枚
Dazz 1.8万枚 2.9万枚 3.3万枚 3.5万枚 3.8万枚 4.0万枚 4.3万枚

Aimerのデイリー推移予測・前作比較

シングル 1.6万枚 2.9万枚 3.4万枚 3.8万枚 4.1万枚 4.3万枚 5.5万枚
アルバム 1.4万枚 2.0万枚 2.3万枚 2.5万枚 2.8万枚 3.1万枚 3.5万枚

RAISE A SUILENのデイリー推移予測・前作比較

DRIVE 1.4万枚 2.1万枚 2.3万枚 2.5万枚 2.7万枚 2.8万枚 3.1万枚
ERA 1.2万枚 1.7万枚 1.9万枚 2.1万枚 2.3万枚 2.4万枚 2.7万枚



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