困難を乗り越えた先にある勝利!

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2020/08/25付の週間シングルランキングが発表され、Saint Snowが単独で初の週間1位を獲得した。また、アルバムランキングでは、RAISE A SUILENが1位を獲得した。

【シングル】SaintSnow、困難乗り越えランキング制覇!



今年最大の超ハイレベルな週となり、『死の週』とも称された今週のシングルランキング。その死の週の壁はとてつもなく厚く、SaintSnowはなんと一度もオリコンデイリーTOP3することができなかった。そのため、今週の売り上げは全くわからない状況となっていたが、発表された週間売上は3.1万枚。圧倒的な成績で単独シングル初の週間1位をつかんだ。

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SaintSnowの週間1位自体は今回が初めてではない。Saint Aqours Snowとしては既に2回にわたり週間1位を獲得している。それだけでなく、「Believe again」はデジタルシングルランキングで週間1位を獲得していた。週間1位はそれ以来1年半ぶりの快挙となった。

数字が全く見えない水面下で確かな売り上げ!

Saint Snowのデイリー推移予測・デイリー3位比較

デイリー
3位下限
6.7万枚 0.7万枚 0.5万枚 0.5万枚 0.3万枚 0.2万枚  
Dazz 1.5万枚 2.1万枚 2.3万枚 2.4万枚 2.6万枚 2.7万枚 3.1万枚

今週がいかにオリコンデイリーTOP3入りが困難な週であったかかは、デイリー3位のボーダーラインを見れば一目瞭然だ。なんと初日では6.7万枚、2日目も0.7万枚と、近年ではまれにみる高さとなってしまった。2日目に強いアニソンと言えど、これでは到底数字は出ない。一方で終盤はようやく普通のレベルになったものの、コロナショックですべてのアニソンが初日寄りになってしまっている今、高すぎる壁となってしまった。

だが、SaintSnowは数字が出ないオリコンデイリー4位以下で、確かに売り上げを積み上げていた。もちろん推移はすべて週間売上から逆算した推定。どのような推移になっていたかは誰にもわからないが、様々な状況から、このような推移になっていたことがうかがえる。

アニソンでは無敵!2位にダブルスコアをつける圧勝!

saintsnow

このように、一般アーティスト相手では分が悪すぎたSaintSnowではあるが、逆にアニソンでは全く敵なしの圧勝となった。デイリー中盤は2位Straylightと1ランク差しかない状態が続いたが、売上は倍以上の差がついていた。終わってみれば2位とはダブルスコアがつく圧勝。1ランク差の差は、想像以上に大きかったようだ。

普通の週であればデイリー数字が判明し、どのような推移になっていたかは分かったはずだ。その点では持っていなかったとはいえ、数字はどの週でも変わらない。この強さこそ、ラブライブの強さを支えるものなのだ。

【アルバム】バンドリ全て週間1位!RASが最高の1位締め!

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一方、アルバムランキングでは、RAISE A SUILENの『ERA』が3.1万枚を売り上げ、初の週間1位を獲得した。5月から続いた『BanG Dream!』のアルバム4ヶ月連続連続リリース。その最後を飾るRASのCDも、2位以下に大差をつける圧勝での週間1位で、4作すべてで週間1位を達成した。

終盤に粘りを見せ自身最高の売上!

RAISE A SUILENのデイリー推移予測・前作比較

DRIVE 1.4万枚 2.1万枚 2.3万枚 2.5万枚 2.7万枚 2.8万枚 3.1万枚
ERA 1.5万枚 2.1万枚 2.4万枚 2.6万枚 2.8万枚 3.0万枚 3.3万枚

デイリーは、直前のシングル「DRIVE US CRAZY」とほぼ同じような推移となった。中盤こそやや粘れない展開もあったが、ライブが開催された週末にかけて大きく粘り、最終的にはわずかに上回った。「DRIVE US CRAZY」がRASにとって最高初動だったため、自身の最高初動記録を更新する形となったのだ。

7バンド全てが圧倒的な強さを誇るバンドリ。コロナショックの中唯一ライブを成功させたバンドリが、この成功を糧に新たな一歩を歩みだしていきそうだ。

【音楽BD/DVD】絶対王者ヒプマイ!歴史を変えるオリコン1位!


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絶対王者は、もはや誰にも止められないのか。Blu-ray/DVD合算ランキングでは、『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 5th LIVE』がなんと5.5万枚を売り上げ、2作連続のオリコン週間1位を獲得した。前回、DVDの差でAAAに敗れた合算ランキングだったが、今回はそのリベンジを果たし初の大快挙を達成した。

驚くべきなのはその数字。それもそのはず、初動5万枚はμ'sのファイナルライブ以来5年ぶりという信じられない記録だからだ。この数字は、なんと前作4thライブの累計とは1000枚しか違わないというあまりにも異次元すぎるもの。4thライブに変わってこの作品が、今年の年間1位の座に就くことは間違いない状況となった。まさに絶対王者。もうヒプマイに対抗できる作品は、存在しない。

【デジタルシングル】ReoNa、自身初の10万越えを週間1位で祝う!

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デジタルシングルランキングでは、ReoNaの「ANIMA」が1.0万DLを売り上げ、3週ぶりに週間1位に返り咲いた。ここ数週間はLiSAに後れを取っていたが、今週は逆に大きくリードを取る展開。最終日の日曜デイリーの放送効果で突き放し、勝負を決めた。

そして今週、累計は10.3万DLに到達し、自身初の10万越えヒットを成し遂げた。これで、『ソードアート・オンライン』のOPは8作中7作が10万DL越えのヒットとなった。SAOの誇る圧倒的な人気が、この記録につながったのは言うまでもないだろう。その最高の節目を、週間1位返り咲きという最高の形で花を添えた。

【今週のラブライブ!】Aqours、ドームツアー消滅でも7万枚へ到達!

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ドームツアーの中止。衝撃的な最悪の幕切れに、大きく影響を受けたCDがあった。ドームツアーのテーマソング「Fantastic Departure!」だ。代替プランこそ用意されると案内があったものの、チケットの応募は打ち切られ、チケットのために買うという選択肢は失われた。

だが、チケットが無効になり、瞬時に売り上げを落としてしまうこれまでの作品とは少し違う展開となった。なんと週末もデイリー順位はそこまで落ちず、週間では0.2万枚を売り上げたのだ。チケットがなくても、失意のAqoursのために何ができるか――それが、このCDを買うことだったのだ。今週の売上で累計7万枚に到達。大半がチケットの売上だったとしても、これが今のAqoursを支える力なのだ。

来週の注目新譜はAqours!

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そしてそんなAqoursが、当たらな戦いに身を投じる。2020/09/01付のシングルランキングで首位を狙うのは、Aqoursの「JIMO-AI Dash!」だ。今回も強力なライバルがぶつかり、週間1位の可能性は全く不透明だ。はたして、この戦いを制し週間1位となることはできるのだろうか。

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