LiSA、伝説となる。

2020/11/29付のデジタルシングルデイリーランキングが発表され、LiSAの「炎」が再びオリコンデイリー1位に返り咲いた。そして今日のデイリーで、史上初のオリコン年間1・2位独占が決まった。
前人未到の大快挙!LiSA年間ワンツー決定!
『今年の顔』となったLiSAが、再び新たな伝説を打ち立てた。土曜デイリーで「炎」が0.8万DL、0.2万枚を売り上げ、27日ぶりにオリコンデイリーダブル1位へと返り咲いた。『鬼滅の刃』の特典追加により客層が一気に増え、その流れで売り上げも激増することとなったのだ。
LiSA「炎」・50万DLへの軌跡
記録 | 日付 | 日数 |
---|---|---|
5万DL突破 | 2020/10/14 | 3日 |
10万DL突破 | 2020/10/17 | 6日 |
15万DL突破 | 2020/10/19 | 8日 |
20万DL突破 | 2020/10/21 | 10日 |
25万DL突破 | 2020/10/24 | 13日 |
30万DL突破 | 2020/10/28 | 17日 |
35万DL突破 | 2020/11/01 | 21日 |
40万DL突破 | 2020/11/03 | 23日 |
45万DL突破 | 2020/11/08 | 28日 |
50万DL突破 | 2020/11/14 | 34日 |
60万DL突破 | 2020/11/28 | 48日 |
昨日、アニソン史上最速の48日での60万DL突破を達成したLiSA。それに続く今日、これまで年間2位で食い下がっていたOfficial髭男dismの「I LOVE...」を抜き去り、ついに「炎」が年間2位に浮上。髭男はもうデイリーに姿がないため、この瞬間「紅蓮華」とともにLiSAのデジタルシングルオリコン年間1・2位の独占が決定した。
『上半期1位』ヒゲダンをわずか7週間で刺しきる!
LiSA 年間1・2位独占までの軌跡
| ||||||||
45週 | 46週 | 47週 | 48週 | 49週 | 50週 | 51週 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
紅蓮華 | 76万DL | 80万DL | 83万DL | 85万DL | 87万DL | 89万DL | 91.0万DL | |
炎 | 14万DL | 27万DL | 38万DL | 46万DL | 52万DL | 57万DL | 61.9万DL | |
髭男 | 61.3万DL(暫定) |
「炎」がいかに規格外のヒットであることは、年間2位に至るまでわずか7週間というスピード達成であることを見れば明らかだ。昨日まで年間2位だったOfficial髭男dismの「I LOVE...」は10月以降売り上げを伸ばせず、61万で停滞したことが大きかったとはいえ、オリコン上半期1位を獲得したヒット曲を41日で抜き去ったという事実は異次元すぎる推移である。もちろん、水面下で売り上げが若干伸びている可能性はあるのだが、年間確定まではあと2週間あるため、最終的には逆に大差をつける圧勝のワンツーフィニッシュとなることに変わりはない。
だが、その両者のはるか上に君臨しているのが「紅蓮華」だ。今週の週間ランキングでは年間90万DLに到達することが確実。アニソン歌手として初の年間1・2位独占を成し遂げたのだ。

同一歌手が年間ワンツーフィニッシュを果たすのは、去年の米津玄師に続いて2年連続となった。奇しくも、去年の米津玄師も、1位は前年のヒット曲である「Lemon」、2位はその年のヒット曲の「馬と鹿」と、なんと今回のLiSAと全く同じ状況での1・2位独占となっている。いつしかアニソン界の米津とも異名がついたLiSAは、正真正銘の米津玄師と同じ存在にまで上り詰めたのだ。
菅田悲願の合算1位へ!LiSAから逃げ切れるか?

LiSA vs 菅田 合算週間1位争い
| ||||||||
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 週 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
菅田 | 0.2万枚 | 1.1万枚 | 1.8万枚 | 2.2万枚 | 2.6万枚 | 3.1万枚 | 3.5万枚 | 3.8万枚 |
LiSA | 0.8万枚 | 1.1万枚 | 1.6万枚 | 2.0万枚 | 2.3万枚 | 2.9万枚 | 3.5万枚 | 3.7万枚 |
一方、こちらの戦いもいよいよ大詰めだ。配信ではLiSAに歯が立たない菅田将暉だが、CDの売り上げで現在わずかにリードを保っている。このままいけば、合算では菅田が週間1位となる可能性が高くなった。2週にわたって続いたLiSAに敗れた雪辱を果たす時が来そうだ。
だが、日曜日のLiSAの強さは別格であり、明日のLiSAのデイリー次第では追いつかれてしまう可能性もゼロではない。勝利のためには、明日の日曜デイリーもある程度粘ることが絶対条件だ。はたして合算1位をつかむのは、どちらになるだろうか。