究極の絶対女王!

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2020年度の年間アニソンシングルランキングが発表され、LiSAが2年連続で年間1位の座に輝いた。CDシングル、デジタルシングルでも圧倒的な年間1位を成し遂げたLiSAは、すべての部門で年間を制した。

LiSAに死角なし!すべての指標で年間完全優勝!



2020年度の年間アニソンシングルランキングが発表され、LiSAの「炎」が54.1万枚を売り上げ、2年連続の年間1位を達成した。さらに、昨年の年間1位だった「紅蓮華」も去年を上回る51.5万枚で年間2位にランクイン。CD・配信・合算の全てで、LiSAが年間1・2位を独占した。

「炎」VS「紅蓮華」、超僅差の接戦を制した要因は?!

2020年度合算シングルランキング内訳

タイトルCD配信合算
SG 23.2万枚 1位 71.0万DL 2位 54.1万枚 1位
SG 紅蓮華 13.4万枚 2位 94.2万DL 1位 51.5万枚 2位

CDでは「炎」が、配信では「紅蓮華」が年間1位となった今年のアニソンランキング。どちらも甲乙つけがたい売り上げとなっている両者のどちらが年間1位になるかが注目されたが、年間を制したのは「炎」だった。合算ではCDと配信が5:2の割合で合算されるため、CD売上が多かった「炎」の方が合算では有利になる形となったようだ。

一方惜しくも2年連続1位とならなかった「紅蓮華」は、10ヶ月のリードを生かしてデジタル要素で全て1位となった。ストリーミングも勘定されるオリコンでの合算では「紅蓮華」が1位となっており、いかにデジタル成分の割合が重要であったかを物語っている。

歴史的社会現象がけた違いの売り上げを生む!

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「オリコン年間1・2位独占」「興行収入300億円」「年間コミックTOP19独占」「再放送視聴率15%オーバー」――『鬼滅の刃』がもたらした社会現象は、もはやすべてが規格外のものが並んだ。1年前の時点でも相当な社会現象となっていたのだが、もはや国民的社会現象と言っていいものとなっている。深夜アニメとして放送されていたものがここまでの社会現象となるのは、まさに史上初だろう。

皮肉にも今年世界を破壊しつくしたコロナショックが鬼滅の追い風となった。緊急事態宣言により家にこもらざるを得なくなった人々は、暇な時間を埋めるための手段としてアニメを見たりや漫画を読み、そこで『鬼滅の刃』に次々と触れたのだ。現在はストリーミングや電子書籍でいつでも楽しめる時代となった。それがここまでの社会現象へとつながっていったのだ。

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そしてその流れは、自粛が解除されても衰えることはなかった。カラオケでは「紅蓮華」が上位に入り続け、もはや人々の生活の一部に『鬼滅』が1ピースとなっていたのだ。そしてそれは音楽シーンにも反映され、それがこの驚異的な大ヒットへとの繋がったのだ。

止まらない鬼滅旋風、3年連続1位の可能性も!

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そしてその勢いは、まだまだ終わる気配を見せない。今後も紅白歌合戦への2年連続出場など、盛り上がる要素は盛りだくさんなのだ。原作最後までのアニメ化の期待も高まる中、来年以降も続いていくことは間違いない。

早くも3年連続年間1位への期待も高まるLiSA。今のLiSAの勢いなら、それも決して夢ではないだろう。『鬼滅ブーム』はいつまで続くのか。それが終わらない限り、LiSAが安泰なのは間違いないだろう。

【キャラクター部門】Aqoursが合算でも年間2連覇!

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キャラクター部門では、Aqoursの「Fantastic Departure!」が7.3万枚を売り上げ、2年連続の年間1位の座に輝いた。Aqoursにとっては前年の売上から2/3ほどまで減り、さらにチケットCDのため配信ではあまり伸びなかったが、今年は配信でヒットした他のキャラ名義が皆無だったためそのまま逃げ切った形となった。

一方で売り上げは10万枚に届かず、2014年から5年連続で続いていたキャラ名義年間1位の10万越えは途切れることになった。コロナショックで最もダメージを受けたのはキャラ名義であり、アルバムも含めて今年の10万越えは一つもなく、すべて最大7万にとどまっている。来年10万を超えるためには、コロナショックを克服することが絶対条件といえるだろう。

【声優部門】まさかの1週で年間1位?!坂本真綾が年間制す!

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声優部門では、坂本真綾の「独白/躍動」が4.4万枚を売り上げで年間1位を獲得。絶対王者の水樹奈々はCDで年間王者を守ったもの、配信では振るわず坂本がが逆転。自身初の声優部門制覇となった。驚くべきなのはこのCDの発売日が12月9日であること。これは2020年度の年間最終週であり、なんとわずか1週間で年間1位を獲得してしまったことになるのだ。

もちろんこれには理由がある。両A面の2曲目である「躍動」は8月に配信限定シングルとしてリリースされていたのだ。改めてCDに収録されることが決定し、その配信売り上げも合算され、CD発売時点で既に2万の累計があったのだ。そこに最終週の初動売上が加わり、この成績となったのである。今や声優も、CDよりも配信の方が重要となっていることを示す結果となった。

2020年度アニソン年間CDシングルTOP10一覧!

タイトル アーティスト 年間売上
1 LiSA 54.1万枚
2 紅蓮華 LiSA 51.5万枚
3 アカシア/Gravity BUMP OF CHICKEN 18.5万枚
4 Birthday/君と重ねたモノローグ Mr.Children 12.4万枚
5 ANIMA ReoNa 10.1万枚
6 菅田将暉 9.8万枚
7 春はゆく/marie Aimer 9.5万枚
8 竈門炭治郎のうた 椎名豪×中川奈美 8.6万枚
9 Fantastic Departure! Aqours 7.3万枚
10 ハルノヒ あいみょん 6.8万枚


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