どう言われようとも、1位は1位!

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本日朝、オリコン週間速報が発表され、Poppin'Partyの「Photograph」がオリコン週間1位を獲得したと報じられた。ポピパは去年もオリコン1位を成し遂げており、初の2年連続制覇となった。

バンドリ歓喜!ポピパ、2年連続オリコン週間1位獲得!



2021/01/18付のオリコン週間アルバムランキングが発表され、Poppin'Partyの「Photograph」が1.0万枚を売り上げて週間1位を獲得した。昨年「イニシャル/夢を撃ち抜く瞬間に!」で大歓喜のオリコン1位を掴んでちょうど1年。再びポピパがオリコンの頂点に立ったのだ。

2年連続1位は放課後ティータイム以来の快挙!

HTT

50年を超えるオリコンの歴史において、複数回オリコン1位を獲得したキャラ名義はごくわずかしかいない。それもそのはず、これまではアルバムランキングで2作連続オリコン週間1位を達成した『放課後ティータイム』しかいなかったからだ。放課後ティータイムが『放課後ティータイム』『放課後ティータイムII』で2作連続1位を達成して以来、実に10年ぶりの大快挙となった。

さらにシングルだけに限定すれば、過去一度も2作以上首位を取ったキャラ名義シングルは存在しない。ポピパが歴史上初のシングルにおけるアニソン初の2作連続オリコン1位を成し遂げたのだ。

穴場『1月』で3年連続オリコン制覇のキャラ名義が誕生!

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ジャニーズやAKBと言った強豪がひしめくシングルランキングで、キャラ名義がオリコン1位を狙うには1月に出すのが最適解かもしれない。それもそのはず、2019年に初のオリコン1位を獲得したAqoursの「僕らの走ってきた道は…/Next SPARKLING!!」から、なんと3年連続でキャラ名義のオリコン1位が『1月』から誕生しているのだ。

年はじめはまだ多くのレコード会社が年末年始の雰囲気が強く、さらにまだ冬ドラマも始まらラない時期に重なるため、驚くと言っていいほど大物のリリースがない隙間の週が存在するのだ。10年前まではこの隙間週を狙い、それまでオリコン1位を獲得していなかったゴールデンボンバー、仮面女子が初の1位を獲得するなど、その作戦は非常に有効なのだ。

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それはアニソンでも同じことである。昨年それを狙って初のオリコン1位を成し遂げたポピパも例外ではなかった。もちろん運よく2年連続でここまでの隙間週になることは限らないのだが、今年もそうなうだろうと信じてリリースしたその賭けは見事に成功したといえるだろう。

デイリーでは大苦戦も、運に恵まれた1位!

Poppin'Partyのデイリー推移予測・前作比較

イニシャル 1.1万枚 1.9万枚 2.2万枚 2.4万枚 2.7万枚 2.9万枚 3.3万枚
Photo 0.5万枚 0.7万枚 0.8万枚 0.9万枚 1.0万枚 1.0万枚 1.0万枚


だが、今回の週間1位獲得は手放しで喜べるものではない。オリコン1位こそとったが、その枚数は前作からなんと3分の1まで激減してしまっているのだ。デイリーの推移も決していいわけではなく、デイリー終盤はオリコンデイリーTOP3に入れない日もあり、その初動はなんと、前作の初日枚数にも届かなかった。

この売り上げ低下の理由は様々なことが考えらえるが、最大の理由はコロナショックだろう。現在緊急事態宣言が発動されており、とてもライブができるような雰囲気ではない。そのことがこれまであったチケット目当ての大量購入を鈍らせたのは言うまでもないだろう。一説には、チケット応募券による複数購入効果は通常の3倍に及ぶとされる。売り上げが3分の1になったため、奇しくもそれを裏付けてることとなったのだ。

bandri winner

正直隙間週であっても、この売り上げでは1位を獲得できる確率はかなり低くなる。それでも首位を取れた理由は、それ以上にポピパが思わぬ幸運に恵まれていたことにあったのだ。運も実力のうちという言葉がある。今回の1位はまさにその言葉通りな結果となった。

ライバルがまさかの設定ミスで勝負あり

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それを証明するように、まさかの出来事が今週発生していたのだ。なんと本来ポピパ最大のライバルになるはずだったsumikaのシングル「本音/Late Show」が、なんとアルバムランキングに集計されてしまったのだ。オリコンには『シングルは4曲まで』というルールが存在するが、特典CDは例外的に曲数にカウントしないことになっていた。そのため、普通であればそのままシングルランキングに登場するはずである。

だがsumikaサイドは誤って、初回盤のみに付属する特典CDを、このルールに影響しない特典CDとして申請するのを忘れてしまっていたのだ。それにより特典CDはディスク2として扱われ、曲数が結果的に4曲を超えて、ルールに従いアルバム扱いになってしまったのだ。これによりポピパのライバルが消滅し、決して良くないボロボロの推移でも楽々オリコン1位となったのだ。

oricon

一方、アルバムランキングでsumikaの売り上げは初日だけで0.6万枚を超えているため、もしこのミスがなくそのままシングルランキングに登場していた場合、sumikaが週間1位になっていた可能性が高い。今回のポピパがいかに豪運に恵まれていたかは間違いないだろう。

ファンからも喜びの声多数!





このように、朝からバンドリファンによる喜びの声が相次いだ。応援してきたファンにとって、最高の朝となったのは言うまでもないだろう。オリコン週間1位獲得、おめでとうございます!

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